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2021年2月 9日 (火)

cool-B3月号感想ネタバレ ADELTA編

後藤羽矢子です。

今月のADELTAさんは夜十のSSあり、ウルCのカップルの思い出語りあり、橋姫のコミカライズの感想をキャラたちに聞くなどという地獄企画ありで充実しておりました。

夜十SS、タイトルの「溜息でネット」の元ネタがわからん…。と思ってたけど試しにぐぐったら南野洋子の「吐息でネット」であることがわかりました。というか吐息でネットも知らなかった…。ウルCのSSは今後も昭和ミュージックのタイトルを元ネタにしていく方向なのでしょうか。
これは私たちの昭和力が試されますな!!

お話は十郎の誕生日の幼少の思い出を、夜美の視点で語るものですが、夜美の一人称いいですよね…。丁寧で昔話のようで朗読で聴きたくなる…。
子供の十郎が子供(に擬態している)の夜美に誕生日のプレゼントを買ってきてもらうというお話ですが、まだ手負いの宇宙人である夜美さんは、地球人の声帯も構築できず喋ることもままならない…。しかしそれ見てると、夜美の分身であった十郎の母親は、最終的に子宮まで構築したんだからすごい…。いつも思うんだけどよく生殖できたな…。なんか夜美の本来の性行為の記述を見ると、雌雄同体の生物のように思える。もしかしたら夜美も産もうと思えば産めるのかなあ…。

それはともかく、まだ地球の価値観に慣れていない「子供」の夜美と十郎とのやりとりと、内面でのすれちがいっぷりが可愛くも怖い。
夜美が海老天にハマって地球を侵略できずにいるという衝撃の事実も判明。
ラブラブエイリアン」も地球の飯が美味すぎて侵略保留している宇宙人の話だけど、夜美はまさにラブラブエイリアン…!
そして二十年と少し経っての現在、イラストのふたりがすっかり「通じてる」感じになっているのがじつにエモい。実際はいろんな意味でお互いの一方通行なんだけど…。でも、本編では死にまくってた十郎の表情筋がどんどん柔らかくなっていくさまが素敵。この、完全に通じ合うみとは一生ないけど最適解を模索し合い寄り添っていくのが夜十の良さみ。

そしてウルCカップルによるシーン振り返り。
ここで明の周りに赤いのがチラチラしてるのがイカロスに変身しかけていることだと判明して衝撃。掘っても掘っても新事実が出てくるなあ…ウルC…。しかしこの質問…。橋姫のコミカライズ感想をキャラに聞く企画といい、完全にcool-B編集者の趣味やろ!!めっちゃ楽しんでやってるやろ!!いや私がcool-Bの編集だったら同じこと聞きたいだろうけど…。

橋姫のコミカライズ感想…。晴れ間探しの感想を川瀬に言わせるのって、完全にこのAAしか頭に浮かばないんですが
Photo_20210209111001

玉森くんの馬鹿さ加減に焦点を当てた感想だったのでホッとしました。ていうかまあ表立っては普通そう言うよな…。内心は地獄だろうし…。
ところで奇書の冒頭の感想では、水上と川瀬がふたりして玉森くんを美男子といってるのでちょっとびっくりしました。いちおう「黙ってれば」という条件付きではあったものの、川瀬?!お前どうした?と言いたくなりました。

しかし黙ってれば知的な美男子に見える玉森くんが、蓋を開ければ幼稚で怠け者なワナビーというのが最高ですね。
店主にすら「まさか一切勉強していないとは思わなかった」と言わしめる玉森くん。自分自身さえも裏切るその資質よ…。
というか「店主の玉森くん」は本編軸の玉森くんより、ややクールで真面目っぽいんだよなあ。逆に「玉森くんの店主」は本編軸の店主より優しそうだし。人間いろんな資質を内包しているものだし、生き様によってパラメータも変わってきますよね。

そんなわけで今月も楽しめました。
次回もcool-B編集部からの地獄企画に期待しています。

 

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