東京メビウスライン 柊京一郎の場合 感想ネタバレ
後藤羽矢子です。
昨日はコミティアに参加していました。
オリジナル創作オンリーのまったりイベントですが、そのまったりさが最近心地いい…。
お声をかけてくださった方のなかで、耳を読んでGOATBEDのライブに行き始めたとおっしゃる人がいまして、こんなブログでもGOATBEDの販促になってるんだと思うと、嬉しいものがありました。
それと同業者の方で、全然そうと思えなかった人がけっこうディープなBLゲームファンで、耳を読んでくださってると知り、それも嬉しかったです。
そんなわけでこれからもいろいろレビューとかガンガンあげたいと思います。
といっても今日はイベント連チャン疲れがドッときて、部屋片付けなきゃいけないのにボヘーッとしてました…。やれたのは東京メビウスラインを一枚聴くことだけ…。
しかもitunesにインポートしたあと、そのまま聴いていたのですが、何故だかトラックの順番が逆になっていて、私は最後のトラックから聴き始めていました。
「んー…なんか筋が頭に入ってこないなあ…」と思いつつも、3トラックぶん聴き続けていました。すぐ気づけよ!!!
そんなバカなこともありましたが、大変楽しめました。
以下おりたたみー。
お話は死霊が見えてしまう帝大生の柊京一郎くんが、天現寺橋と知り合って悪霊退治のお手伝いをする…というざっくりしすぎですが、そんな感じで。
冒頭カフェで優雅にお茶なんてしつつ野々村からの電話の応対。
ていうか野々村現代にまでしゃしゃりでてんのかい!!
しかも声はいっさい聞こえないけど、京一郎の狙いなのがにじみでています。
電話を切ってオープンカフェでカフェラテなんて飲んじゃってる京一郎。ちなみにカフェはニャリーズだそうです。紅天の現代パラレルではスターニャックスでしたが、ここの現代のカフェ事情は猫が司ってるようです。
そんな優雅なひとときを過ごしてると、ふと近くに死霊が佇立してるのを発見。気づいてることに気づかれないよう装う京一郎の前に天現寺橋さんが現れます。
そして京一郎が死霊が見えていることを指摘したうえで「この霊をあげてやろうか?」と言ってきます。
それがきっかけで知り合う二人。
天現寺橋は帝大の除霊を大学から請け負っていて、京一郎も部室などに霊の気配を感じていたし、いろいろ利害が一致して協力しあうことになります。
天現寺橋のほうは、もともとが現代の話なので、ほぼそのままのキャラですが、京一郎のほうはもとは大正の人間なので、けっこう変更があります。
一番の変更点は、柊の家の使命と刀の力をすでに理解していて、祝詞もある程度使いこなせることです。
そしてすでに彼氏もいる!
もちろん天現寺橋にもです。
その彼氏が誰かということは、当然明かされず、ユーザーがそれぞれ自分の好きな婿を想像してね!という感じなのですが、といってもですね。
私にはどーーーーしても館林に思える。
もちろんメビウスキャラは全員あますところなく好きなので、誰でもいいんですが。
京一郎の住むマンションの前で、彼氏が待っていて、それにいち早く気づいた天現寺橋がイタズラ心で別れ際の京一郎にすり寄ったり誤解を招く台詞を吐いて、嫉妬を煽る。
ここも、時雨だったら、天現寺橋が去るまで待ったりせずに、「なーにやってんだ?京一郎」と、その場に乱入してくるような気がするし、千家も京一郎がそんなことをされるのを許しておくような男じゃないと思う。
というか、いくらパラレルでも千家が平民に甘んじてるとはとても思えないので、千家だったら京一郎を1人で暮らさせておかない気がするし、そんな場面を目撃されたら、天現寺橋の命が危ない。
ミサキはたぶん京一郎を守護するべく、刀のなかでスタンバってるような気がするし、となると館林しかいない気がする。
その夜に嫉妬で京一郎を攻めたて、キスマーク4つもつけるような情念も館林っぽいし。
ラストでは、誤解をとくべく「話したいことがある」と京一郎がメールを送ったら、それを別れ話と勘違いした返信がくるというオチだったのですが、そういうとこもまた館林っぽいじゃないですか。
「話がある…?もしやあの男と…!いや、しかし京一郎の幸せを願うなら、自分はいさぎよく身を引くべきでは…?」みたいなことを苦悩の表情で考えそうじゃないですか。
こう書くと自分のなかの館林観がすごいヘタレみたいですが、相手のことを思いやりすぎてしまう性質って感じです。
そして天現寺橋のほうもちょっと嫉妬プレイを味わいたくて、自分の彼氏の前で京一郎の膝の上に座ったりとイタズラをしかけます。
雑踏のなかから、京一郎もびびるほどの嫉妬の視線を送ってくる天現寺橋の彼氏…ってもう私には上大崎さんにしか思えない…。いちおうちょっと上大崎さんの名前も出てくるしな。
ていうか、このCD、登場人物が京一郎と天現寺橋、その他死霊、しかいないので、どうしても本来我の強いキャラが押さえ込まれる形になってしまうのが難点といえば難点。
しかし、京一郎と天現寺橋のコンビはなかなかよかった。
生真面目な学生と爛れた色気を放つ陰陽師、歳の差10歳ほど。
彼氏がいてセックスもしてるけど、「後にも先にも1人だけです!」と言いきるウブさの京一郎にセクハラと別ベクトルのエロ揶揄をしかけてくる天現寺橋。
しかし京一郎もからかわれっぱなしではなく、歳のことで天現寺橋をビキィッとさせたり、いい掛け合いを見せてくれます。「三十路ですか?」「29!」のところはブフッと噴きました。
たぶん天現寺橋、自分は歳より若く見えてるという自負があったんだろうなあ…、そこを三十路といわれてビキッてなるのが可愛い。
つーかやっぱり館林が三十路だから、三十路への審美眼が養われたのでは…と思う私です。
とにかく最初から最後まで、2人の会話だけで話が進むものの、ダレる感じもなく、会話劇もニヤニヤできて楽しい一枚でした。
次は天現寺橋の場合、ですが、天現寺橋のエロ目線に京一郎がどう描かれるのか…楽しみです。
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