後藤羽矢子です。
先行発売から一か月とちょっと経ちました。
やっと総評です。
色々濃くて咀嚼しきれてない部分も多くて何回もリプレイして反芻しておりました。
とにかく…まあ…私から言えることは
傑作なんでBLゲームを嗜む人はやってくれ!
いままでのキラルゲーのすべての要素をぶちこみ溶かし磨きあげたような、キラルゲーの結晶というべきゲームです。
私は以前ツイッターでこんなつぶやきをしましたが

まさにスロダメは同じものと違うものを同時に存分に味わわせてくれました…。
そしてめちゃくちゃに贅沢なゲームだった…。
正直、ビジュアルが出始めた頃から、こんなトガってクセの強そうなゲーム、絶対短編だろう…と思っていました。
前作のドラマダがポップなメジャー路線だったので、次はそういう小品を挟むのだろう…と思い込んでいました。
その後コメントなどで長編だという情報は得ていましたが、サイトのあらすじがあまりにも茫洋としすぎてるのもあり、いまひとつピンときていませんでした。
しかし!蓋を開ければLamentoに匹敵するほどの長編でありつつ、飽きることもなくずっと読み続けていられる面白さ!
キラルのシナリオといえば活きはいいけど練りこみが甘いが定評でしたが、そういう部分がなくなって構成や伏線の張り方が上手い!
今回、物語をchapterで分ける構成にしたのは、すごくよかった。物語に区切りがついてるから飽きないし、共通の生稲から浅倉、桐島と分岐してタク、レイと分岐していくフラグ管理も新鮮で面白かった。
そして散らばった伏線が真相で収束していく気持ちよさと感動…。
あまりにもシナリオが一皮むけた感動に気が向きがちになりますが、ビジュアルと演出も最高によかった…。
今回も立ち絵にまばたきとリップシンクが加わったのすごいですが、それがいちいちチンピラモブにまであるので、どんな膨大な作業量やねんと思ってしまう。
というか今回モブのグラフィックの数が半端ない…。チンピラとヤクザのバリエーションが豊富すぎる…。こいつらの顔グラ全部集めたらチンピラカタログが作れそうです。
さらにメインキャラたちの表情差分、衣装差分の多さよ…。テキストでトワが鼻血だしたら本当に鼻血の表情差分が出てくるもんね…。
そして言うまでもなくスチルが、しみじみ…しみじみと眼福…。
捨てスチルがひとつもない…すべてがご褒美…。
あ、斑目ルートの感想で言及し忘れましたが、事後で斑目がケツだしてるスチル。あそこめちゃくちゃ上手くないですか?!背中から尻にかけてのラインが!攻めの尻をあそこまでセクシーに見せてるスチルを私は知らない…!
レイも若々しい尻を出してたし、藤枝もやや隠れ気味のアングルだけど尻が見えてたし、スロダメは攻めの尻を堪能できるいいゲーム…。
というかタクが半ずらしでやってたのが逆に往生際悪い…!と思ってしまった。お前も尻をだせ!
システムはあいかわらずオシャレ優先のキラル仕様ですが、使いづらいというほどではないのでヨシ。セーブスロットも潤沢だし、セーブとロードが一緒の画面になってるのもいい。マウスオーバーでテキストも表示されるからどのシーンかもすぐにわかるし。
スイプーのVita版みたいにバックログからシーンに飛べる機能があれば最高だったけど、まあ贅沢は言うまい。
キャストのほうも大変によろしく。
柊三太さんの受け聴くの初めてだったけど、喘ぎの幅が広くて「痛みのみで感じている喘ぎ」と「愛と快楽を感じている喘ぎ」でちゃんと違いがわかるのがすごい…。
タクの声の胸肩腎さんは紅天FDの鷹比佐以来ですが、鷹比佐がカタブツの青二才って感じの声だったので、こんな渋い声が出るんだなあ…と驚きました。あとやっぱり縞馬男爵さんが輝きすぎてる…。神学校のことを思い返そうとすると校長のキモ演技が浮かんできてしまうほどに、その熱演はすべてを塗りつぶしていくのですが、さすがに榊はそこまでではありません。しかし頼りがいがあって気のよさそうな次期組長…からのあのキチ演技はやっぱりすごかった…。
そんなわけで絶賛中の私ですが、重箱の隅を突くように短所をあげると、キャラデザがほんのり地味…かな?
マユや小太郎やエイジのキャラデザはパンチが効いてるのにメイン攻略キャラの地味さよ…。デザインというよりはカラーリングが地味…。
とはいえ、先日のホワイトデーイラストは全員イケ感が増してたし、今後の派生でさらなるイケみを期待します。
そう…派生…。もう派生に飢えてる!!
やっぱりこれFDあるよね~…。レイが自分のチンコ切り落とそうとしてエピとか、斑目とトワが初めてセックスしたエピとか、euphoriaの専属医師だったタクの苦悩とか、ホスト時代の藤枝とか語られていないものいっぱいじゃないですか!
これらを語ったFDください…マジで…お願いします…。
なのでもっとスロダメが売れるようにバリバリ布教していく所存です!!!
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