みにくいモジカの子 思いつくままダラダラ感想
後藤羽矢子です。
みにくいモジカの子やっと感想です。
キャラ別にせずに一気にダラダラ書きます。
毎度ニトロの演出は斬新ですが、今回もかなり斬新というか、主人公の種崎くんの目線ですべてが進行していく。
種崎くんは「人間とは思えない」ほどのブサイクさで、学校中から忌み嫌われている存在。それと併せて目線を合わせることで人の心を読む(文字化させる)能力があり、それを見たくないがために顔を俯けて過ごしている。なので彼の視界はほぼ地面と人の足元。
なので基本はほぼずっとキャラの足元で地面の背景ばかりで展開していきます。
これちょっと背景描くの楽でいいな…と思ってしまった私…。
そしてUIも斬新で、テキストは画面の真ん中に一行でるだけ。
しかし表示が一行ずつってだけでテキスト量は普通に多いんで、クリックする回数がむやみに多くなってラストのへんは手が痛くなりました。オートにすりゃええやんって言われそうですが、オートはオートでたるい…。
そしてUIも斬新で、テキストは画面の真ん中に一行でるだけ。
しかし表示が一行ずつってだけでテキスト量は普通に多いんで、クリックする回数がむやみに多くなってラストのへんは手が痛くなりました。オートにすりゃええやんって言われそうですが、オートはオートでたるい…。
そして攻略する女の子たちですが…。
以下おりたたみー。
いきなりネタバレかましますが、許斐鳴子が真相キャラだったのにびっくりした!
私としては真相は花椿ちゃんかと思ってた。
許斐は生徒会長で、サイトのキャラクター欄見てる限りだと、表向き公正でいようとしてるけど、内面ではしっかり主人公を見下していて、秩序に捉われ過ぎて自滅しそうなキャラに見えていました。これこそがバイオさんお得意のミスリードだったんですね。
名前を見れば、双葉みゆが双葉、九鬼綺羅々が茎、四月一日胡頽子が蕾、花椿が花、で最後に許斐鳴子が木の実でラストであるという示唆はされてるんですよねー。
この許斐鳴子の攻略がありえないほど複雑で、当のバイオさんですら「自力ではかなり難易度高いから攻略サイト参考にして」とツイッターで言ってたほどでした。
個人的に一番愛おしかったのは双葉みゆでした。
この子の雑魚みというか小物っぷりが本当に憐れで小動物のようで可愛かった。
この子の雑魚みというか小物っぷりが本当に憐れで小動物のようで可愛かった。
みゆちゃんもいじめられっ子で、とりあえず最下層の種崎くんがいるからまだマシという状況。種崎くんがいじめによって潰れてしまったら、自分がいじめを一身に受けてしまうという恐れから種崎にLINEで優しい言葉をかけたりとケアに努める。
しかしいじめの一環で、種崎に無理やり告白させられたとき、種崎はイタズラとわかっていながら、一縷の望みをかけて彼女をモジカする。
果たしてみゆの心の中はやっぱり種崎への嫌悪でいっぱいでした。
しかしいじめの一環で、種崎に無理やり告白させられたとき、種崎はイタズラとわかっていながら、一縷の望みをかけて彼女をモジカする。
果たしてみゆの心の中はやっぱり種崎への嫌悪でいっぱいでした。
そのことが今まで俯いて我慢して生きていこうとしていた種崎の復讐心を芽生えさせる。
その後さらに激化したいじめのなかで、種崎とみゆは教室の真ん中で生徒たちの監視のなか、犬のようにまぐわされる。
ここはちょっとびびるというか、一見普通というか進学校なのに、映画「処刑教室」みてーじゃねえか…。
種崎とみゆはそのことでわずかな連帯というか、種崎の復讐にみゆが乗っかる形になる。
種崎はみゆを奴隷認定し、みゆは種崎をご主人様と呼ぶ関係になるが、当然みゆは種崎を利用するために甘んじているだけ。
やがて種崎のモジカの力と、みゆの人間観察能力の高さで、少しずつクラスの力関係が変わっていく…。このへんはスカッとしてマジで楽しかったー。
その後さらに激化したいじめのなかで、種崎とみゆは教室の真ん中で生徒たちの監視のなか、犬のようにまぐわされる。
ここはちょっとびびるというか、一見普通というか進学校なのに、映画「処刑教室」みてーじゃねえか…。
種崎とみゆはそのことでわずかな連帯というか、種崎の復讐にみゆが乗っかる形になる。
種崎はみゆを奴隷認定し、みゆは種崎をご主人様と呼ぶ関係になるが、当然みゆは種崎を利用するために甘んじているだけ。
やがて種崎のモジカの力と、みゆの人間観察能力の高さで、少しずつクラスの力関係が変わっていく…。このへんはスカッとしてマジで楽しかったー。
しかしみゆはやがて種崎への叛逆を企てる…。
ラストは他の女の子たちすべてを配下に従えたみゆが、衆人環視のなか、ペニバンで種崎を犯し「あなたのことが大嫌い」と心の裡をぶちまける。しかしもうそれを言う前から種崎は知っているという皮肉と哀しみに満ちたラストでした。
