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2021年8月29日 (日)

ディストピアの王 菟針李京ルート感想ネタバレ

後藤羽矢子です。

やっと李京ルートの感想です。発売から二か月近くかかってしまってすいません…。

正直どう書いていいものか…と悩んだりしまして。今回はいつものようにストーリー追いながら書くというスタイルじゃなく、思うままに書き散らかす感じで行きたいと思います。

というか…まあ…正直李京は無理だわ…みたいな。だいたいいつもBLゲーやれば最推しは存在するけど攻略キャラ全員好き!という箱推し状態になるんですが、ここまで無理…と思うのはコイビト遊戯の櫻井と神学校のオーガスト以来です。

って…全部ピルスラやないかい!!!

さすがピルスラ…トラウマメーカーは伊達じゃない。

でも!オーガストは攻略キャラとしては無理でしたが、ルートのシナリオは最高でした。同じく李京ルートも真相だけあってシナリオはすごかった…。ただもう本当に李京は私のBLゲーム歴を以てして最凶最悪のサイコパスでした。私もピルスラにおいては一見温和で人当たり良さそうなヤツほどヤバいってことぐらい履修済だったので、絶対裏があるとは思ってたんですが、ここまでとは…。

絶対心折れない鋼メンタルの桐久と、絶対心折れさす最凶サイコパスの李京とのガチンコ対決…。

ほこたてかよ!!!

そんな感じのルートでした…。

以下おりたたみー。

李京ルートは水明と同じく「電話に出ない」を選べば突入します。
突入するやいなや、桐久に薬を盛り、監禁部屋に拘束するというスピーディな展開にびびる。

何故こんなことを…?と桐久が問うと、桐久にある場所でギターを演奏してほしいという李京。
訝しんでいるところへ、部屋に入ってくる土岐と小町くん。
そして桐久はふと土岐のポケットから、母親手作りストラップが血まみれになって覗かれてるのを見てしまい…?
震える声で両親の安否を問うとあっさり「殺した」という李京。
状況が理解できない桐久にわざわざ録音した両親の「最期の声」を聴かせたり悪趣味が暴走します。

水明ルートでも両親は死亡してましたが、そこではそれなりに綺麗な状態だったはず。
しかしこのルートでは「拷問してたらうっかり死んじゃった☆」とのことで、目をくり抜かれたり歯を引っこ抜かれたりしていたモヨウ。
水明ルートでも、殺したのは李京か土岐だと思うけど、この差はどこから来てるんだろう…。そもそも半左と庵士ルートの助かった道筋はどういう経緯で切り抜けたんだろう…。

それはともかくあっけらかんと両親殺したことを明かす李京のサイコパスぶりに、さすがの桐久も怒りを暴発させます。
そこから先は暴虐のエレクトリカルパレード!!
「協力してくれないか?」とお伺いたてつつ桐久に何度も蹴りを入れ、さらには肩の関節をはずし「少し肩に触れただけで激痛が走る」状態で桐久を犯し、気絶した桐久を霊安室に移動させ、両親の生首を見せ、水責めをしながらバックから犯す…。
ここまでする?ここまでする~~~?!!!
とクリックしながら素で叫んでしまった私です。
またこの痛みと苦しみの描写が懇切丁寧で…。特に水責めされてる桐久の、苦しさのあまりに脳がバグを起こし気持ちよくなっていくところのぶっ壊れた感じがすごい!!休養沢さんは本当に暴力描写の筆致が冴えわたりすぎてる…。

しかしここまでされても、なお従う意志を見せない桐久に、さすがの李京もやり方を変えようと「協力してくれたらご褒美をあげる」などと言い出す。「ご両親を生き返らせること以外に何かないかい」と問う李京に「お前の命」と答える桐久。そしてそれを快諾かる李京。
「自分の目的が果たせたら殺してもいいよ」と李京は言い、桐久は彼のあまりの規格外ぶりに戸惑います。桐久くんを戸惑わせることができるのは真正サイコパスの李京だけ!!

