大正メビウスライン帝都備忘録 千家ルート感想ネタバレ
後藤羽矢子です。
昨日今日と世捨て人のように部屋に閉じこもり、メビウスラインの世界に耽溺していました。
とりあえずフルコンプー!
すっげええええええええええええええよかった!!!!
プレイ時間はだいたい1ルート2時間くらい…かな?伊勢兄弟ルートだけちょっと短い。
スチルは1ルート5枚づつ。どれもめっちゃ気合いがはいってて眼福必至。
そしてなんか塗りが異様によくなってる!!
いや、別に前だって悪くはないんだけど…。なにがどう違うんだろう…。グロウが入ってるから?こういう塗りのよしあしって、いいのはわかるんだけど、なにをどうしてよくなってるのかがわからない…。塗りの世界はいつも謎に満ちている…。
それと演出!
過去に再三、ラブデリの演出の垢抜けなさを揶揄してた私ですが、今回はもう
ラブデリに土下座するしかねえ!!!と思いましたね。
特に時雨ルートの冒頭と、ミサキルートのある場面では鳥肌がたつほど痺れました。
その演出でフリーズしてしまう人もいたみたいですが、私も一瞬固まりかけたときもありましたが、しばらく待ちつつ画面クリックしたら砂時計がでて復帰したので、固まった!と思っても少し待ってみよう!
それと、選択肢全部つぶしたのにスチルが埋まらない~!って人はスタートから始めよう!新しい選択肢がでるぞ!
あと今回度肝抜かれたのが、エロシーンでアナルにモザイクがかかってなかった!
京一郎のアナルが公に晒されてる…!すげえ…。なんか無闇に感動した!
あ、さすがにチンコ挿入したらモザイクかかりましたけどね!
でもこれからのBLゲー、素のアナルはモザイクなしが定着して欲しいですね!
今回のプレイは、千家、館林、伊勢兄弟、時雨、ミサキの順番でやりました。
今回ルート制限がないので、どこからでも始められますが、いちおうミサキをラストにすることをオススメします…。
とりあえずプレイ順に感想書きますので、今回は千家ルートです。
以下おりたたみー。
のっけから不穏分子をサクサク排除してる京一郎。冷血漢ぶりも板につき、端から見ればおぞましい千家の片腕な京一郎ですが、千家とふたりきりのときは小言オカンみたいになってるのが可愛い。
しかし京一郎、軍の仕事と千家のお世話と、あと千家には秘密の独自の諜報活動といろいろやりすぎてて大変だなあ…。
その京一郎の諜報活動ですが、葛城という男を密偵に雇っている。この葛城、絶対知ってる声なんですが、ダメ絶対音感のない私には声優の特定ができなくて「まあいいやENDロールで確認すれば」と思ってたら、トリップの中の人じゃん!!!
顔グラもないモブにずいぶん贅沢なキャスティングだな!!と思いました。
京一郎は葛城のことを「使い勝手のいい駒」としか思ってないのですが、どうも葛城は京一郎に欲情を抱いてるっぽい。
それに気づいた京一郎は「うざいけど、そのへん利用したら却って扱いやすいかも~」みたいなことを考えます。
おうちに戻って、千家とふたりお風呂あがりイチャイチャタイム。
ふたりともガウン姿で、千家は京一郎の膝枕でソファーに寝そべってます。他愛もない、話をしつつチュッチュしてたら京一郎が勃起してしまい、千家がガウンの合わせ目からチンコほりだしてペロペロしたりします。わっ!千家のフェラ!と動揺する私…。
フェラというよりは、いたずらをしかけるというノリですが、こ、ここスチル欲しい!!と思いました。ソファーのアップとか映してる場合じゃない!!!
そして後日、腐女子皇后のもとを訪ね、軽くノロけたあと、ふたり揃って夜会に出席。
立ち絵がちゃんと夜会服になってるうううー!!ギャワー!千家さん素敵!!京一郎も可愛い!
そして社交を必要とされる場では、ちゃんとそつなくふるまえる千家さん…。周りに笑顔をふりまいてる表情はあどけない印象とか、弥勒のようだとか、表現がいちいちグッとなってクリックしながら「やっべ」ばっかりひとりでブツブツ言ってる私でした。
千家が歓談してる間、京一郎がテラスで夜風にあたってると、例の葛城の使い魔に呼びだされる。
呼び出されたお庭で葛城が「夜会に反逆分子が潜入してる」との情報を伝え、その後、千家から一緒に逃げましょう自分が守りますから!と暗い恋情をぶつけてきます。
「愛しています!柊様!」と言い募る葛城に反して冷ややかになる京一郎の態度が痺れる。
このときのセンテンスがじつにいい。
「陳腐この上ない言葉だ。凡俗の極みだ。口にした途端、腐っていく言葉だ」
じつは他のルートではけっこう「愛してる」というやりとりはあるんですよね。ボイスセーブで「愛してるライブラリ」作ったぐらいですから。
その対比がいい。
「愛してる」とい言葉でまとめてしまうには、ふたりは闇も罪も呪いも背負いすぎている。
うざい葛城を術で縛りつけて、京一郎き会場に戻り、千家とふたりで八号呼び出して賊を皆殺しー!
その後千家と一緒に捕縛した葛城のところへ戻り、見せつけックスを始めてしまいます。
外道~!!
それを仕掛けたのは京一郎からで、本当にいいタマになってるなあ…。
そして絡み合うふたりの身体が傷だらけなのが辛い…。本編ではふたりとも綺麗な身体だったのに…。
今回選択肢によってENDが何種類があるんですが、基本BADはありません。ちょっと違う日の違うやりとり、程度ではあるんですが、どっちもいい…。
ENDロールがでるほうは、京一郎が写真屋呼んで、ふたりのポートレート撮ってもらうEND。
このとき千家が和服着てて、うおおおおおおおおお!!!ってなった。
若干複雑な表情をしてる千家がいい味…。
そしてシャッター音とともに、写真立てが窓辺に飾られている図にクロスフェード。
このとき、カーテンが風に揺らめいているのですが、なんか揺らめきすぎっていうか、えらいぬめぬめしててちょっとブホッとなった。
もうひとつのENDは軍務の合間のふたりの会話…って感じですが、そのときの会話が…!
お互いが死んだ(死霊になったら)らどうする?みたいなお題で、お互いにそっけない答えを言うんですが(もちろん本心ではない)
千家が「情の薄い奴め。私の腕一本でも名残に残しておけばいいものを」と言い
京一郎は「貴方こそ。私を愛玩動物のように繋いで、朝な夕なに愛でてやる──くらい言ってみせたらどうなんです?」と。
これって当然も本編の死霊ENDと左手ENDのことで、たとえ別の世界線だろうとふたりは「こうなる」しかないっていうのが切ないっていうか千家ルートの魅力っていうか…。
シメの一文も痺れました。
ローザさんのシナリオは本当に、会話も地の文も「美味しい」
そんなわけで充足感すさまじい千家ルートでした……。
次回は館林ルートです。
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コメント
毎回感想を楽しく拝見しています。私は複数買いをしていないので、よろしければ店舗の特典の感想もお聴きしたいです。
よろしくお願いします。
投稿: | 2015年12月20日 (日) 02時23分
ありがとうございますー。特典も消化したので総評書き終えたら特典の感想も書きますねー。
投稿: 後藤羽矢子 | 2015年12月25日 (金) 00時57分