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2017年3月25日 (土)

きんとうか 逢巳宗定ルート 感想ネタバレ

後藤羽矢子です。

飛ばし気味とはいえ二周めやってるとなんだかんだで時間食う…。でも楽しい…。何気ない会話も伏線になってるのに気づいて「あーあーあー」の連続です。

そんなわけで逢巳宗定さんルートです。
宗定さんは、最初キャスト、オイリーはなさんで途中で変更になったわけですが。
変更後のキャスト、波夏至岩亜鉈という漢字の羅列に、目が滑って解読を放棄していましたが、「はげしいわあなた」と読むんですね…。声優さんの裏名はヤケクソなのがデフォですが、これはヤケクソなのか考え込まれているのか判断に苦しむ…。

そして聴いてみたらダメ絶対音感のない私でもわかりました。刀剣の馴れ合わない人ですね。
確かに宗定さんの、融通のきかないクソ真面目かつ、思い込んだら猪突猛進なところとか、この方の声が合っていると思います。

以下おりたたみー。

宗定さんは逢巳家という、この島の神様の末裔と言われる家のご当主。
つまり島で一番偉い人です。

しかし、母親が「島の穢れを担う」渡利の家の女であることから、「まざりものの当主」との陰口も叩かれ、神様のように崇められてる反面、政治家のように常に行いをチェックされてもいます。
この「トップの苦労」の部分をちゃんとリアリティを持って描かれているのが、地味に好感触…。

そんな幼い頃から苦労の多い宗定さんは、颯太と一緒に遊んだ記憶が宝物のように大事で、颯太が島に戻ったとき一番に駆けつけたりしてました。
で、婆ちゃんが亡くなって魂の状態が不安定になってる颯太は、愁さんの近くにいると恐怖の感情が増幅され、宗定さんの近くにいると快感に苛まれたりします。

このシーン、最初になんの説明もなく始まったときには、白昼、友人と電話しながら道端で悶えまくる颯太、というシュール極まりないシーンになっており、ここで爆笑してしまいました。

共通ルートで、宗定に呑みに誘われ、親交を暖めていたらまた突然のアヘりが始まり、颯太の異変の理由を理解している宗定さんが、スピリチュアルな治療を施してくれますが、ほぼほぼセックス。
いや服も着てますし、ただ後ろ抱きにしていただけですが、恭ルートでそのことが発覚したとき恭が「セックスじゃねえか!」ってブチ切れてたので、やっぱりセックスなんでしょう。

攻略キャラのなかで、宗定さんが一番親愛の情がまっすぐだし、颯太も宗定さんへの好感度を高めていきます。

そして共通ルートから個別にはいる直前の司との別れのターン。
このシーン、最初の恭ルートではわけがわからず呆然とクリックするばかりでしたが、宗定ルートではだいぶわかりやすく、宗定と愁が二人で司に何かしたんだな…ということがわかります。
とりあえず、司が颯太にとっての半身であったということがここで判明します。勘のいい人だったらここで真相のあらかたが予測できるかもしれません。私は鈍いので司ルートまで全然気がつきませんでしたが…。あ!いちおう言い訳するとミスリードさせるギミックもけっこう仕掛けてあるんですよ!私は「じつは颯太が死んでるんじゃ…?」とか思ってましたからね。

そして「魂が大怪我」している状態の颯太は、錯乱状態になりけっこうヤバめ。
その颯太を宗定は、愁や恭の反対を押し切り、自分のところで保護。鳥の宮という離れ小島の宮に颯太を匿います。
そこで逢巳神社の小宮司をしている潮という青年が颯太の世話を手伝うんですが…。
ひと目見たとき、ノ…ノイズ…?!とびびりました。
本当に赤毛のノイズみたいなビジュアルですが、わりと神経質な青年って感じで喋っているうちに脳内で別人になりました。

そんで、颯太の魂を修復する儀式を夜な夜なやるわけです。それはただ真剣に宗定さんがなんか唱えてるのを聞くだけなんですが、颯太は毎度だんだんと快感が膨らんできて、床の上で片乳首だしながら身悶えてしまうわけです。

その様子に潮さんが勝手にムラッときたくせに、颯太のほうを淫売認定することで逃げを打ち、このままではご当主がたぶらかされる!と暴走。
島のジジイらと鳥の宮に乗り込み、颯太を無理やり島から追い出そうとします。
そのときに颯太をあられもない格好にさせ、いくばくかの興がそそられたのか、ジジイの一人が潮に颯太を抱くように命ずる。

