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2021年7月 3日 (土)

ディストピアの王 群沙木庵士ルート 感想ネタバレ

後藤羽矢子です。

ディストピアの王感想に入ります。

ピルスラといえばゲーム内のシステムはこれ以上ないくらい快適なのに、ゲーム周りのシステムが全然快適じゃないことで有名ですが、今回のインストールはなんとDMMのアカウントと連携させるという謎システム。
私は幸いすでにDMMにも登録してたし、ソフト電池ランタイムもインストールしてあったので、滞りなくインストールできましたが、けっこうてこずっている人も多かったみたいです。でもこれでやっっっっっっっっとディスクレスでプレイできるようになったのでよかったです。
本当にディスクレスでプレイできないのストレスだったから…。

それはともかく感想です。

前情報は近未来の東京を舞台にしたバンドもの……?というぐらいしかなかったので、けっこうまっさらな気分でスタート!

時は近未来、ところはトウキョウ。この場所は富裕層が住むA地区と、それをドーナツ状に取り囲む貧民層が住むZ地区とに分けられていた。
主人公印我桐久くんはA地区の住人ながら、美容院で髪を銀髪に染めてからZ地区への家出を目論んでいた。
ふたつの世界を仕切る高いフェンス(高圧電流稼働中)、フェンスの向こうには幼馴染の鍬形半左くん。
ふたりは幼い頃たまたまフェンス越しに出会い、フェンス越しに喧嘩をし、そしてフェンス越しに友情を深めてきた。
そして半左くんは桐久の家出をサポートするために改造ポゴスティックを作成。
無事その馬力で跳躍した桐久くんはフェンスを飛び越えることができたのでした。

こんなわずかなシーンだけでも桐久くんのヤバさがひしひしと伝わってくる…。

そう。桐久くんは変なヤツなのです。
こんなクセの強いBLゲーの主人公初めて見た…。
いやトワも相当クセ強いけど桐久はまた別ベクトルというか…。

桐久くんは大昔のカリスマロックスター、メレに心酔してギターに傾倒。音楽プロダクションのオーディションに自作自演奏のデモテープを送るも落選通知とともに送り返される。初めての挫折を味わった桐久くんはロックスターになるには、底辺から苦労を味わってのし上がらないとダメなんだと家出&都落ちを決意したとのこと。
実際底辺にいる半左くんからすれば「なんやそら!」ってなりそうなもんですが、桐久くんの人となりをよく知ってる彼は「なるほどね~」と大人の対応。あまつさえ、まったくノープランな桐久くんに「だったらうちのバンド入らないか」とお誘い。
うちのバンドは趣味のものだし、プロになりたいお前とはスタンスが違うけど、音楽仲間と接することでいろいろ得るものもあるんじゃないかと言う半左くんに、渡りに船だとバンド入りを決意する桐久くん。

桐久くんはド級の自信家で自分に対する賛美をしょっちゅうダダ漏らせてますが、人に対しての言葉も惜しまない人で半左に対しても
「お前という親友を持てて、俺は本当に、非常に最高に幸せ者だとしみじみ思うよ」
「感謝で胸がはち切れそうだよ。手を握らせてほしい」と言い募ります。
桐久くんのこういうところ、好ましいなと思いました。

ところでこのバンドですが。
イケメンな半左くんのやってるバンドとなれば他のメンバーもサブキャラ人気の出そうなプチイケメンで揃えていそうなイメージがありますが、ホンゴウさん声のやや額が広いオジサンとネトルさん声のナードみのある青年。
この感じ……リアル~~~!!!
うちの妹も長らく趣味のバンドをやっていますが、本当に年齢も傾向もバラバラだったりするんですよね。特に趣味だとそうなりやすいのかも。
ニコニコと歓迎ムードのオジサン──九銛さんに対し、青年──雨鯉くんは、桐久の実力を早く見せてくれとぼそぼそと呟く。
そしていよいよ桐久のギターボーカルが火を吹くわけですが……。
このシーン……めちゃくちゃ笑った~~~!!!
いやもう、ちょっと嫌な予感はしてたんですよね…。
本人自信たっぷりで、周りも期待してるみたいな状況で、本当に上手かったら創作として流れが悪いな…ってやつ。
案の定、桐久くんのギターはど下手で、舌を出したり歯ギターしたりの陶酔パフォーマンスが浮きまくってる状態。
他のメンバーはもちろん、半左くんすら桐久の実力を知らなかったようで冷水を浴びせられたような反応。
自信マンマンで演奏をやり遂げた桐久くんに、雨鯉くんは「ど下手くそ」と直球の感想。

