クリ蒼ドラマCD 感想ネタバレ
後藤羽矢子です。
脱力した気力も戻ってきたので、クリ蒼ドラマCDの感想書きます。
今回は無駄にびびってしょっちゅうコピーとりまくった…。
でもそういうのも最初だけで、またすぐ忘れるんだろうな…。
以下おりたたみー。
お話はゲーム本編のEND、二人が再会するところの回想から始まります。
そして半年後、すっかり瀬良垣家の一員としてなじんでいるクリア。
それにしてもタエさん、血の繋がらない娘、その夫、さらに血の繋がらない孫、そしてロボット…と不思議な家族を形成してますな。
クリアはロボだし、すべてが完璧にそつなくこなせると思いきや、料理以外の家事は最初は失敗続きだったそうで、ちょっと意外。どうもマニュアルのないことなどは苦手っぽい?
そんなわけで完璧にこなせる料理は頑張るクリア。この日も完璧な和食の朝ごはんを作ります。説明聞いてるだけで美味そう。そして蒼葉ちゃんの食べてる声がまた美味そう。
それにしてもクリアが「愛です!」と言ってるのを蒼葉ちゃん咳き込んでごまかしてたし、当たり前だけど内緒なのか…。
その後もお昼に平凡まで出向き、手作り弁当を差し入れしたり、ほのぼの新婚さんのようなクリアと蒼葉。といってもあまり色気を感じない…。なんかあの家でイチャイチャしてる気配がしない…。やっぱりやるときはあのヤリ部屋おじいさんの家なのかしら…。
婆ちゃんにそろそろ働けと言われ、やる気マンマンのクリアですが、少しづつクリアの体に異変が見られるようになっていきます。
あああ…やっぱりそういう流れ……。
その間にも、クリアが完璧な恋人目指してスパダリ臭漂わせたり、公園デートしたり、クリアが蓮に悩み相談したりとなごみエピソードが入りますが…。
蓮が相談に乗るところ可愛かったなあ~。「蒼葉はそんなこと言わないと思うが…」と言うところの、蓮の、ちょっと「俺のほうが蒼葉のことよく知ってるからね」のような余裕のようなものが可愛かった!そのあと蒼葉が入ってきて「ふたりでなに話してたんだ~?」「内緒です」もくすぐったくて可愛い!
しかしその直後ぶっ倒れるクリア…。
それにしても…それにしてもーーーーー!!
ゲーム本編のときから感じているモヤモヤなんですがー。
蒼葉ちゃんはクリアの不調を知り、それまで検査や調整を婆ちゃんがやってるのを見てるだけの自分にふがいなさを感じて、少しでも自分で直せるように勉強したりするんですが…。
「ネットで見たり」
「詳しい人に教わったり」
って…おいい…って言いたくなってしまうんです…。
正直、クリアの体を作っている技術って、この国の最先端かつシークレットな技術だと思うし、そんな生半可な勉強でなんとかなるもんじゃないと思う。
専門の学校に入って何年も勉強しても厳しいと思う…。
そこはクリアを自分でなんとかしたいっていう蒼葉ちゃんの「気持ち」がキモであって、実際に作中でも直せる日は来ないと思う。
でもそこは婆ちゃんに「お前の気持ちはわかるけどね…。そんな一朝一夕の勉強でなんとかなるもんじゃあないんだよ…」とか言わせて欲しい。完全に私の心の声ですが。
このあたり、気にならない人はあまり気にならないと思うんですが、私はメチャクチャ引っかかっちゃうんですよね…。蒼葉のデザイナーズベイビーとか他のトンデモ科学部分は全然気にならないのに、クリアに関してだけはなんでだか引っかかってしまう…。
このへんは個人の好みということで聞き流してください…。
クリアを直すには体をアルファのと全とっかえするか、損傷した部分を直すかしかなくて、後者は失敗する確率が高い。
戸惑う蒼葉に、婆ちゃんは「入れ知恵とかいっさいせずにクリアに全部決めさせるように」という意味のことをきっぱりと言います。
言われたクリアも悩み、出口を求めさまよい、おじいさんの部屋に辿り着きます。
そこで発見したおじいさんの遺した手紙。
ここはジインとなった…。
おじいさんは、いつかクリアに「心」が生まれることを知っていた。
でもそれは、物に魂が宿るのと同じような、人が神を信じるような、そんな科学では説明できない領域。
心が生まれるということ、人間であるということ、それはクリアのなかに「人間らしい優しさ」や「思いやり」と同じだけの「欲望」や「エゴ」も生まれるということ。
