RoomNo.9 Aルート感想ネタバレ
後藤羽矢子です。
RoomNo9の感想ですが、いつもだったらキャラごとの感想ネタバレを書きますが、これは1カプオンリー。
しかしルートは大きく分けて3ルートあります。
そのなかでさらに分岐して6種類のENDに到るわけですが。
そんなわけで今回はルートごとに感想を書きます。
それにしても1カプオンリーゲーってスイプー以来な気がする…。
以下おりたたみー。
ざっとしたあらすじは、体験版の感想を見てもらうとして。
謎の組織に監禁され、課題をこなす腹を括った大地と誠二。採血、手コキまではクリア。
そんなことがあっても何事もなかったように朝食を食べて会話をする。
それがわりと自然にできてることに内心で驚きつつも、誠二とは気まずくなりたくないと考える大地くんのいじらしさ。
しかしそんな気持ちを踏みにじるかのような次の課題は、かしこまった文章で書いてますが、要は「誠二にアナルバイブと乳首クリップ装着したあと、大地がフェラで誠二をヌく」というシロモノ。
クールイケメンの誠二さんがあまり表情を動かさないまま、内心で動揺してるのが伝わってくるのが地味に萌える…。
この課題を決定するまでの、気を紛らわせるようなダラダラした会話とか、地味にすごいリアリティ…。
そしていよいよ課題にチャレンジ…。クールに「やりたくない」とひとりごちた後「やるぞ」と淡々と言う誠二さん素敵…。
誠二さんは大地くんより背も高いし声も低いし、本当、受けっぽくない。彼に受けっぽい要素があるとしたら、大地くんより若干体毛が薄いことぐらいでしょうか。
とにかくParadeは「受けっぽくないノンケの男に受けをやらせる」という確固たるこだわりがあり、そういうところは好きです。ていうかNO THANKYOUのときのガチムチやオッサンのラインナップに比べれば、誠二さんは相対的に充分受けっぽい。
それはともかく、裸になりアイマスク、クリップアナルバイブを入れられあられもない姿になる誠二さん。
アナルバイブ挿入するときに「力入れたほうがいいって」と向こうからのアドバイスを誠二に伝える大地くん。
アナルに入れるときはウンコするみたいに力んだほうが入りやすいって私も聞いたことがある。こまかいとこ生々しくリアルだなー…。
そして「可哀想なくらいふにゃふにゃ」になってる誠二さんのチンコを咥える大地くん…。
覚悟を決めれば意外と普通にできてしまう自分に驚きつつ、大地くんは一生懸命ご奉仕…。しかしいまひとついきりたたない。
そこへ「情報量が多すぎて集中できねーんだよ!」と忌々しそうに言う誠二さんに「あーっ!」と膝を叩くような気持ちになる。
エロ漫画だと責められる箇所が多ければ多いほど快感は倍増…みたいに描かれるけど、実際はけっこう気が散りますよね…。
大地くんは気を引き締めフェラに励み、誠二も自分を高めるために懸命に集中し…ふたりの共同作業感が増してくる…。
やがてアナルバイブがよくなってきた誠二さんは急激に昂り、なんとか射精に成功!
次の課題は体験版にもあった、誠二にイラマチオさせるやつ。
ここで誠二に精液を飲ませるかぶっかれるかの分岐が出るのですが、意外やここがかなり重要な分岐です。
そのまま飲ませ、鼻水垂らしながらむせる誠二さんの声がすごい。本当に「ぐえっ」て感じで…。そんな姿を見て「罪悪感と興奮は一緒に宿れるんだ」と唸るフレーズを頭のなかで思う大地くん。まあ私らだってその可哀想な誠二さんを見て興奮してるわけなんですが。
体験版までの課題を終え。次はどうなるのか…とこっちもドキドキしてると、次の日の課題は
誠二さんをアナルのみの刺激でイカせる…となかなかの難易度。
しかしやらなくてはいけないのでやるわけですが、この場面、妙に明るい音楽が流れてて吹く。
そのせいかノリとかやりとりもほんの少しだけコミカルみがある…。誠二にケツ毛が生えてないことを指摘したり…これもプレイヤーに息抜きをしてもらう配慮でしょうか。
それにしても…この地道なテクニカルさというか、快感を高めるというのは本当に地味な共同作業なんだなとしみじみします。
課題をクリアし、次の課題は相互手コキ。「そんなんでいいの?」「…軽いな」と拍子抜けするふたり。
でもそう感じてしまうことがもう感覚が麻痺してるんだと実感もする。
相互手コキをクリアし、次の日はとうとうセックスきましたーーーーーー!!!