ラストは他の女の子たちすべてを配下に従えたみゆが、衆人環視のなか、ペニバンで種崎を犯し「あなたのことが大嫌い」と心の裡をぶちまける。しかしもうそれを言う前から種崎は知っているという皮肉と哀しみに満ちたラストでした。
みゆルートは、この設定でこのあらすじだったらこういうふうに展開して欲しいというユーザーの期待をそのとおりなぞったようなルートで、予定調和の気持ちよさがありました。ラストの転落もピカレスクロマンにつきもので腑に落ちる感じではある。
その次に入った胡頽子ルートは、地味で目立たなくちょっと斜に構えた女の子がじつは承認欲求の塊で、それを解放してあげようというお話。
彼女がウィッグとマスクと眼鏡で変装して踊りつつパンチラ見せたりする生放送をやっているというネタで脅して協力を仰ぐわけですが、正直、衆人環視でレイプされても普通に学校に通える世界で、パンチラ生放送ぐらい知られたってええやん…と思ってしまいましたが、胡頽子ちゃんのプライド的には知られたくないような事案だったようです。
彼女がウィッグとマスクと眼鏡で変装して踊りつつパンチラ見せたりする生放送をやっているというネタで脅して協力を仰ぐわけですが、正直、衆人環視でレイプされても普通に学校に通える世界で、パンチラ生放送ぐらい知られたってええやん…と思ってしまいましたが、胡頽子ちゃんのプライド的には知られたくないような事案だったようです。
とはいえ最終的には彼女の祭りの舞台でアヘ顔しながら絶頂キメるような後戻りできない状態にまで堕ちてしまうのでした。
綺羅々ルートは、こいつが諸悪の根源的なキャラなんで、復讐の名のもとにバイオレンスしまくり。放送室に閉じ込めての夜通しレイプ&バイオレンスは、スカッと通り越してどんよりしてしまった…。ヤクザの娘であり、学内では教師もたてつけないほどの権力を持っている彼女ですが、彼氏のビーくんにだけは傅いております。ビーくんはイケメンチンピラなのですが、意外とキレ者で、胡頽子ルートにおいてはほんのり種崎の理解者になったりもしています。
しかし野心を持ちすぎて九鬼組と戦争しようとして惨殺される。
ビーくんの死を理解したくない綺羅々は、認知を歪めて種崎をビーくんと思い込む。種崎も綺羅々のためにビーくんを演じ、そのままふたりは駆け落ち。ヤクに溺れ痩せこけた綺羅々とのどん詰まりセックスはドン引きつつもけっこうぐっときた。こういうどん詰まりのなかで貪りあうというシチュはけっこう好きなので…。
結局九鬼組の追っ手が乗り込んで、綺羅々を射殺という一分の隙もないBADEND。
花椿ルートは、真相の一歩手前ルート。種崎が唯一、心を読めない相手であり、種崎の醜さを理解していない少女。
そのおかげで一番心休まるルートで、まっとうな恋愛に発展してホッとなる…。
種崎も卑屈さがなければ、けっこう誠実で行動力もある男なんだな…ということがここでわかる。
そのおかげで一番心休まるルートで、まっとうな恋愛に発展してホッとなる…。
種崎も卑屈さがなければ、けっこう誠実で行動力もある男なんだな…ということがここでわかる。
んで、真相の鳴子ルートなんですが…。
正直よくわからない…。
前述したとおり、秩序に捉われて自滅しそうな優等生に見せかけて、じつは違って…というキャラなんですが、彼女があまりにも裏の裏の裏をかきすぎるために、キミ、何がしたいんや…という感じになってしまって、鳴子が理解できなかった…。
なんというかキャラがギミックの犠牲になってしまったという感じ…。キャラデザはすごく好みなんですけど…。
でもなんやかんやあって種崎と両想いになって子供まで作っちゃう。ENDロールの演出は鳥肌がたつほどで、ニトロの技術力をまざまざと見せつけられた…。ラストの大オチもタイトルの意味がわかっておおおおーっとなるし、さすがという感じ。
そんな感じで甘々な恋愛が好きな向きには、ちょっとしんどいですが、欝志向や暴力志向の方には大変オススメです。はましまさんの絵も最高によかったし。
プロポーションま描きわけも素晴らしかった。個人的には綺羅々の体型がリアルな生々しさがあってエロかった。どの絵も肉の匂いすら感じそうなほどでした。
プロポーションま描きわけも素晴らしかった。個人的には綺羅々の体型がリアルな生々しさがあってエロかった。どの絵も肉の匂いすら感じそうなほどでした。
しかし種崎の顔は一度も出てこなかったんですが、どれほどブサイクなのかちょっと見てみたかった気も…。ていうか「人間と思えない」ほどのブサイクさということで、これは何かの呪いでそれが解けたらイケメンになるのでは…?などと思ってしまいましたが、全然そんなことはありませんでした!
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