PigeonBlood 橘ルート感想ネタバレ
後藤羽矢子です。
PigeonBloodフルコンしたー!
いやー橘ルート面白かった!最初は攻略順しくったかな?と思ったけど、橘オーラスにしてよかった!というかちょっとだけルート制限かかってるから、公式的にもオーラス推奨かも…?
と、なるとやっぱり攻略の順番は、美作→水沢→雪ノ宮→橘がいいのかもしれません。
この順だとちょっと雪ノ宮が割り食ってしまうかもですが…。
以下おりたたみー。
共通部分では、レイプしようとするは、実際に暴力はふるうはで、狂犬めいたイメージしかない橘ですが、ルートに入ったら突然インテリ化!!
桐嶋家の書庫に入り浸り、なにやら文献を漁っています。
なんでも、昭和の怪物と呼ばれていたおじいちゃんが「桐嶋家の鬼」の力を欲していたというので、橘自身も気になって調べている…とのこと。
ルート序盤から話の焦点を鬼に据えてるので、デスゲームはもはやそっと添えるだけ…状態。
ふなうちの儀のときに聴こえてくる謎の声…和樹の周りに現れ始める蛇…とホラー味が増していきます。
ところでいつも「ふなうち」と聞くたびに「ふなあああああああああうちいいいいいいいいい♪」と「粉雪」のメロディーで脳内歌唱してしまう私です。
それはともかく、森で動物の大量死体を見たあと恐怖で走っていたら蛇の巣穴に落ちるというBLゲーム史上もっとも悲惨なハプニングに見舞われる和樹。なかに蛇がうじゃうじゃいて「ひいいいいい」ってなってると、橘が抱っこして引き上げてくれる。
足首を噛まれたというと、噛み跡をちょっとナイフで切って血を吸い出してくれる橘。このスチルが無駄にエロい。
そんなふうにちょこちょこと橘にヘルプされてだんだん最初の頃の恐怖心が薄れてくる和樹。橘もあまり嗜虐的な矢印を向けなくなり、ジムでストレッチ&マッサージなど始めます。
BLゲーでマッサージって言ったら、もう辿り着く先はひとつ…。
案の定、最初は真面目なリンパマッサージでしたが、股の付け根あたりをマッサージしてたら和樹が勃起してしまい、アッチのマッサージも始まってしまいます。
そこで和樹を怯えさせないように無言で行為に及ぶ橘にちょっとキュンとなる…。
ここでは手コキまででしたが、私は男女エロでもBLでもこういう流れが好きだ…。
この後、橘が「俺も後始末するかな」とか言って自分のチンコをほりだします。
それは和樹も思わず息を飲むほどのデカさ…らしい。
「太さは僕の指でやっと一回りできるかどうか、というくらいだし、長さだって拳2つぶんくらいある」という記述に、実際手でやってみたのは私だけでしょうか。
それはともかく橘のチンコをガン見しているうちにまた勃起してしまう和樹。それに気づいて「口でしろよ…」と甘く囁く橘。ふらふらとチンコに吸い寄せられそうになるも、そこにコウモリが乱入してきてブフッと吹く。
どのルートでもそうなんですが、エロの最中にホラー要素が乱入してくると、びびるというよりも逆に吹いてしまう…。
そんな感じでもはやほとんど橘に心許しまくりで、雪ノ宮に「ゲーム真面目にやる気あんのか?」とツッコまれたりしてた和樹ですが、その晩、遊戯室でひとり、例のレイプ未遂動画を観返してる橘を目撃して逆上します。
逆上した和樹を橘も最初はなだめようとするも、埒が明かないので肉体言語に切り替えます。そしてそのままレイプになだれこみます。
レイプといっても蜜蝋塗りたくってグチョグチョにしてケツイキ数回キメさせたうえの挿入で、和樹もチンポには勝てなかったよ…状態。
犯されてイカされまくって、プライドも何もかも壊されて凪いだ和樹の心に鬼が侵入してきます。
美作ルートでは美作、水沢ルートでは橘が鬼に憑かれてましたが、和樹自身が憑かれる話きたかー!
