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2017年9月16日 (土)

大正メビウスライン備忘録ハレ ミサキルート感想ネタバレ

後藤羽矢子です。

備忘録ハレ、ようやくミサキルートです。

松本さんはPC版のときから「シナリオだけで言うならこのルートが一番好きだ」と言っていて私も概ね同意…。
他のルートはあくまで後日談であるのに対し、ミサキルートだけは、物語の完結であり、また新しい物語の始まりでもある。

しかもどっちのENDも、内容的には真逆といえるのに、どっちも新シリーズといえるぐらい続きがいくらでも書けそうな感じ…。
おそるべきミサキルート。

以下おりたたみー。

ミサキがちっちゃいさんになって一年半が経ち、身体の渇きに悶々とする京一郎。
このへんの京一郎の懊悩は何度見ても可哀想。

南くんの恋人の原作では、ちっちゃいちよみちゃんを裸にして身体を指でつついて弄ったり、ちよみちゃんがチンコに抱きついて身体に摺りつけたりしてましたが、京一郎たちはそういうことはしなかったんだろうか…。
ってPC版のときも同じこと考えてたな私…進歩がない。

薫さんが大学まで訪ねてくるシーンでは、野々村の学生バージョンの立ち絵が!!
バンカラっぽい制服の着崩しで、スーツとはまた違う男らしい色気が…。
野々村をこんなにかっこよくしてしまったら、野京なんてジャンルができてしまう…!
ちょっと見てみたい気もする…いやいや…。

そうこうしつつ、ミサキに息吹を返すことを京一郎が決意して返還ックスになだれこむわけですが。
PC版では、京一郎の尻を舐めるようなアングルに結合部まで丸見えの超どエロスチルでしたが、京一郎目線のミサキというハメ撮り…じゃなくてハメ撮られ視点!!!

これ乙女ゲーではたまーにあったりしますが、BLゲーで見るの初めてな気がする…。
たんにカメラが京一郎の目線に合ってるというわけでなく、京一郎の意識が遠のくと目蓋が落ちるように視界が狭まるので、本当に「京一郎の目から見たミサキ」なわけです。

これがねー…なんかよかった!(小並感)
京一郎の上になって京一郎の身体を穿つミサキの表情はとても切なげで、慈しむようでもあり、快感を堪え、放逐をし、最後に一筋の涙を流す……その表情の差分がとても丁寧で、ミサキの想いが切々と伝わってくる…。

エロシーンの攻めの表情ってそんなに差分があるものじゃないから「攻めの表情だけを堪能するエロシーン」というのが新鮮でよかった。

そしてミサキの一筋の涙が血の涙に変わるところも、きりきりするような切なさでいい…。

その後魂を育み直して京一郎は生き返るわけですが…。
物語のセオリーとして、悲しい結末を覆すときには、相応の対価というかリスクも負わないとご都合主義になってしまうわけです。当然ここでも、京一郎はミサキの分霊のような者になり、家族や友人、人の世からはずれた存在になってしまう。

ここのあたり、PC版のときより今回のほうが妙に哀しくなってしまった。PC版のときは初回だったせいで、ふたりでいられるようになってよかったね!という気持ちが先に来てたのですが、もう京一郎はこの世界でミサキしかいないんだなあ…とか考えてしんみりしてしまった。
今月末に出るドラマCDはこっちのお話ですが、もうジャケの京一郎がこの世のものならざる儚げな感じでそれだけで泣ける。ジャケ絵ってカップル絵でもカメラ目線なことが多いですが、この絵、完璧にお互いしか見てなくてすごい。

もうひとつの京一郎大往生の末、現代に転生ENDは、晴れやかな終わりであるものの、その前のミサキの独白が切なくてここでも泣けてしまった…。感情失禁か私。

SPECIALのショートストーリーは、まだミサキがちっちゃいさんになる前の話で、ストーカーになりつつある高瀬にイチャついてるとこをわざと見せつけるミサキのお話。
これを見ると、野々村はまだ邪気がないよなあ…と思える。行動が派手なぶん、時雨は野々村を一番敵視してたけど。
いちおう何事もなく帝大卒業できてたけど、高瀬はちゃんと諦めてくれたんだろうか。あんな熱い抱擁&キスなんてもの見せつけられたらよけい情念こじらせそうな気もするけど…。

そしてエピソードのほうは転生後の話で、なんか野々村や高瀬までちゃっかり転生してることが判明!!いや転生かわかんないけど…。たんに子孫なだけかもしれない。
それはそうと、京一郎は80歳前後で死んでそこから10年後に転生したことがここでわかります。てことは櫻子ちゃんのひ孫ってことでいいのかな。

お話では、鍋を囲みつつのおしゃべりで、京一郎が転生するまでのミサキの未亡人ライフやらがわかって微笑ましい。笑い話ぽい軽いノリで喋りつつも切なさがチラチラ垣間見えてキュンとなる。

伊勢薫ルートは、逝く者は残された者の心を縛らないし、残された者も縛られないというスタンスだけど、ミサ京は死んだ後も忘れないでって言うし、生まれ変わっても、またさらにその来世も、未来永劫連れ添うことを互いに約束している。

愛の形はそれぞれで、繋ぎ止めない愛もあれば、ぎっちり繋ぎとめる愛もあって、違う味わいがいいハーモニーになっていて、そういうとこBLゲーのいいところだよなあと思います。

そんなわけでまだミニゲームはクリアしてないけど、めいっぱい楽しめました!
やっぱりメビウスラインは素敵だな…。

次回は総評です。

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