ここで逆ギレしたりせずに、その言葉を真摯に受け止め内省する桐久くん…。桐久くんが自信家の俺様でもいい子だなと思えるのは、こういうところなんですよね。

その後知り合いのバンドがライブをやるということで、親睦会も兼ねてライブハウスへ。
そこに出てきたのは、メジャーデビューの噂もあるという超人気バンド、コルチカム。
ボーカルの群沙木庵士くんの圧倒的な熱量に惹きつけられる桐久くん。

……ここが正直、庵士くんの一番かっこいいところだった…。
いや、その先の庵士くんがかっこよくないというわけじゃないんですけど!!
庵士くん、キレ散らかし系受難枠だった…(どういう枠だ)

ライブのあとの楽屋で桐久と庵士はバッティング。
何か桐久を知っていそうな素振りを見せる庵士ですが、桐久の「?」な反応を見るや一転、喧嘩腰になる。
ぽかんとなりつつも怒るでもなく相手の情緒を心配してあげる桐久くん、本当いい子だな…。

その後は何度も庵士くんとバッティングするイベントが発生し、そのたび繰り広げられる会話劇に爆笑。
庵士くんも充分にカリスマ性のある美形なのに、桐久くんパワーがすごすぎて、タラ~って汗流す人になっちゃってる…。

ところでこのお話。近未来を舞台にしたバンドサクセスストーリーかなと思っていたのですが。

水明くんの登場とともに、都市を司る巨大コンピューター「ユグドラシル」なるものが出てきて「あっ…これたぶん世界がどうとかレベルの話になるな」と察知しました。
ちなみに私がプレイしてるところを通りがかった家人が「ユグドラシルが…」の台詞を聞いて「なに?巨大コンピューター?」と言ったのでぶはっっってなりました。
やっぱりユグドラシルって言ったら巨大コンピューターだよね~~!!!

実際のところ、バンドサクセスストーリーはこの庵士くんのルートだけでした。
でも私は1ルートだけでもバンド話をがっりやってくれたのは嬉しかった。

BLゲーにわりとありがちなんだけど、最初に提示された目標や目的が話が進むにつれてうやむやになるの、苦手なんですよね…。
苦手というか創作としてのおさまりの悪さが気になるというか。
咎狗におけるイグラとか(これは移植版でやや解消されたけど)pigeonbloodのデスゲームとか。
最終的には当初の目的よりも、さらに大きな舞台に話がシフトする…となっても、最初の目的を完遂するルートがあると好感度たかまりますね。

それはともかく、李京さんの病院の厨房の仕事なども決まり、ようやく桐久くんのZ地区生活は軌道に乗り始めたのでした。

以下おりたたみー。以上に長い前置きになった…。

 

前述したとおりその後は庵士くんとスタジオや楽器屋でバッティングし、そのたびに喧嘩が勃発。
というか庵士くんひとりがキレ散らかしていて、桐久くんは柳に風のようにあしらうといった形。
「超理論展開してんじゃねえよ。お前、頭おかしいって言われないか
「確かこの間も誰かに言われたが、多少狂ってるぐらいがちょうどいいよ。バンドマンは」
と言った具合で本当にこの会話劇には笑いが止まらない。
ここまで煽り耐性の強い主人公、ほんと珍しい。