このときのジジイの物言いが、島の因習と男社会と枯れかけてへばりついた性欲が見事に絡み合って、じつにいい味わいを醸しだしていました。
そう言われてうろたえる潮さんの青臭さがいい対比になっている…。潮さんいけ好かないやつだけど決して悪い子ではないな…という感じ。

しかしなんやかやで、船から落ちて遭難してしまう颯太。
宗定さんが島神の力を借りて颯太を助けるわけですが、ここで颯太への想いを確信した宗定さんは、帰ると言い張る颯太を離れに閉じ込めたり大人げない行動に出始める。

そしてふたりの恋の暴走列車が走り始める…。このへんが本当に本当によい…。
宗定さんは自分の出自に幼い頃から苦労していて、恋に身を持ち崩すことを心底愚かだと思っているし、自分はそんなものに惑わされないと思っていた。
そんな彼に一番あかん恋をさせてしまう運命の残酷さよ…。

最初は颯太と宗定さん、想いの丈を打ち明け、キスして、その思い出だけで大丈夫などと思ったものの、やっぱりー好きーーーー!!!と抱き合ってしまう。
ああ…いい…最高…。
真面目でリベラルで自分を律する強い意志を持っている宗定さんが、恋に溺れていくさまがじつに萌える…。

ふたりは完全にバレたら破滅の不倫カップル化し、こそこそ逢瀬を重ね、とうとう一線も越えてしまうわけですが、そこを秘書の浅倉さんに目撃されてど修羅場!
あああああ!ここ辛い…!辛いけど最高…!そして宗定は浅倉さんをその場で解雇し、暴君の牙を見せ始める…!

颯太はもちろん、宗定がそうなってしまったことにも、自分がそうさせてしまったことにも苦しみ、別れようとするも激昂した宗定に玄関セックスをキメられてしまったりする。
玄関セックスというとヨスガノソラ思い出しますね。私はここでヨスガノソラみたいに、愁か恭が踏み込んでくるんじゃないかとヒヤヒヤしましたが、そんなことはなかった。

そしてもう宗定が訪ねてきても、玄関を開けちゃダメだと決める颯太。
「開けてくれ颯太」と言い募る宗定。スチルはガラス越しに浮かぶ宗定のシルエットと、苦悶の表情を浮かべながら玄関に背を向ける颯太…。
完全に牡丹灯篭じゃねえか!この絵面!!

しかしそんな折、同じく渡利の男とロミジュリ恋愛してる宗定のイトコ夏子さんが、ババア大奥様にその恋愛のことをペロッと喋ってしまう。
夏子さん好きなキャラだけど、地味~…にトラブルメーカーだよね…。いやメインキャラさんたちわりとみんな聡いタイプだから、こういう迂闊なキャラは必要かもしれないけど。

あわや逢巳と渡利の全面戦争…になるところに、いろいろあって。
宗定はまだ難しいけどこれから時間をかけて島の因習を変えていくと宣言。
いったん別れたはずの颯太と宗定ですが、渡利と逢巳のゴタゴタで共闘みたいな状態になり、その後ふわっと普通に友人状態になってる。「ん…?このまま気まずい状態をスキップできたのに乗じて友人に戻る流れ…?」と思ったら、島に帰る颯太を見送りつつ「まだお前を愛している」「島を変えていつかお前に会いに行く」と告げる宗定さん。

おお…遠距離恋愛…。。これどうやって帰着させるんだ…?とハラハラしましたが、いい落ちどころなんじゃないでしょうか。
きっと何年も会えないだろうし切ないけどしかたないよね…。
と思ってたら、わりとすぐに会えてたんでブホッとなった。

いやたぶん何年も経ってるんだろうけど、テキスト上だと40行くらいしかかかってないんで、すぐやん!みたいな気分に…。
テキスト中に「あれから×年が経った…」みたいな明確な文章がないからだと思うんですが。スチルのふたりのビジュアルも全然変わってないし…。

でもその後、やっと思う存分ラブラブエッチするふたりが、幸せそうでほっこりしました。

BADは、暴走した宗定が颯太を囲い、男妾にするENDと、すべてに疲れた宗定が宮に火を放ち自殺するEND。あと地味に津森先輩との始まりを匂わせるEND。
個人的には男妾になるやつが一番萌えた…。こういう地獄へのオーバードライブ大好き…。スチルがちょっと残念だったけど…。ていうか宗定ルート、全体的に残念なスチルが多いんだよな…。

とはいえ、話は本当によかった…。
「人を愛することは狂気のよう…。だけど本当は洗いざらしたように正気なの」という、逢巳千恵子さんの言葉が、まさにこのルートを表していると思います。
恭ルートとは真逆のベクトルながら、恋の妙味が存分に味わえました。

次回は愁さんルートです。

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