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2017年3月22日 (水)

きんとうか 渡利恭ルート感想ネタバレ

後藤羽矢子です。

感想書くためにいま二周めをざっくりとやっているのですが、初回では「???」の連続だった部分が腑に落ちまくり、大変気持ちがよいです。
ていうかこのゲーム、マジで二周推奨かもしれない…と思いました。

しかし、ボイスセーブがないのが残念…。せっかくいい台詞とかあってもセーブできないからスクショ撮っておくしかないみたいな…。
あと前々から思ってるんですが、テキストメモ機能みたいのがあったらいいなあ…と。
素敵な地の文とか、とっておきたいじゃないですか。バックログからテキスト保存しておけたら楽しいなと思うんですが、あんまり需要ないかなあ…。

それはともかくルート感想です。

攻略順から書くので、まずは恭です。
萌えはたぶんトップにきてます。僅差で愁…って感じで。
プレイ前は声が須賀紀哉さんかーと思いつつ、わりと眼中外だったので意外でした。
こういうのがあるからBLゲーは面白い!

以下おりたたみー。

まずお話をざっとあらすじると。

主人公は鈴村颯太さん(23)。幼い頃、両親を事故で亡くし、親戚をたらいまわしにされていたものの、人当たりもよい朴訥な青年。でもそれは表向きで彼の心は「孤独な島の住人」のようだった。

冒頭に──父の実家のある瀬戸内海の島での、子供の頃の幸せな記憶が綴られる。
ひと夏一緒に遊んだ友達、少し年上の宗兄、愁兄、みっつ年下の恭ちゃん、そして大きなお兄さんの司兄。
別れを惜しみ、記念写真を撮り、来年も絶対に来ると約束し──けれどそれは両親の死により叶うことはなかった。
18年ぶりに祖母の死により訪れた島で、彼らと再会し、そしてそこで起こる不思議な出来事…みたいな感じ。

冒頭のショタシーンから、ぐっとハートを掴まれる私…。特に恭ちゃん…他の子が少年なのにひとりだけ幼児だからフォルムがちまっとしてて、一緒に立ってるとちっちぇ~!かわいい~!また泣き顔がかわいい…!可愛いという言葉は元々、可哀想からきているそうですが。泣き虫でオミソっぽくてちんまりしてるのが、本当にカワイソウカワイイ…!

それはともかく、傷心を抱えつつ、島に降り立つ颯太くん。もともと東京でスタジオカメラマンをしていたそうですが、休暇をとりたいといったらクビになって、いろんな意味で空虚になっています。
祖母の家に行くと、ちっちゃかった恭ちゃんが血気盛んな若者になってて、颯太の胸倉掴んできたりしますが、すぐに和解。
とりあえずこの島のしきたりや葬儀のことを、恭ちゃんがアドバイザーになって颯太とプレイヤーに逐一教えてくれます。

小さい頃に遊んでたときは、身元など考えもしなかった幼馴染たちは、それぞれ「島の一番偉い人」になってたり、「その家に絶対逆らえない家の当主」になってたり「その当主に反発する弟」だったりいろいろ複雑です。

そして葬儀の合間に、司兄そっくりの記憶喪失の男を拾う颯太。まんま司という名前をつけてしばらくの間、家に住まわせることにする。
こうして攻略キャラが出揃いました。

しかし颯太くん。人当たりはいいものの、序盤から「こいつ…けっこうめんどくせえぞ…」と思わせるタイプです。
人に対してはわりと好意を持ちやすいものの、一定の距離は保ち、あまり踏み込まないし踏み込ませない。でも「嫌いにならないで」オーラをだだ漏らせてるので、ほっておけない…。本人的には「人と深く繋がりすぎて壊れたときが辛い」からあまり人に期待しないようにしてるとのこと。
でもセルフイメージとリアルに齟齬があるのは、BLゲー主人公によくあること。
颯太のあまりの人たらしぶりに「こいつ…まさかの4人同時攻略狙ってる…?!」と思うほどでした。

とりあえず葬儀の手伝いをせっせとしてくれ、司の身元調査にも親身になってくれる恭に心惹かれたので初回は恭にツッコむことに決める。

司とはなんかただならぬ引力というか「アキラとナノ的なアレ」を感じたので、これは真相だなと思い、ラストにすることにする。

島のしきたりや因縁に縛られてギスギスになってる、宗定、愁、恭が、颯太を介して打ち解けあい、大団円ぽい雰囲気を醸しつつ、事態は急展開。
司が「役目を終えた魔法少女」のように別れっぽい言葉を告げたと思ったら、突然颯太の身体の右半分がもげてるし、謎の回想が浮かんでは消え、颯太は謎の台詞を喋り続ける。