そして李京は桐久を車に乗せ「この世で一番大きくて尊いもの」を桐久に見せに行く。
そこはフェンスに仕切られた海岸。フェンス向こうの海はじつはホロで、この世界はドームで囲われた箱庭だったのでした。
あーーーー!そんな気はしてたけどーーーーー!!!
遠い昔戦争があって、世界中がズタボロになった末の休戦。日本はわずかに残った国土をドームで囲い、ユグドラシルの洗脳のもと国民に安寧を与えていたのでした。

李京はこの世界を正したいとか欺瞞を暴きたいとかではなく、ただ「本当の世界が見てみたい」という好奇心のみに突き動かされている。
出たよ~~~!サイコパスの行動原理!!でも私、こういう好奇心が動機の人が一番共感できるんだよな…。

桐久も衝撃受けつつ「本当の世界」にわずかばかり心を動かされ、建前として「李京を殺すために」協力する約束をとりつける。

ところで~……。
庵士ルート半左ルートでは「ちょっと口は悪いけど根はいいヤンキー兄ちゃん」に見えた小町くんですが。
正直李京ルートではめちゃくちゃムカついた…!李京よりムカついたかもしれない。李京に比べ半端に普通で半端にモラルがあるぶん卑小さが目立つというか…。
計画に協力すると言った桐久に「マジかよ…親殺されてんのに」と言ったり、親を殺した件について「自分は見てただけだから」としょうもない保身に走ったり、BADで約束を破った桐久に対して自分たちのしたことを棚にあげて不義理を責めたり。
この身勝手さが人としては非常にリアルで、そのリアルさゆえにムカつき度が激しかった…。

正直、小町くんが額を撃たれて死んでるの見たときは「ざまぁ」としか思わなかったね。そんな彼にわずかばかり胸を痛めてる桐久は聖人か…?

とにかく桐久の演奏でユグドラシルのロックが解除され、水明ルートにも出てきた主任がいろいろ解析をし…。
そこへ機動隊を引き連れ、桐久を助けに乗り込む水明くん!!
水明くんかっこいーーーー!!スパダリーーーーー!!と思ったのもつかの間、速攻で土岐にナイフ突きつけられて人質にされてて吹いた!

そしてとうとうドームが取り払われ(一時的に)むき出しになった本当の世界。そこは嵐吹きすさぶ荒廃した土地。しかしそこで生きている人の存在を確信した李京は「行ってみたい」と目を輝かせ、桐久もまたその先を世界への好奇心を抑えられず、もう帰れないことを覚悟で、本当の世界へ向かうのでした…。
そこでENDロールになり「だっ…大丈夫か~~~?!!」と橋姫花澤ルートのような不安に見舞われたのですが、ENDロールの後にその後があり、そこに住んでる人たちの集落で元気でやっているモヨウ。
しかし文明レベルが若干ちぐはぐしてるような…。狩りとかして自給自足みたいな生活なのに、車乗ってたり…資源枯渇してるんちゃうか。

そういうツッコミどころも多少ありますが、こんな生活にも順応している桐久の逞しさよ…。
李京のことは許してはないものの、一緒のベッドで寝るほどにはあったまっています。
物心ついたときから、戸籍も名前も何も持っておらず、リアル垢のっとりみたいな人生を送ってきて「本当の自分」を忘れてしまった李京が、この世界で見せ始めた本当の顔。その顔をもっと見てみたいと思う桐久…もう愛とか恋なんて情からは100万光年ぐらい離れてますが、まあやっと李京に対してプラスの感情が芽生えていたのでした。

まあさすがにあれだけのことした人間を愛すのは無理だな…。BADも本気で酷かったし…。HUNTER×HUNTERのポックルかよ。他のルートのBADはスチルがあるけど、このルートだけ無い。でも無くてよかった…。無くても深刻なダメージ負ったのに、あったらPTSDになりそう。

そんなわけで、もうけっこうな数のBLゲームやってきて、凶悪ずれしていた私に新たなトラウマを植え付けてくるピルスラの底力を感じました。

次回はやっと総評です。

 

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