badegg デイバン編感想ネタバレ その6
後藤羽矢子です。
badegg感想もようやく大詰め…。長かった…。とはいえ1ルートと思うから長いのであって、攻略キャラ別に感想書くのとだいたい同じくらいのボリュームですよね…。
とはいえbadeggってバクシールートという感じはじつはあんまりしてないんですよねー…。
いやもちろんバクシーとのカップリングはマキシマムに萌えたけど、badeggはジャンさん、CR:5の面々、親世代、それぞれが絡み合った物語だよなあ。
そりゃ壮大にもなりますわ。
そんなわけでデイバン編感想ラスト!
以下おりたたみー。
このあたりから、ENDとイベントが絡み合ってカオスな状況になってきます。
このジュリオ&警察から逃れて船に乗って海へと逃亡──のところでさえ、表裏一体の構成になっていて、満身創痍のバクシーがジャンさんの手を握りつつ「(ジュリオには)負けたけどジャンを独り占めできてるから一人勝ち~」という意味のことを言い、もう一方では冷たい雨に打たれながら「なんで俺はまだ生きてるんですか…?」と慟哭するジュリオが描かれ「試合に勝ったが勝負に負けた」状態でつらたにえん…。
一方、ジャンさんのスポンサーがマンマテレサだったことが発覚。粛清をしに教会へ向かうベルナルドとルキーノ。
しかしマンマテレサのジャンへの、育ての親以上の親愛を目の当たりにし、結局何もせずに帰るのでした…。
見逃してやったのかと思ったら「あとの始末は親父に任せるさ」とベルナルド。
おいおいと思ったけど、まあたぶんアレッサンドロも何もできないだろうし、それを見越した言葉なのでしょう。
やがて雨は雪へと変わり……サイレンナイ~~♪
それにしても11月に雪が降るって、やっぱりデイバンって寒い地方なのでしょうか。だからラキド本編のジャンさん、あんなにフロリダフロリダ言ってたのかな。
そしてけっこう長い時間経ってたようで、ジャンさんたちがデイバン入りしてからまだ一ヶ月ぐらいしか経ってないのかと驚き。
でも考えてみれば、ラキド本編のデイバン編なんかたった7日の話だもんなあ。
一方、橋の下に船を停め潜伏しているジャンさんたち。容態が危ぶまれたバクシーも、3日ほど寝込んだ後はもりもり食って寝てを繰り返してだいぶ復調したモヨウ。カリ城のルパンかよ。
ていうか皆さん回復早いね…。ジャンさんも横っ腹に穴開いたのに一週間で射精できるまで回復してたしな…。
それはともかく、船上での潜伏にも限界があるし、明日にはデイバンを脱出すると決めたジャンさん、面の割れてないマックスだけでも無事に逃がそうと退職金を渡して解雇を言い渡す。
戸惑い、抵抗しつつもジャンとバクシーの固い決意にヽ(`Д´)ノもう来ねえよ!ウワァァンみたいなノリになって出て行くマックスが可哀想で可愛い。
とうとうふたりきりになったジャンとバクシー。さっそくイチャっぽいムードになるんですが、このときのふたりのノリというか空気がじつによい。
バクシーの膝に跨って身体をすり合わせつつも「明日に備えてセックスはしない」などとお預け食らわせるジャンさん…。勃起しながらも決して無理強いはしないバクシー…。
けれどバクシーに迷い子のように甘えつかれたりしているうちにジャンさんムラムラきてしまい、結局やることに…。このなし崩し感が生臭く男っぽい。
そして「今日のおめーはケツイキ用に竿便器なんだよ」という名台詞認定不可避なジャンさんの台詞!
竿便器って!