とうとう来るべきもんがきちまったなと、どこか覚悟もしていた大地くん。
しかもセックスの課題は2通りあって女装セックスか首絞めセックス。
ここで選択肢がでるんですが、とりあえず首絞めを選んでみる。
それにしても。この絶妙の心理。
つらいきついやりたくないと思いつつも、わりと慣れた感じで大地は誠二のケツをほぐす。
これはもちろんいままでの段階を踏んでるからであって、もし一番最初の課題からセックスを振ってたらふたりはどういう反応になるんだろう…とか考えてしまいました。
やることやっていよいよ心が凪いでいくふたり。
次の誠二に器具つけて失神させるもクリアし、とうとう浣腸きたあああああああああああ!
大スカは、私が知るなかではマスカレードぐらいなのですが、それはテキストのみでブツが描写されてたわけではないし、いったいどのへんまで描かれるものなのだろうかと戦々恐々となる。
いよいよ死んだ魚の目になるふたり。このあたりで大地は誠二を傷つけることへの罪悪感が薄れている自分に気づく。
やっぱりクズの子はクズなのかな…とぼんやり考える大地が可哀想。
風呂場で誠二を四つん這いにさせグリセリン注入。その後アナルプラグで詮をして10分放置。ときおり聞こえるギュルルル…グルル~というSEが緊張感を高める…。
10分経ち、アナルプラグを抜くと液便が噴出し、その後固形のブツがボトボトと落ちる…。
ひいいいい!すげえちゃんとウンコだ!!
しかもわざわざケツ側からのアングルもカットインさせる念のいりよう!
獣の唸りのような誠二の喘ぎが悲痛かつリアル…。そしてウンコ出し切ったあとの「出ていってくれ…」の弱々しい声がボイスセーブ待ったなし!!
そしてここからの大地の感情の描写がすごい!
「広い砂漠が広がっているような」大地の心、自分でも何やってんだろと思いつつも誠二の股間を踏みつけ、嬲る。無心のまま誠二を犯し、結合の感覚だけに身を委ねる。
その心とと身体の乖離。
次の日に乳首ピアスをするという課題をお互い淡々とクリアし、とうとう実験は終了する。
そして気がつくと、ふたりして大地のアパートに戻ってきていた…。しかしどうやって眠った人間運搬したんだろ…。絶対自家用飛行機持ってるよな…。この組織…。
このあたりすごいはしょった感があるけど実験終了の達成感などはトゥルーエンドできちんと描かれてます。
でも達成感がなくても当然なのかもしれない。
大地は「俺たちはまだあの部屋にいる。もうずっと抜け出せないのかもしれない」と思っているのだから…。
それから──誠二は夜な夜な男を咥えこむ肉便器に…。
その男をあてがってるのは大地で、誠二が公園で犯されるのを淡々と見守っている。
男ふたりが「おじさんのチンポ美味しいかい?」とか「オラッ!生中種付けだっ!」とか滑稽なほどに陵辱者を演じているのに対し、大地の感情はどこまでもフラット。
もう俺たちは二人でいるときに笑ったりできなくなってしまっていた。できるのは犯し犯され快感と痛みを共有することだけと思う大地が哀しい。
あーー…この感じ…ノーサンのときにも感じた、離人感…。実際ノーサンでは成宮が完全に離人だってオフィワで書かれてたし、そういう精神状態にもこだわりがあるんだろうなあ…。
最後のセンテンスが淡々と渇いた感じで本当に物哀しかった。
しかしParadeは哀しいけど泣かせてくれないドライさと突き放し感がある。
そこがなんともいえない味わいで…ほんと好き。
そんなわけで完全にすべてをぶっ壊されたAルートでした。
クリアした順番でいけば次は大団円を含むDEFルートですが、それは最後に持っていきたいので次回はBCルートの感想を書きます。
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コメント
いつも攻略速報お世話になっております。
さすがParadeさんで、全ルート心情が慮られて哀しい限りでした・・・Fルートを最初に攻略したのであとはなんというか、もう・・
ただ、ほかのブランドさんにはないリアルさが追及されていて、今後も追っかけ必須ブランドだと再確認した次第です。
今後とも、応援しております!
投稿: おぼろ | 2016年10月 2日 (日) 21時57分
最初Fでしたか!私はAでした…。どのルートもそうなる心情の流れがリアルでよかったですね…。他にないテイストのブランドなので私も今後も追っていきたいですねー!
投稿: 後藤羽矢子 | 2016年10月 6日 (木) 18時34分