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2017年6月22日 (木)

古書店街の橋姫 カオルルート感想ネタバレ

後藤羽矢子です。

古書店街の橋姫、やっとラストのルートです。

ラストになるよう制限がかかっているルートですが、真相ルートではないとのこと。

ていうかこれが真相だったら大炎上ですよ!!

とはいえメチャクチャ面白かったし、ラストはかなりジィン…となった…。

ここだけでしか見られない玉森くんが見られたり、いろんな意味で「別格」のルートです。

以下おりたたみー。

分岐は6回めの跳躍のとはに数珠を拾うかどうかで分かれます。

川瀬の分岐よりも先に出てきたので「!?」となりつつ、拾う。

梅鉢堂に戻り、元いた自分の帰宅を待ち、さくさくと雨水に替える玉森くん。
この「店主、ただいま戻りました」の口調が、6回の時間跳躍でささくれた玉森くんと、元の安気な玉森くんとで微妙に違うのが、なんともいい。

そして本を返しに訪れる水上、何度も何度も繰り返された情景に、玉森はとうとう「お前はいつから死のうと思ってた?」と問う。
それに対して「俺に死ねと言ったのは玉森じゃないか」と斜め上の返答をする水上。

想定外の事態に混乱する玉森に「もう撮影始まってるのか?」とさらに斜め上のことを言う水上。
なんでも撮影機を奥様から借り受けた玉森が、周りを巻き込んで映画製作の話を立ち上げた…とのこと。

あまりの超展開に、玉森と一緒に「???!!」となる私。
水上の部屋に行き、撮影機を前にし、だんだんと記憶が蘇る玉森。
玉森は、脚本作りに没頭するあまりに、物語のなかに入り込んでしまったモヨウ。

すべてを思い出し、高笑いする玉森くん。そしてその夜、川瀬宅に関係者全員を集め、いまの脚本は破棄し、新しい話を立ち上げると高らかに宣言。

ところで。
ここのシーンの和気藹々さが五臓六腑に染みる…。不正規連隊の子供たちは、「玉森の物語」よりもちょっと無邪気で、水上、川瀬、花澤も少しだけ仲がよさそうで。

新しい物語は純愛ものにする、治司くんに女役になってもらって─と玉森くんが提案すると、主役を降りると言った川瀬が、玉森が女役になれと言われたとたん、秒で掌を返し「面白そうだね。やっぱり俺が主役をやってあげるよ」と言い出すのにブッフォ!!となったし、そこから水上も「主役は俺に譲るんじゃなかったか?」などと言い出し、喧々囂々になるのめっちゃ微笑ましいしおかしい…。
そんな情景をやっぱり微笑みながら見つめる玉森…。長いトンネルをやっと抜けて、日常の幸せをかみ締めていると…突然の停電…。

ああああああああああああああ!!!やっばりキタアアアアアアアア!!!

気がつくと能面男が部屋に立ち尽くしていて…あたりは血の海になっていました…。
混乱のあまり、軍刀を持って能面男に立ち向かおうとすると、そこに現れた店主。

そしてさらに驚愕のネタバラシが!!
店主は玉森の才覚を目覚めさせるため、それの妨げになる幼馴染3人を15年前に殺害、お堂のなかに仲良く並べてぶら下げていた。
玉森はその現場を発見してしまい、「何か」が壊れ、幻想のなかで友人たちを構築する。

水上を作るのに泉鏡花を、川瀬を作るのに涙香を、花澤を作るのに押川を読み、博士は一回店に来ただけの客。不正規連隊のガキどもは見かけただけ。

ちょっっっっっっっっっ……ちょっと待って!!えっえっ…!えええええええ!!!

ここ、初回ではかなり愕然となって、つまりいままでのルートじたいが玉森の妄想なの?となりましたが、公式の見解では時間軸が違うとのこと。
ええっと…。つまり、何度も時間跳躍してる玉森くんと同じく、店主もいろいろやり直してて、
そのなかで15年前に3人を殺してしまったルートがあった…ってこと?
まあそう思うしかないんですけど、ほんっとに度肝を抜かれました…。

店主もブチ殺し、現実に残ったのは、能面男──カオルひとりだけ。

カオルが店主の養子だということは水上ルートでわかってはおりますが、しか何故しこんなバーサーカーになってんだこの子は…。

とにかく、また幻想に逃げ込もうとする玉森を、現実に引き止めたのはカオルでした…。

そして12年後──
32歳になった玉森は、梅鉢堂を営みながらの作家稼業。わっ!作家になれたんだ…。
玉森くんが本当に文才があるのか、本当にクソだっのかっていまいち判別がつかなかったから…。
水上が玉森の作品を絶賛するのは、決しておべっかではないと思うけど、玉森の生み出すものは水上にとって血肉のようなものだっから…。「自分にとって大事なもの」であることと「万人に受けるもの」は、また別のものだからなー…。

ある意味、玉森くんの才能を一番信じてたのが、店主というのがけっこう物悲しい…。

しかし、道に迷ってゆらゆらしてる才能っていうのは、ひとつのエポックによって大化けすることもあるから…この経験が玉森くんを開花させたのかもしれない…。

それにしても、32歳の玉森くん、めっちゃエロいな!

店主よりは若めの容貌、声は落ち着いてしっとりとして、すれてはいるけど枯れてはない。
そしてカオルとすでに「そういう」関係になってる玉森くん…。

玉森くんだって、それまで処女で童貞だったのに、カオルがあまりに無垢な性欲をぶつけてくるから、カオルにいろいろ手管を教えたというのがクッソ萌えるわ…。

カオルに求められて「自分も阿呆の仮面を被らねば」と幻想で、12年前の姿になる玉森くん。
この玉森くんの表情が若いものの、酸いも甘いも噛み締めてきたようなエロさがあって最の高。
でも32歳のままのエロスチルがあってもよかったのよ…?と思わないでもない。

カオルがまだあまりにも人間未満すぎて、単体での萌えはちょっとないんですが(可愛いとは思う)玉森くんとカオルの近親相姦風味はめっちゃ萌える。
しかも体格差、小柄父親受けとかマキシマムが過ぎる。

初回はあまりにも愕然としすぎて読み進めるのにいっぱいいっぱいでしたが、二周めから、32歳玉森くんのエロさをじっくり堪能できました。
他のルートは全部初体験だったけど、このルートだけセックスで身体を練りこまれてる玉森くんだから、喘ぎもしっとりとこなれた感じ。

ラスト、「何回してもいい?」と問うカオルに「お前が私に飽きるまで」と言う玉森くんの台詞で締め。
冒頭の台詞と繋がってるのも、玉森くんの慈愛に満ちた声音も、すべてが素晴らしくて、おあああああああああああ!!!と内心で雄たけびをあげました。

そんなわけで終わった直後はかなり真っ白になりましたね…。
とはいえ萌え尽きたわけではなく、いまは萌えの熾き火で悶え苦しんでます…。

みんな!橋姫やってー!

次回は総評です。

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