肉バイブとか人間ディルドーとかは聞いたことありますが、竿便器!言葉としてはけっこう矛盾を孕んでますが、そこがいかにもスラングって感じでいい…。
ところで今更なことを言いますが、私はこのバクシーの声と喋りが好きで好きでしょうがない。
ヘラヘラした喋りも、立て板に水のように相手を罵るときも、甘えるときも、妙に耳に心地よくてずっと聴いていたい感じ。
このセックスのシーンも、なんでボイスセーブないの?!!と言いたくなるほど、いい声の連発で、特に好きなのが
「ぅう…きっつ、つ…はあ、あ…ジャン」ってとこのジャンって呼び方が最高にいい。
ジャンンさんのほうも呼ばれただけでけっこう反応しちゃってたし。
その後のバクシーの「ン…うん…」のふにゃふにゃした言い方も絶妙。
そしてさらにセックス終えたあとに憑き物が落ちたようなさっぱりした声で「俺は童貞だったんだよ」と突然言い出すのも素晴らしい。
しかしこのシーン…ギャグみ入れてるけど、ジャンさんと愛あるセックスをして、初めてセックスのなんたるかを知る(心の童貞を捨てる)バクシーというめっちゃハートフルなシーンなんですよね…。
しかしジャンさんとはええ感じのセックス、これまでも何回もしてると思うのに何故このときに突然気づいたのだろうか…。別に告白めいたものもなかったのに…。でも身体を通してわかるものもあるんだろうな…。
「俺は童貞を捨てたぞー!」と海に向かってバクシーが叫ぶのも笑いと感動が同時に沸き起こります…。このときは私も眠いのに面白さでやめられず妙にハイになっててありえんほど笑ってしまった…。
一方、すっかり引きこもりになってしまったジュリオの屋敷を訪ねるイヴァン…。天岩戸のごとく閉じこもっていたはずなのに、イヴァンが「ジャン」というワードを口に出しただけでスイッと出てくるジュリオに吹いた。ジュリオちゃんほんまチョロい…。
イヴァンはイヴァンで不登校になった友達を迎えにくるクラスメート感ある…。badeggのイヴァン、声が若々しいぶん青さが増してるよね。
生気が抜けきってたジュリオですが、イヴァンの「俺たちでケリをつけよう」との言葉に目に光を宿す。昏い光ですけど……。
そしてジャンさんとバクシーは、雪の積もるデイバンの街で絶賛逃走中。前日の夜にジャンさんが99%無理ゲーみたいなこと思って悲壮な覚悟を決めていましたが、サンタの変装したり、デイバンの下町に住む方々に手助けしてもらったりと、けっこうコミカルに進む。
トラックの運ちゃんに乗せて運んでもらうも、シカゴマフィアが待ち構える手前で、運ちゃんを巻き込むわけにはいかないと降りるふたり。
しっかし……寒そう寒そう寒そう!!ジャンさんがシャツ一枚なのもそうだけど…バクシー、半裸やん!あのサンタ服ずっと着とけよ!!と思いました。
雪すさぶ幹線道路でシカゴギャングとのドンパチ。そこでトラックで突っ込んでくるマックスパイセン!マックス…本当にいい奴だな…。戦略がほぼ特攻だけど…ブッコミのマックス…。
そういえばラキド本編では斧使いのマックスと自称してた気がするけど、斧一度も使ってないな…。あれはやっぱりデイバン入りするときにどっかで斧を入手して「おーいいじゃねえか!よっし!いっちょ斧使いのマックスってことにしとくか!」とか思いついたに違いない…。
このあたりからENDが一気に枝分かれするので、見た順に書き連ねます!!
END06 トスカニーニの証印持ったまま、デイバン脱出。ジュリオはジャンを狙撃しようとするもできない。決着は持ち越しという形をとるものの、ジャンにまた会えるという期待で頬を染めるジュリオ…いいんかそれで。ロックウェルに戻り、リリーの店でささやかかつ温かなクリスマスを迎えるジャン、バクシー、イーサン。今度はGDとしてCR:5と対決する未来が約束されてるけど、とりあえずほんわかしたシメ。
END07 これが事実上のトゥルーEND。END06に加えてマックス以下リッカルドたちカラーひよこも全員ロックウェル入りする。もう何度めかのマックス!生きとったんかいワレェ!ですよ。
テシカガさんもよくあの腸はみ出した状態で無事だったな…。
新しい戦力が5人も加わって頼もしい気持ちになるEND。このスチルで帽子とったリッカルドさんとランドルフォが初めて拝める…。あら、リッカルドさん素敵だわ。
このデキる奴らがいてくれればGDもきっと盛り返せるさ!
END05 ジャンを狙撃しようとするジュリオをベルナルドが止めるEND。個人的にかなりツボだった。またスチルが最高。しかしあのうろたえよう…。ジャンが好きですと言ってるようなものじゃないですか…。ジュリオは隠してもないからいいとして…。
BAD扱いでENDにはナンバリングされてないけど、ジャンを狙撃してしまうENDもあれはあれでよかった…。バクシーの慟哭がすごい。怒りでなくただただ絶望という声。バクシーがあんな声をあげたのは、たぶん人生であれきりだろうなあ…。
対してジュリオは、ジャンを撃った瞬間に心が完全に死んだって感じで、自分の頭撃ち抜くのも淡々と機械的でそれもまた哀しい。
END04 波止場でのすったもんだのときに、思わずジャンをお持ち帰りしてしまうジュリオ。
一瞬、ジュリオがジャンを屋敷に監禁するEND…?とびびりましたが、なんだかんだで幹部全員でCR:5を抜けて、荒野に新しい歓楽街作っちゃうぞー!ということに。
唯一のCR:5とのHAPPY END。
ずーーーーっと曇ってたジュリオの表情がやっと明るくなって私も嬉しいよ…。ベルナルドもウッキウキだしね!
おそらく追ってくるだろうバクシーたちも丸ごと面倒みると宣言するジャンさん。事態の解決はできたけど恋の戦争はこれから始まるんでしょうね…。
しかしスチル、CR:5が揃ってるのを見るとやっぱりグっとくるなあ…。
ジャンさんのこの闇が落ちてすっきりさっぱりした表情に胸がすく。
END03 何故かこれを見たのが一番最後…。ほんっとーに「俺たちの戦いはこれからだ!」という感じの、やや打ち切り漫画感漂うEND…。このENDの意義がいまいちわからないですが、生首進呈してくるランドルフォとヴァルターのスチルがイケてるからよし。
そんなわけで感想完走!
おつきあいくださりありがとうございました!
次回は総評です。
| 固定リンク
コメント