罪ナル螺旋ノ檻 総評
後藤羽矢子です。
罪ナル螺旋ノ檻、総評です。
とりあえずネタバレに抵触しない部分の感想。
前の記事にも書きましたがシステムはめちゃくちゃ快適。シーン回想は本棚のようなビジュアルになっていて、その背表紙の色でBAD、GOOD、トゥルーがわかるようになっていて、何を取りこぼしているのかが一目でわかる仕様。素晴らしい。
さらにところどころに場面転換の暗転があるのですが、そのときに流れる音楽で、自分がBADに向かってるかGOODに向かってるかもわかる!BADに向かってるときはデーデーデーデーテデーみたいな暗い音楽なのです。
本当にシステムは痒いところに手が届きます。
しかしどういう理由だかわかんないのですが、デスクトップ上のアイコンの位置を移動させるとショートカットエラーがでて、さらに「レジストリが壊れてる可能性があります」などと言われてゲームが起動しなくなる。
セーブデータは残ってるので、一回アンインストールしてまたインストールすれば普通にプレイできるんですが…。そして私はもう3回もこれをくり返している…。
そしていまもまた起動できなくなった…。どうすればいいのかは正直わからないままです。
そして肝心の内容はといえば…
以下おりたたみー。
お話は貴種流離譚であり、復讐譚であり、三角関係があり、身分違いの恋もある。
とっても面白くなりそうな要素が詰まっていて、実際面白くもあったんですが、なんていうか漫画に例えるなら50ページのプロットを32ページに詰め込みました!みたいな…。
しかも最初のほうで悠長にネームを切ってたらページが足りなくなってきたんで慌てて後半詰めましたって感じ…。
特にクラウスはまだよかったんだけど、グレンENDの駆け足さがすごい。クラウスの記憶が戻ったけどこのまま神職を続けるとか、そんないっぺんに言わなくてもいいじゃない…。そのシーンのあとに「後日──クラウスから手紙がきた」とかじゃダメなんすか…。
前半は描写も丁寧で、ニコの生い立ちが明かされて、グレンが手の甲にキスするシーンあたりは「おおお面白い~!!」とかなり盛り上がったんですが、後半の駆け足さが若干興を削いでしまいました。
ニコがどっちつかずで揺れまくってるのも、心情としては普通にアリだし、自分だってそうなるだろうなと思うんで、そのへんの心理ももうちょっと丁寧に描写してくれれば三角関係の醍醐味も増すのに…と思いました。
そして絵のほうはというと。
背景はすごく美しい。イギリスの雰囲気がすごくよく出ている。やっぱり背景も大事だよな~といい背景を見るとしみじみします。
スチルはだいたいご褒美レベルですが、ちょーっと出来にムラがあるかな…。でもだいたいどのゲームも多少の差はあれどスチルにはムラがあるので充分許容範囲です。
好きなスチルは、クラウスとニコが血まみれで雪のなかに倒れてるのと、グレンがニコに壁ドンしてるのと、グレンが銀食器磨いてるとこと、グレンがニコの手にキスしてるとこかなー。
そうなんです。ビジュアルは断然グレンのほうが好きなのです。
でも萌えは…やっぱりクラウスだったかなあ…。
グレンルートに行くまでは、グレンのほうがお話的に萌えるかも?と思ったのですが、グレンのニコに対する気持ちがあまりに盲目的すぎて、ちょっと人間味を感じなかった…。
いちおう「ちゃんと一人の人間として愛してる」とは言ってるんですけど、そこがもう駆け足エリアに突入してたせいで、口だけでの説明になってたから…。
なんか文句多めになってしまってすいません…。いろいろ惜しくて…。
声優さんの演技は大変よかった!
クラウスさんの喋りを聴いてて「あー…絶対知ってる声…でもわかんない…ま、いいか…」と相変わらずダメ絶対音感皆無な私でしたが、あとで調べたらメインの皆さん刀剣の人なんですな。そう知ったら「あーあーあー」ってわかりました…って当たり前だろ!!
そんな感じで、私としてはフルプライスでやりたかったな…というのが最大の感想。
この設定と筋立てでもっとねちねち愛憎渦巻く復讐劇が見たかった。
忙しい現代人としてタイトなBLゲーもいいと思ってましたが、私はやっぱりそれなりに長いのがいいなと思った次第です。
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コメント
罪なる螺旋、自分もフルコンプしました。
クラウスEND回収が難易度高すぎて心が折れ、果ては雪山で心中がトゥルーかよ!と雄叫びをあげました(その後心底安堵)。
ルート&ビジュアルとしてはヤンデレ執着下僕攻のグレンさんが好みでしたが、ミドルプライスとしては楽しめましたね!!
いつも感想速報ありがとうございます。
長く重宝させていただいております・・
投稿: おぼろ | 2016年6月 1日 (水) 14時33分
地味に難易度高いですよね…。
意外と序盤の選択が大事だったり。
グレンさんはツンと従順の二面性のギャップとビジュアルがよかったですが、もうちょいくだけてくれれば最高でした…。
投稿: 後藤羽矢子 | 2016年6月 4日 (土) 10時56分