だからクリアは「自分が死んだら一緒に死んでくれるか」という意味のことを蒼葉に問う。
それに対して「ああ」と強く答える蒼葉。蒼葉も、クリアに生まれたそういう綺麗なだけじゃない感情を愛しく思っている。
ちょっと話飛ぶんですが、リコネBADのクリアも、あれはあれで人間の心なんだろうなー…といまになって思いました。歪んでしまった人間の心。
機械ならあんな執着はきっと生めないだろうから。
自分のエゴを受け入れてくれた蒼葉の言葉に、クリアはアルファの体に総とっかえする決心を固めます。蒼葉と一緒に生きることが一番大事なことだからと。
「タエさんに、その話をしましょう」と言うクリアに
「婆ちゃん…いま…出かけてるから…」と言う蒼葉。
あ……すごくいいシーンなのに、そろそろエロシーンくる…と思ってしまう私。
婆ちゃんの不在はエロフラグ……。
ああー…それにしても蒼葉ちゃんの嗚咽かわいい…。
泣き顔を洗うために洗面所に行き、ついでに風呂に入るかと服を脱いだとこで、ラッキースケベ的に乱入するクリア。
しかしこのときのクリア、キョドりすぎ!マッパならともかく、上半身裸ってだけなのに…。一緒の部屋に住んでんだからそれぐらい見慣れてそうなのに…。でもそんなことでキョドってしまうのがクリアらしくて可愛い!
慌てて出て行こうとするクリアに、抱きついて引き止める蒼葉。「当ててんのよ」と言わんばかりに腰を押しつけて誘う蒼葉がずこい非処女っぷり…。
このときの蒼葉の台詞はすべてが殺し文句…。
「なんで」とか「もう無理」とかの口調が、もおおおおお…男っぽいのにエロいっていう、本当に素晴らしいとしか言いようのない演技。
一応クリアもアナル舐めなどしてイニシアチブとろうと頑張りますが、挿入のおねだりされたり、揺さぶられながらフフッと笑う蒼葉のエロさに始終転がされてる感じでした。
それにしても、「声を殺す枕もねーし…」みたいなこと蒼葉ちゃん言ってましたが、てことは、やっぱり自宅でもやってんのかしら。
なんかスイッチ入ったときにしかイチャイチャしないから、いまひとつ性生活の推測がしにくいクリ蒼…。
その後、無事アルファと体を入れ替えたクリア。
トレードマークの口元のホクロもちゃんと作ってもらいました。
そしてミズキのお店で雇ってもらって仕事も始めました。
クリアの様子見がてら、ミズキの店に行く蒼葉。バーでミズキからクリアの仕事ぶりを聞いた蒼葉がクリアのこと「うちの子」って言うのが、胸に染みる…。
なんていうか、クリアは恋人というより家族の意味合いが強いんだろうなーと思った。
蒼葉の子供の頃のような、誰ひとり血が繋がっていないけど、いろんなもので繋がっている家族(蓮も含めて)。
それはきっと子供の頃の蒼葉を救ったように、クリアを救って、育てていくんだろうなーと健やかな未来を感じさせてくれました。
そんな感じで大変爽やかなしめくくりでした。
ジャケのクリアが座ってる砂時計は、ふたりの残された時間のメタファーだと思いますが、砂はたっぷり残っています。
クリアと蒼葉の時間はまだいっぱいある。と思うとそれだけで嬉しくなる私でした。
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コメント
後藤さま。クリ蒼CD感想、お疲れさまでした!!原作ゲームでもそうなのですが、クリ蒼は常に切なさが伴っているのでお気楽にBL楽しむ感じではないですよね。。
初BLゲーのシナリオの手始めがクリアルートだったので、なおさらそう思ってしまうのですが、後藤さまの感想を拝見して、CD欲しくなりました!
甲斐甲斐しいクリア、蓮との絡み、体の交換(涙)。。あと、他カプではあまり見られない男らしい?蒼葉さんとか…。
甘甘なのはノイ蒼に期待しつつ、クリ蒼で切なさに浸りたいなと思います!!
ありがとうございました♪
投稿: Haschen | 2014年8月25日 (月) 12時32分
返信遅くなってすいませ~ん!
すごいネタバレ感想で購入前の楽しみが削げてないか心配ですがありがとうございます。
一般販売も始まりましたね!
もう聴かれましたでしょうか。
クリ蒼のせつなさはいいですよねー…。
投稿: 後藤羽矢子 | 2014年9月 7日 (日) 13時09分