鬼に憑かれた和樹は、覚醒!って感じで図太くなり、さらに庭師に秋波を送るなど小悪魔的な一面もでてきます。
といっても別人!って感じではなく、ちゃんと元々の和樹と地続きではあります。なんていうかいままでの和樹に新しい一面で見えてきた的な…。
さらに橘に武道を習い始め、心身ともにスキルアップしていきます。
この修行シーンが妙に長いうえにリアルで、なんか弱虫だった僕が武道で強くなった…!系の少年漫画みたいだぞ!
しかし一方で不穏な出来事も続き、飲み水用貯水タンクに蛇がぎっしり詰まるという、ホラーやグロとはまた別ベクトルで悲鳴ものの事件が。
そんな感じなんで、さすがに辟易してきたのか、雪ノ宮が「ここにいるのはもううんざりなんだが(そりゃそうだよね)ゲームやる気あんのか」みたいなことを再び和樹に問う。
そこで一堂会してるのに堂々と「僕は橘さんに犯されて橘さんのものになりました。だからゲームなんてお終いなんです」とぶちまける和樹。
どショック受ける執事。めっちゃ引いてる水沢がかわいい。
そんなわけで、次の日朝イチで出て行った雪ノ宮と水沢。あー雪ノ宮「結局こいつも桐嶋の爛れた人間だったか…」とか思ってるんだろうなー…雪ノ宮可哀想…。
しかし館もので離脱は死亡フラグ…。美作ルート水沢ルートでは無事帰宅できた雪ノ宮でしたが、今回は水沢、庭師一緒に行方不明。
さらに次の日の朝、バラバラ死体になってるお手伝いさんの依子さん!
グロ画はすべてイメージ画で中和してるんですが、それでもこれはかなりキた…。
和樹の叫びに集まる皆さん。死体見て吐く美作。
美作、水沢ルートBADで水沢のバラバラしたい見て平然としてたけど、ここではけっこうメンタルやわい。
和樹と橘は下の集落に行って警察を呼ぼうとしますが、何度ぐるぐる歩いても結局屋敷に戻ってしまう。
かくて、和樹、橘、美作、執事は屋敷に閉じ込められる状況に。
鬼がいつやってくるかわからない状況で、食料や燃料を気にしながら身を寄せ合う状況。
この閉塞感…怖いけど面白かった…。美作は酒に溺れ、橘はまるで諦めずにふてぶてしく逞しく、そして和樹はせいせいと橘と抱き合い求め合う。
やがて時間も狂いだし、昼か夜かもわからなくなり、美作はファビョって外に飛び出すし、執事は橘に毒を盛るし、(和樹がヒーリングした)どんどん腐食していく空間。
そのなかで和樹と生きてここを出るという想いで自分を支えているという橘。
ここ泣けたー…。
そして一緒に鬼退治しようって行って、鬼の刀ゲット。ここいつも大森が一緒だったからなんか新鮮!
出てきた鬼を橘と一緒に刺し貫いて暗転。
数年後、すっかり鬼になった和樹と、昭和の怪物の跡を継いで、会社めっちゃ大きくしてる橘。和樹の鬼の力──予知能力や呪力は橘をバックアップし、橘は和樹のために人間の目玉を捧げる。
目玉を口移しで和樹に与える橘。口のなかで目玉を行ったりきたりさせてるのがエロい。
桐嶋の鬼となった和樹は橘をあるじとし、橘は和樹のためだけに膝を折ると言う。
インモラルで切ないBADだわー…と思ってたらHAPPYEND用のスタッフロールが流れ始めて、ええええええええええええっ!!これHAPPYENDなのおおおおおお!??と愕然。
一応ふたりとも人間のままのHAPPYENDもありますが、こっちは短いし本当にフォローのためだけに入れたって感じです。
和樹が鬼になって橘をモリモリ食っちゃうBADもあって、こっちもわりと好き。
血溜まりに映りこむ腸ほおばってる和樹のスチルがいい…。
嗚咽をあげながらそれでも美味しいと思いながら橘食べてる和樹がいい…。
それを見ながらメッチャ嬉しそうに「おいしいですか?」と聞いてくる執事の口調のルナティックなこと…いちいち内臓のオススメポイントを語りつつ、自分の鬱憤も混ぜこみつつ、引きつった高笑いをあげる執事の演技プライスレス…。もちろんボイスセーブとりました。
そんなわけでオーラスを飾るにふさわしい満足度の橘ルートでした。
あ、4人をクリアするとお兄ちゃんルートもあるんですが、それは事件の裏事情的補足って感じなので割愛。
次回は総評です。
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