みずたま 上村陽太ルート 感想ネタバレ
後藤羽矢子です。
5月3日発売になった、ご新規ブランドBLTのデビュー作「みずたま」を今日やっとプレイ、コンプいたしました。
2500円の低価格、ローコスト、攻略キャラは2人で、シナリオのボリュームも控えめ。サクッとエロを楽しんでくださいというコンセプトの作り。
低価格BLゲーというとどーーーーーーしても「楽園行」と比較してしまいがちです。絵師も同じスズケンさんですし。
楽園行が攻略キャラ6人なのに比べると2人は少なっ!と思いますが、その代わり楽園行は共通部分がムチャクチャ多く、しかもその共通部分のテキストが攻略キャラの名前だけ変えたおそるべきハンコっぷりなので、純粋に比較はできないような気もします。
システムは若干こなれてない感じ。
テキストの色が黒で、ちょっと見づらい。環境設定で変えられるかと思ったら変えられない!セーブしたり画面を切り替えると、ほんのちょっとタメがあったり、スマートじゃない印象。
でもプレイしてるぶんには特に問題はなかったです。
お話は最初からバカエロに徹しています。
公式にあるストーリー紹介からして
夏休みの始まり。終業式。
親の転勤でこれまでの栄光を捨て、
新たな学校に転入することとなった主人公――藤堂アオ。
彼の栄光――それは、水球部員全員を喰ったこと。
おかげでチームは一丸となり、地区大会準優勝までこぎつけたのだ。
だが、それも過去の事。
此度の転校をきっかけに、アオは普通の男子校生に戻ろうと思っていた。
しかし、転校先で再会した幼馴染に流されるまま
再び【水球部】へと入部することになる。
やるからには、今度こそ優勝したい。
その思いを胸に、アオはまず、幼馴染と後輩に目をつけた……。
とかなりキテいます。
天現寺橋センセイといい、最近ビッチ主人公きてる?
しかしセンセイがアンニュイ系ビッチなのに比べると、アオくんは熱血系ビッチというこれまた新機軸。
そんなわけでとりあえず幼馴染の上村陽太から攻略しました。
以下おりたたみー。
テキストはアオくんの一人称。
一学期の終業式が転校初日のアオくん。登校しつつ前の学校ではやりたい放題だったけど、そろそろ進学も考えないといけないし、自粛して慎ましくしてようと考えたのもつかの間、不良に絡まれ、ボコにした挙句そのうちの1人を物陰に連れ込んで逆レイプしようとする!!
「こんなところ仲間に見られたらホモだって思われるだろうな」という意味のことを言って相手を脅しつつ「はははは!おらァ、入んぞ!」と上に乗っかり高笑い。男は泣きながら「やめてぇ!」と懇願。のっけから飛ばしまくっています。
とにかくアオくんは可愛い顔して力も強く、エッチのテクは手コキで不良を10秒で勃起させるほどで、汗臭い熱血や青春が大好きな、涼しげな容貌とは真逆の内面の男の子なのです。
編入したクラスには、小学生のときの幼馴染、上村陽太くんがいました。
タレ目の童顔のワンコ系男の子ですが、ガタイが凄く、制服のシャツからは巨乳のごとく胸筋が盛り上がっています。
この顔の可愛さと肉体のギャップが、ほんのりとショタマッチョを思い出させます。
アオくんの水球選手の名声は、ここまで響いていて、陽太はアオくんを水球部に引きいれる。
その部は部員も少なく、雰囲気もゆるゆる、全体的にやる気が感じられなく、唯一やる気、技術ともにあるのは後輩部員の桐生尚紀だけ。
そして陽太のほうは、昔は泳げたはずなのに、いまは泳げず部員といってもマネージャー。
部員になるのは保留しつつ、心ではこの部をどうアゲていくかと考えている熱血アオくん。
まずは陽太を泳げるようにしようと考えルート入り。
話を聞くと、どうも陽太が泳げなくなったのは、精神的なものらしいとわかる。
しかしその対処法が、陽太をプールサイドに座らせ、股間に顔を割り込ませてフェラ!
「水に沈むのは、体に力が入って水の浮力を殺してるからだ」と尤もらしいことを述べつつ、幼馴染のチンポをしゃぶるアオくん。
「これは指導だから気にすんな」的なことを連発しつつ、陽太を射精させ、呆然とさせてるところをプールに引き込みます。
そこでさらに体の力を抜くためにと水中素股を持ちかけるアオくん。そこでいろいろ逡巡めいたやりとりがあったものの、結局素股することに。
しかし!腿の間に挿入したと思ったら、うっかりアナルに入っちゃったーーーーーー!!
って、おめえ、ヘルスでうっかりを装って嬢に挿入しようとする客じゃねえんだから…。
まさかの事態にお互いとまどうも、結局完遂。
うぶな幼馴染をなし崩し的に童貞喪失させてしまったことにちょっと責任を感じて「指導の一環だしたいしたことないし!」的なことを言って慰めるアオくん。
しかしその後、微妙に気まずい雰囲気が2人の間に漂う(そりゃそうだ)
ところで陽太は、ものすごい不運体質で、何もないところで転んだり雨に降られたりしており、その体質が合間合間の強引な展開を成立させています…っていうかじつはあまり成立してる気がしないんですが、まあそれはそれ。
そしてその不運の余波がアオくんにまでおよび、いままであまり遭わなかった痴漢に遭うようになったり、変態のおじさんに物陰に連れ込まれてイタズラされかかります。
それをことごとく陽太に目撃され、アオくんの物慣れた風情に気持ちがざわつく陽太は「いつからアオはそんなふうになったの?」と言ってしまう。
その後のアオの挑発やらなんやらで、着火してしまった陽太は、アオを立ったまま犯す。
ここは2人の気持ちの微妙なズレや陽太の自分でもよくわからない気持ちが交錯した、ちょっぴり切ないエロ…みたいな雰囲気を醸そうとしてるのは、わかるんですが、バカエロで展開してきて、助走もなくいきなりシリアスめになられても戸惑う…。
その後も超展開で、あえて伏せますが、ここまでふっきれてると逆に清々しくていいと思いました。
一応とってつけたようなBADENDもあって、「今日、陽太が死んだ」の一文には、悪いんですが、ゴブフォーーーーーーーッとなってかなり爆笑してしまいました。
このシリアスは絶対に笑わせようとしてやってるよね…?確信犯だよね…?
違ったらすいません…。
そんなわけでこのノリというか雰囲気をどう受け止めていいかわからないまま終った陽太ルートでした。
次回は桐生尚紀ルートです。
最初に言ってしまうとこっちのルートのほうが、やや正道であり好みでした…。
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