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2017年3月29日 (水)

きんとうか 渡利愁ルート 感想ネタバレ

後藤羽矢子です。

最初はざっくりと思ってた二周めをけっこう懇々とプレイしてしまってるので、感想に間があいてすいません。
二周めがこんなに楽しいBLゲーは初めてじゃないだろうか…。
物語の全体を把握して、感動が染みついた状態でやると、初見では「ん…ちょっと微妙…」と思ってたスチルも、なんだかよく見えてくるから不思議だ。

そんなわけで愁ルートです。
見た目はクールビューティ眼鏡ですが、共通ルートの時点で変な冗談を繰り出しては「笑うところだ」と念押ししたり、慇懃無礼に宗定を罵ったりと、面白そうなキャラなのはひしひし伝わってきました。
あとこの人、恭と絡んでも宗定と絡んでも会話が面白くなるし、物語もかなり謎が解けてくるし純粋なルートの楽しさでいえば愁ルートが一番だったかなあ…と思います。

あ、もちろん恋愛部分もかなり萌えた!!!

そんなわけで感想です。

以下おりたたみー。

魂が不安定になってる状態の颯太は、宗定さんが近づくとアヘりだしますが、愁さんが近づくと恐怖におののきます。

久しぶりの再会ののっけから恐怖で失神したりと、トバしまくる颯太。愁さんはびびる颯太をわざと怖がらせてからかったりしつつも、内心では気に病んでるご様子。

ルートにはいると、この島の謎を探るべくウロウロしてる津森先輩がぐぐっと絡んできて、他のルートではふんわりとした語られなかった颯太の辛い過去を、愁さんに生々しく暴露し始める。
ここがな~!私も辛かった…。庭に建てたプレハブ小屋に住まわせられてそこが犬小屋と呼ばれてたり、そこの息子が「泥棒ごっこ」と称して颯太を縛り上げて遊んでたり…。また颯太がそれすらも「構ってもらえて嬉しい」と感じてたこととか…。

初回プレイのときに「こいつ…めんどくせえぞ」と思った颯太の心の部分の種明かしというか、そりゃそうなってもしょうがないよね…みたいな。

颯太はBLゲーの受けとしては珍しく、「普通の女性経験」がそれなりにある男性ですが、それも颯太の人となりを作るうえで必要だったと思う。
彼は「好意のもったいない精神」に支配されてて、少しでも好意を向けられれば自分も好意をもたなきゃみたいに思ってしまう。
そのせいで、恭ルートでまさかの和田さんENDになってしまうわけですが、一定以上自分のなかに踏み込ませないから結局長続きもしない。

愁と颯太がたわむれにお互いの口説き文句を教える流れになったとき、愁は「あなたのことが知りたい」で颯太は「嫌なことはしないからそばにいて」でした。
そんな颯太を愁は「孤独中毒」と表し、「自分に愛される価値があると思え」と言う。
しかしそう言う愁さんもまた、一人でいることを好み、自分を見せない人であった…。
「あなたのことが知りたい」と、愁さんの口説き文句を颯太が言い返すところが上手い!

「昔友人を二人ひどい目にあわせてしまったから、自分は人と関わるべきではない」と少しだけ心情を吐露してくれた愁さんに、一気に心惹かれる颯太…。ちょろい…。そして当然愁さんにはバレバレ…。

愁さんは、子供をあやすように颯太にキスをして、颯太も愁さんの心情がわからないままそれを受け入れ、そこから甘ったるくもちょっとずるい、駆け引きめいたものが始まります。

合間合間にちょいちょいキスしたり、イチャついたりしつつ、「好きになるな」と予防線を張る愁さん。
颯太は「このまま行ったらそのうちセックスしちゃうんだろうな~…。したら絶対好きになっちゃうし、好きになったら終わりの始まりだし、悩ましいけどセックスしちゃうんだろうな~」(要約)と懊悩。この、関係が全然確定してないのに、というかコミュニケーションを深める過程に当然のようにセックスを組み込んでるところが、非童貞同士のふたりって感じでよい…。
そういえば恭も宗定も童貞だったんだよな…。このふたりは完全にセックスは両想いになってからするものという前提があった気がしますが、愁と颯太の、甘酸っぱいくせにどっか緩い感じがいい味わいです。

そしてやっぱりセックスをしてしまうわけですが、このシーンは正直かなり萌えたというか興奮した…。
酒の勢いでの始まりとはいえ、やったらやっぱりすごく好きになっちゃって「あーあ…」と思ってる颯太がやるせなく可愛い。

その後は津森先輩のネタバレがあったり、愁さんの神隠しの真相が語られたりいろいろ。
神隠しのエピソードはすごく物悲しくあるものの、ほんのりとした萌えもある…。
柏木さんとの擬似親子関係、柏木さんの優しさにあえてつけこんだ子供の愁さん、柏木さんの人生を自分に費やさせたことをずっとずっと後悔している愁さん…。
この「子供のずるさ」みたいなものをちゃんと描いてるのもすごい…。聡いけどやっぱり思慮の足りない子供ならではの部分とかも。

その後、想いを伝え合ってラブラブになりますが、このへんのやりとりがおおおおおおおってごろごろ転げまわりたくなるほど萌える…!

「愛してる」と言ったあと「初回以降は有料なんだ」と照れ隠しに言ったり、もうほんっと可愛い!
その後、逢巳のババアを看取ったり、きんとうかで死者と会話するターンになったりと、はしょりますが感動の連続で、マジで涙ぐみました…。きんとうかのシーンは愁ルートが一番好きかな~。しかし草だけの朱野の野原にきんとうかが一面咲き乱れるとテキストにあるのに、背景は変わらず草だけだったのにはズコッとなりましたが…。あれバグだったのかな…。

そしてラストは遠恋確定のあとのお別れ前セックス。シメの一文が仰々しくなくサラッとしてるのがセンスいいなと思いました。
しかし、司以外のルート、全部シメがセックスなのが、若干、消化試合を感じさせなくもない…。いや…まあ…エロがあるのはやっぱり嬉しいけど…。

BADは、颯太が津森先輩にうっかり刺し殺されて、愁さんが後を追って身投げするのと、逢巳のババアをほっといたら夜中にうなされた愁さんがうっかり颯太を絞め殺してしまい、逆おくりで生き返らせようとするEND。身投げするほうが切なくて好きかな…。
ていうか逢巳のババアには心底ムカついてたので、あんなババアほっといていいよ!みたいな気持ちになってたので、後者のENDは後味が悪い…。

HAPPYENDに行くには逢巳のババアを安らかに看取らなくてはいけないのですが、あのババアいちおう悔い改めたっぽい態度見せたものの、愁さんには最後まで謝らなかったからな…。謝れよ!!!って激しく脳内でツッコんだ私です。

あんなババアに安らぎを与えてあげた愁さん、マジで菩薩…。

そんなわけで、このルートも大変楽しめました。どのルートも甲乙つけがたくいい…。

いよいよ次回は真相の司ルートです。

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コメント

きんとうか、こちらの攻略をもとに愁ルートをプレイさせていただきました。ありがとうございます。
それで愁のBADですが一つ抜けてるみたいです。途中の選択肢で「目をそらした」を選ぶとBADENDに行きました。スチルはないから見落とされてる気がします。

投稿: | 2017年3月30日 (木) 20時26分

返信遅くなってすいません~!
なんかBAD抜けてるみたいですねー。でも何故か辿り着けない…。こういうときに抜けがないか一目でわかるENDリストとかが欲しいですね~!

投稿: 後藤羽矢子 | 2017年4月30日 (日) 09時48分

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