そんなある日、スタジオの店長が厚意でバンド同士の親睦会を開いてくれ、そこにはコルチカムも参加していた。
庵士との言い合いや、他のバンドとの情報交換など有意義な時間を過ごした桐久は機材置き場の片隅にピアノがあるのを発見する。
かつてピアノを習っていた桐久は懐かしさから、ピアノを弾き始め…。
興が乗り、即興で曲を作り、夢中で鍵盤を叩き…気がつけば周りは桐久の超絶技巧に騒然。
桐久くんはギターはど下手くそでも、ピアノの腕と作曲力は天才級だったのでした。
「お前本当に天才だったんだな!正直ビッグマウスだと思ってたぞ!」という半左くんの台詞。
実際プレイヤーも桐久くんが「ピアノを極めた」と言ってるのを聞いてるだけなわけで、完全に半左くんの心情とシンクロ。
この流れは痛快で気持ちよかったーー!

その後、父親から「今日一日この部屋を出ろ」という謎の電話。
訝しむも、父親の真剣な口調から了承する桐久くん。
とりあえずスタジオに行くと庵士くんとバッティング。そのまま「一晩泊めてくれ」と距離なし発言。
しかし「勝手にしろ」と部屋に招いてくれる庵士くん。
またそこでも爆笑のやりとりを経て、突然庵士くんは「お前、うちのバンドに入る気はないか」と突然のスカウト。
コルチカムが天下をとるためには、桐久くんのピアノと作曲力が必要だと。
栄光は自分で掴まないと意味がないと桐久くんはお断りを入れるも庵士は諦める気がないご様子。

その一週間後、話し合いをするという名目で再び庵士宅に呼ばれる桐久くん。そこで酒に一服盛られてしまうのでした…。
って…もうこのシーンめちゃくちゃ大好き!!!
このへんの台詞、ほぼボイコレに入れてしまった。
身体のほてりと突然の勃起を感知した桐久くんは「つかぬことを聞くが。お前、一服盛ってないか」と尋ねる。
こんなこと聞くBLゲーの主人公いる?
そして庵士くんもしれっと「盛った」
庵士くんは桐久くんを性的に篭絡して引き込もうとしたのですが、桐久くんのほうは庵士くんに挿れる気マンマンになっており「えっ?」
そこからの不毛なやりとりがめっちゃツボに入ってずーっと笑いっぱなしだった私…。
そっちの都合で勝手に勃たせておいて、そのくせ穴の用意はできてませんなんて通らないだろ?
これ名セリフすぎん?
さらには「挿れさせる気がないのなら勃起する薬ではなく、ケツが濡れる薬を盛るべきだった。違うか?」と言い放ち
「そんな薬は存在しねえんだよ……!」
と庵士くんに叫ばせてしまう。こんなわけのわからない魂の叫びもそうそうない。
その後はお互いに伸ばす手をはたき合うマウント合戦が繰り広げられ、しかし薬で頭が眩んだ桐久くんは、とうとうソファにうつ伏せに押し倒されてしまう。そうなってもまだ「穴をよこせ…穴」と言ってる桐久くんの雄みがすごい。
結局そこではチンコの擦りつけ合いで終わり、挿入には至らず。

その後、桐久くんの身を案じた半左くんが部屋を訪れるわけですが。
このあたりの庵士くんと半左くんのバチバチが美味しい。このあたりまで来れば鈍い人でも半左くんが「物語が始まる前から好きだった」枠の人だと気づきます。
庵士ルートも半左ルートもどっちもふんわりと三角関係の香りがして楽しい…。

その後、ライブ活動を地道に続ける定時退社に、なんと突然のスカウト!
じつはその前に定時退社にオーディエンスを送ってたオッサンがいたのですが、その人がコルチカムも担当している音楽プロデューサーだったのです。コルチカムほど宣伝にお金かけられないし、コミックバンドとして活動してほしいとのことですが、桐久くんはもちろんノリノリ。
かくて定時退社もメジャーデビュー!最初はイロモノ枠でしたが、桐久くんの作る曲の確かな音楽性にだんだんと人気があがっていく…。
対してコルチカムは人気が伸び悩み、じょじょに下り坂へ…。

