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2019年3月17日 (日)

BL死にゲー

後藤羽矢子です。
先日ツイッターで「BLゲームは90%人が死ぬ」という、BLゲーをやらない人間には俄かには信じがたいがBLゲーユーザーには「それな~!」という内容のツイートが流れてきました。

人が死なないBLゲー…これがなかなかないんですよね…。
ノベルゲーという色んなENDが楽しめる媒体では、バリエーションとして死にENDが入ることがどうしても多くなるんですよね…。やっぱり悲劇ってグッときますし。

バカエロゲーのみずたまですら攻略キャラが死ぬENDあるし。

パッと思いつくのは、最近の作品だからですが、ノンケ一発食べ放題ですね。
このタイトルで死にENDがあったらむしろ怖い。
あと神様(仮)もなかった気がする…。微妙に曖昧なんですけど…。まあ主人公神だし…。

あとコイビト遊戯もなかった気がする!コイビト遊戯は、兄にチンコから尿を吸われたり、クラスの男子全員に輪姦されたり、犬とまぐわさせられたり、アヘ顔ビデオレター送られたりと極悪BADの目白押しだから…。このBADの前じゃ生半可な死にENDなんか裸足で逃げますよ。

あと俺の下であがけも確かなかった気がする…。こっちもBADがなかなか凶悪だからなあ…。

逆に人がいっぱい死ぬBLゲーといえば。

モブの死まで含めれば、ラスポス戦での帝都大火災で市民が死にまくったメビウスラインが優勝!ですが、ここはモブや市井の方々の死はノーカンということにします。

ていうかそれ省いてもメビウスラインはかなり上質な死にゲーではあるんですが…。

なんせ千家ルートの屍累々っぷりは素晴らしかった…。
ご丁寧に館林さんを3回違うやり方で殺し、時雨は千家を庇った京一郎に絶望しながら殺され、千家自身もBADで二回も死に、京一郎も伊勢兄弟に殺されゾンビ化…。
館林さんは館林さんで自分のルートでも自殺するし、高潔なゆえに生き汚さのない人は死にやすいのだなと痛感いたしました。

あとやっぱり橋姫は省くわけにはいかないでしょう!
攻略キャラたちがそれぞれのルートで、ありとあらゆる死に様を見せてくれる…。
しかも首を切られる殺され方がやたら多い…。人死にの多いBLゲーでも首を跳ねられるシーンがここまで多いのもそうそうない…。
しかし橋姫の場合、死んでしまったら戻ってやり直しというパターンなので、本当の意味で死に別れてはいないんだよな…。
むしろ、Q&Aのネタにあった先立たれる話が見たいよ…。

ちなみに私は個人的に、攻略キャラが自分以外のルートで死ぬのがかなり好き…。

これは咎狗で植えつけられた性癖なんです。
咎狗は私が初めてプレイしたBLゲーなので、いろんな部分に刷り込みがあったわけですが。
特に好きだったのが、シキルートでひっそりとリンがシキに殺されたのを仄めかしてたり、ナノルートでナノがシキを殺したことを仄めかしてたり、はっきりとは描写してないけど、それがまた無常感を醸していたし、なによりルート外でもそれぞれのキャラたちの時間も物語も進んでいるということが感じられて痺れたんですよねー…当時。

あと!シニシカントときんとうかにあった、死を約束された者が残された時間に精一杯愛し合うというのも大好き!
これは悲恋ものの王道ネタではあるけど、意外とBLゲーでは少ないんですよねー…。
シニシカもきんとうかも都志見さんシナリオだし、都志見さんもこういうのが好きなのかな…。

しかしふりかえってみると、私死にネタ相当好きだな!
でもたぶんBLゲーユーザーの多くは死にネタ好きだと思う!
それを考えるとBLゲーの死にネタ率の高さはユーザーり要望に応えているといえるでしょう…。

今後のBLゲーにもいい死に様が出てきますように…。

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