神保町で橋姫雑談
後藤羽矢子です。
昨日はMさんとステラワースのCool-Bくじ引きに行く予定でしたが、その数時間前にくじが終了したとの報を受け、予定を変更して神保町で呑みながら橋姫の話をしていました。
そこで、玉森くんの文才は実際のところどうだったのか?という話になり、私とMさんで「とりあえず文才はある」との結論に達しました。
公式のQ&Aで「川瀬は玉森の小説を実際はどう思っていたのか?」みたいな質問に「本当にクソだと思っていました。しかしもっとよくなると思って厳しくしていました」という回答。
あれで玉森くんの小説が伸びると思ってたなら、川瀬の態度にも相当問題があるとは思いますが。
水上や花澤や博士が、玉森くんの小説を喜んでいるのは、喩えは悪いんですが、技術的には多少拙くても推しカプの小説なら喜んで萌えられる…みたいな。
玉森くんの小説は、この三人の琴線に触れるものであり、多少の技術の粗はどうでもよくなってるのでしょう。
川瀬だけは趣味が違っていて、本編でも「押川とか涙香とか怪奇小説を楽しめたら俺も…水上みたいになれたかな」と言っていて、趣味じゃないぶん客観的に読むことができたのかもしれない。
たぶん、あの4人のなかで、川瀬が一番玉森くんにプロになって欲しかったのかもなあ…とちょっと思いました。水上は玉森が創作活動できれば形は問わないみたいなとこあったし、博士は完全に妄信に目が眩んでたし。
しかし玉森くんが唯一作家になれたのが、この4人のいないルートってのが、本当にシニカルでいい…。
玉森くんの「作家になりたい」と言う夢はいわばガワであり「モラトリアム生活を維持したい」という手段であり、もっと突き詰めると「友の気を惹きたい」ためのもの。
玉森くんの真の夢は「友愛を得たい」であって、それが叶う4人のルートでは、特に作家になる必要性がなかったんだろうなあ…。
普通、夢を持っている主人公がいたら、その夢が叶うかどうかに焦点が行きがちですが「その夢って本当のとこどうなの?」と夢の建前を暴こうとしてくるのが、マジで刺さる…。
などとネチネチ考えてしまいました。
話は戻って呑み会では、松本さんに橋姫をいかに早くやらせるかという議題も持ち上がりました。
「松本さん、とらのあなで買いたがってるけど、いつまでもとらに入荷しないから「ご縁がないのかもねえ」なんて言い出して、いっそ私が買って送りつけようかと思って」と私。
「自分で買ったらあの人ゲーム積みがちになっちゃうから、人に送られたほうがやらなきゃと思うかもしんないし」と私が言うとMさんが
「だったら私から送りましょうか?そのほうがよりプレッシャーがかかると思うし」
と、もう仲間を一人でも増やしたい女たちのなりふりかまわなさが、噴出していました。
その後Kさんも合流して、すでに橋姫をMさんから贈与されているKさんが「いつまでもラブが始まらなくて辛くなってるから、進められるように鼓舞して!」と言う。
「ラブは……始まらない!でもやってー!」と二人がかりで喚きました。
そんな感じで神保町の夜は更けて、結局5時間も話していました。しかもまだ喋り足りなかった…。
花澤朗読CDもさっき届いたのでこれから聴きます。聴いたらまた感想を更新しますー。
拍手お返事。おりたたんでます。
9日の方
来ましたね~!ラブデリお家芸の特典攻撃が…!とりあえずはステラワースで行くと思います。さすがに全巻購入特典を複数買いはできそうにもないんで…。
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