そんなある時、定時退社の担当とは別のプロデューサー、チャラい業界人をまんま体現したような男、瑞雪に声をかけられる。
接待という名目で、桐久ひとりが連れてこられた場所は……事務所の売れない子たちが枕営業をさせられている乱パ部屋だった。
そこで桐久は、いまの音楽業界は商売として立ちいかなくなっていて、お偉いさんたちの出資によりなんとか生き永らえている状態と瑞雪に効かされる。なのでお偉いさんたちはその見返りに、夢見る若人を玩具にすることを求めているのだとも。

そして桐久はその部屋に庵士が裸でいるのを目撃してしまう。
えっ…受け…?と思ったものの、庵士くんはツッコむ専門だそうです。ホッ…でも別に庵士くんが掘られててもいいのに…いや…。
ふたりきりで話をするために入った個室。庵士くんはどん底状態のコルチカムを再び浮上させるために、ここにいる連中を踏み台にすると言う。そして「俺の踏み台になってくれ」と庵士。
その言葉に庵士の純粋と繊細を感じ、桐久は絆される。
このときの桐久の気持ちがすごく優しい…。心のなかで語りかけるときの「なあ庵士よ」と言うのが、年よりじみてるんだけど可愛い…。
そんなわけで庵士くんの枕営業が始まってしまうのですが、フェラする時の勇気を出して「はーー…はむっ」って感じがリアル…。
ディープスロートで桐久くんを射精に導き、この期に及んでまだポジションで揉めたりしましたが、とうとう桐久くんが挿入されることに。
入れるぞ。異常者」って庵士くん…それ挿入のときに言う台詞?
前立腺責められてアンアン言わされてしまった桐久くんですが、転んでもただでは起きない男。絶頂の直前で妙案が浮かんでしまう。
それは定時退社とコルチカムが共闘──つまりコラボで活動するということ。
しかし事務所はその計画にGOを出してくれない。
悩んだ末に桐久くんが出した次のアイディア。
それは定時退社とコルチカム、一緒に事務所を辞め、新しい音楽事務所を作ることだった。

そしてじつは庵士くんは桐久が子供の頃に通ってたピアノ教室の同級生だということが判明したり、庵士くんがずっと桐久に対して尊敬と崇拝のような気持ちょ抱いていたことなどが明かされる。
桐久くんは子供の頃からずっと自信家俺様ですが、子供の頃の庵士くんはおっとりと気弱っぽい少年。
実際そういう部分も道中チラチラと見えていたので、やっと腑に落ちたーーーーー!!!という感じになりました。

最萌え決定!!!

すいません……弱いところのある美人攻めがツボなので……。

そして想いを分かち合うエッチなどして、ふたりの関係も、バンドもリスタートをするのでした。

ところで定時退社とコルチカムが一堂に会し、これまでの経緯と今後の計画を話したとき、桐久が庵士とデキてるのもふわっとバレてしまったわけですが、このときの男泣きしながら酒を食らう半左が可愛くて可哀想!!私は庵士ルートを最初にやったからコミカルに流せたけど、半左ルートを先にやってたらかなり可哀想に感じるかも…。実際半左ルートやったら「お前…そんなに桐久のこと好きだったんか…」ってなったし。

そんなわけで数年後、苦労もしたけど新たな第一歩を踏み出そうとする桐久と庵士。バンドサクセスストーリーとして過不足なく満足できたシナリオでした!桐久バワーが一番全開だし本当に楽しかった…。

次回は半左ルートです。

ところでキャラの名前、なんか元ネタあるのかな…?
サブキャラが一部除き、天気が元ネタなのはわかるんですけど、九銛(曇り)雨鯉(雨ごい)晴摩(晴れ間)古佐目(小雨)芙吹(吹雪)瑞雪(玉雪)
メインキャラのほうがよくわからん…。これが元ネタですよ~ってわかる方がいらしたら教えてください…。

 

 

 

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