「???」となりながらクリックを続けてると、通常世界に戻ってくるものの、司はいなくなってるし、颯太も司の記憶をなくしている。

恭は颯太に「司という男がいたけど、兄貴たちが司をどこかに追いやって村の人間にも緘口令を強いてる」と告げるも、覚えてない颯太は「へー」と他人事ライク。
そこから司のことをふたりで調べていくうち、恋愛モードにはいっていくわけですが、これあらすじにすると唐突な感じですが、ゲームやってるぶんには自然なシフトなんです。

すごく丁寧に時間をかけたから、舵取りも上手くいってる。もちろん時間をかけても、無駄にダラダラしてたらうざいだけですが、そのあたりを退屈しないように読み進められるのは、シナリオの技量だなーと思いました。

で、この恋愛モードがじつに美味しかった…。

恭が告白してきたときには、颯太は友達としては好きであるものの、恋愛感情はまったくなく「ごめん無理」と即答で袈裟斬り。
ざっくりやられながら「いいよ。意識してないのまるわかりだったし」「意識させるために告白したんだ」と言う恭。
ぐっ…!ここ…すごくキュンとなる…!
諦めずに颯太に自分を好きにさせてみせると想いの丈をぶつける恭。そして
「これがイントロだ」「アウトロはこない」と言ってのける。

じつは私…イントロの対義語がアウトロということをここで初めて知りました…。無学ですいません…。アウトロのことは後奏と言っていました。せっかくいいシーンなのに、ここでへえ~そうなんだ~!という気持ちに占拠されてしまった。

まあそれはともかく。

ここから先の展開が、本当に甘酸っぱい萌えの連続で、まばゆくて直視できないほどでした。したけど。
恋の終わりを知らない恭と、恋の終わりを知っている颯太。永遠を囁く恭に、恋の始まりは「終わりの始まり」なんだと諭す颯太。
恭がすごく大事な友達だから、終わりを始まらせたくない。そう思いながら恭の放つ想いの甘さを、飴玉を舐めるようにチロチロと愉しむ颯太の大人のずるさよ…。

けれど恭のハートがぱパッカァ~と開いて、そこからキラキラしたものが溢れだして、その眩しさに「大人」だからこそ眩まされていく颯太…。
はあ…恋って…若いっていいねえ…としみじみと感じ入るやりとりです。

両思いの言質は、恭が無理やりねじ取ったって感じですが、言質を取られたことにより、颯太は観念してストンと恋に堕ちる。このへんの感じもリアルなんだよな~…。

そしてお互いじわっとセックスを意識し始めるわけですが、童貞の恭に対して、非童貞の颯太のデリカシーのなさが冴え渡る!!

そろそろ…とお誘いする恭に「俺はいいよ。別にいつでも。仕事も今は特にないし。ああ明日は二十日祭で早いから…」
「ちょっとちょっとちょっと!」「なんだ?」「釣りに行く予定聞いてんじゃねえんだよ…!

このやりとりに死ぬほど笑ったし萌えた…。その後受け攻めを決めようとするのも微笑ましい…。
そして一発キメたあとは、どっぷりと溺れるような蜜月が始まります。このあたりも最高…。

そうやってめいっぱい恋を謳歌してるうちに夏が終わり、初秋がやってきます。あ、キャラの服が秋服にチェンジしてる。
恭の夏服、そのTシャツはちょっと…って思ってたけど、秋服いいね。可愛い!
島でおこなわれる成人の儀で、恭はショックな真実を知らされ、自暴自棄に。
颯太と一緒にいるのが辛いと、あんなに永遠を囁いた口が別れを告げる…!

この別れのシーンも妙に丁寧なせいでよけい辛い…!
しかしアウトロは来させないと、強く言い切る颯太が恭の心を再び引き寄せる…。
そしていろいろあって、全ルート共通の、攻略キャラ縁の故人の声を聞くイベントへ…。

このへんムチャクチャ大雑把に説明してますが、実際はめっちゃ感動します。なんせ本編激しく長いんで、わかるように説明するとこっちの文章もいつ終わるともしれなくなるんで。
とりあえず今回の感想は、恋愛部分が最高によかった!って感じなのでその部分のみフォーカスする所存です。

ラストは仲直りラブラブエッチでシメですが、ラスト近く、「この恋が終わることは、この恋が始まらなかったことより悲劇じゃなかった」の一文がすごく染みた…。
なんか本当にところどころにすごくグッとくるセンテンスがある…。

とにかく、恋の始まりと終わり、そして再生がすごくリアルに丁寧に描かれていて、萌えたというか純粋にときめいた。なにげないくすぐりや小さな諍い、そういうのもすべていとおしい。

そんなわけで初回からかなりやられた恭ルートでした。
次回はこれまた恋の地獄を味わわせてくれる宗定ルートです。

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