東京殺人鬼プレイ中 文章についての言及
後藤羽矢子です。
とりあえず天道さんルートはCGは全回収しました。
フローチャート見るとまだたどり着いてない部分があるけど、たぶんどーでもいいBADでしょう。
いまは椿くん攻略中だけど…難しくない?すぐに三貴子がしゃしゃってきやがって…!
お前はなんなんだよ!腐女子の依り代か?!
それはともかく…作品は楽しめてはいるのですが、ちょっと気になることがありまして…。
ちょっとネガティブ要素も含むので以下おりたたみー。
天道さんルートに入ってしばらくプレイしていて
これ…御雄さんの文章じゃね?と疑念が湧きました。
果たしてENDロールみたら「シナリオ中条ローザ 御雄幸路」と表記されていて、あーやっぱりかあ…。
会話劇にかなり御雄さん節が効いていたのもありますが、じつはローザさんの文章と御雄さんの文章の簡単な見分け方があるのです。
それは漢字の入れ方です。
たとえば「そのくらい」を御雄さんは「その位」と書くのです。ローザさんは「そのくらい」と書きます。
これはわりと初歩的な文章テクニックで「漢字をひらく」と言います。
「その様に」を「そのように」「それ程に」を「それほどに」「その事を」を「そのことを」のように、あえて漢字をひらがなにすることで文章をなめらか、かつ読みやすいようにするのです。
もちろんそれが絶対すべきことってわけではないんですが。
「ひとり」という単語ひとつとっても「ひとり」「1人」「一人」「独り」と時と場合によって表記は変えたりするものですから。
しかし御雄さんの文章はけっこう漢字がひらいてないので、読んでいると違いがわかってくるのです。
御雄さんはキャラ設定や世界観やプロットなどは本当に面白いし、ライターとしても不足はないと思うのですが、私はローザさんが好きすぎるせいで、若干のがっかり感は否めません。
そして文章の良し悪しというものについて改めて考えました。
下手な文章というのはすぐにわかるものですが、普通の文章、そこから先の上手い文章の違いとは何か。
美辞麗句を連ねるなどではなく、私にとっては「水のような酒」な文章です。
引き比べてしまって申し訳ないんですけど、御雄さんの一文。
「黒鳥が椅子に座った。
天道も座ると、おもむろに右上の机のひきだしを探って──取り出したのは名刺だった」
文章がダルい!!!!
「右上の」なんて書く必要ないじゃないですか。こんなの「天道は机のひきだしから名刺を取り出した」でいいと思いますよ。
こういう箇所がけっこう多いんで、文章の読み心地が重たいんです。
もちろん重たくするところはきっちり重たくするべきだし、思いっきり「ここキメどころです!」と文章を着飾らせてもいいと思います。
けどササッと流すべきところは、できるだけ読み心地を軽くすることは大事です。
そんなわけで「水のように軽く、だけどあとからふわっと芳香が残る」そんな酒のような文章が私にとって上手い文章なのです。
やっぱり私はBLゲーはテキストを一番重視してるよなあ…と当たり前のことを改めて感じます。
ネガティブなことを連ねてしまいましたが、ゲームそのものは楽しめていますし、由弦くんもカワエエ!と思っています。
早く真相にたどり着いてこの世界の全貌を見たいです。
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