RoomNo.9 総評
後藤羽矢子です。
そんなわけでRoomNo9総評です。
作品としての完成度は素晴らしい!
システムはシンプルで洗練されてて、かつ親切。ロードするたびに普通は「このデータをロードしますか?」と確認ウインドウが出るものですが、それを非表示にすることもできる!
セーブスロットはたっぷりだし、ボイスセーブも健在。
スチルも攻略キャラひとりのミドルプライスにしては、びっくりするほど多い!
そもそも前作のNO THANKYOUが攻略キャラ4人で総スチル数(差分含め)3290枚に対し、ルムナンは攻略キャラ一人で2264枚。しかも、ノーサンは前回陰毛も非表示を選べたので、陰毛も差分に入ってたんですが、ルムナンは陰毛表示デフォルトですからね。
前回は体毛を非表示にした私ですが、今回は表示オンにしました。
自分が慣れてきたというのもありますが、誠二くんが元々そんな体毛が濃いタイプじゃなかったので…ケツ毛もないらしいし…。
やっぱり私的にはケツ毛はまだハードル高い…。
内容のほうも大変よろしく…。
以下おりたたみー。
攻略キャラオンリーワンゲーといえば、スイプーをまず思い出しますが(スイプーはBADで他キャラとのENDがあるから厳密にはオンリーワンじゃないけど)スイプーは、ふたりの間係を始まりから終りまでコツコツと丁寧に描いた物語でした。
対してルムナンは、親友として最初から完成された間係。それを極限状態にブチこみ、いかに揺るがすかといういわば真逆のコンセプト。
友情はぶち壊れ、歪んだ絆に成り代わってしまったENDあり、ふたりしてすべてを忘れて刹那に溺れるENDあり、そして友情を守り抜くのがトゥルーENDです。
そう思うとスイプー以上に「愛でもなく恋でもない」物語ですね…。ルムナン…。
本当にまったく愛は発生しませんからね…。常にセックスするようになったAENDも、大地は「彼氏じゃないんだけどな…」と何度も心で呟いてるし。
じゃあいまのふたりがなんなのかと言うと大地も誠二もわかっていない。友情の残滓をセックスで繋ぎとめてる…みたいな…?
しかし恋愛が発生しないことに、こんな満足感を得られるというのが新しい発見というか、新鮮でよかった!
ふたりはもうあの日のことを口に出したりしないと思うし、もう二度と沖縄に行けないとは思うけど、あのときに互いを守りたいと思う気持ちはずっと忘れないと思う。お互い結婚しても、オッサンになっても、会う時間が年に数回になっても、会えば笑い合って、お互いを親友だって思うんだろう。
なんて美しいんだ…!!
そんなわけで素晴らしい一作でした。
ただ、何度も言ってますが、BLゲーは嗜好品なので、どんなに完成度が高くても嗜好に合わなければ「ごめん無理」で片付けられてしまう…。
もちろんこれは正しい。楽しくやれてこそのBLゲーですからね。
実際「大スカ、グロ」という地雷度の高い要素を前面に押し出してるので、最初から無理な人は避けやすいという親切設計ではあります。
大スカやグロは好きじゃないけど、ちょっと内容に興味ある…という人は是非やってほしい!緩和設定もあるし!!
そしてこだわりを貫き通すParadさんを今後も応援したいと思う私でした。
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