Lamentoと猫
後藤羽矢子です。
なんかもう全然仕事が終らなくて、GW中もイベント行く以外はずっと仕事です。
私のホリデーは、先行上映会の日まで始まらない感じです。
そんななか、「おこまの大冒険」という本を買いました。
猫好きで超有名な歌川国芳と、これまた猫好きの山東京三がタッグを組んだ戯作です。
メス猫のおこまちゃんが主人公の恋あり流浪あり涙ありの物語です。
それを現代訳にした本で、挿絵もばっちり全部入ってます。
お話は、猫視点と人間視点とで切り替わり、挿絵も人間視点のときは猫は普通の猫として描かれ、猫視点になると擬人化バージョンになるという芸の細かさです。
しかしおこまちゃん、猫のときは可愛いんですが、
擬人化バージョンあんまり可愛くない…というか浮世絵の女みたいな顔になってるんで…。
お話は冒頭、おこまちゃんが出産するところから始まって、5匹の子猫のうち2匹が亭主の子で3匹はいまラブラブ中の彼氏猫とらさんの子供とか言ってて、のっけから「おいおい」と言いたくなるんですが、江戸時代から猫が違うオスの子を同時に妊娠できることが知られてることにも驚きました。
それはともかく、猫たちは人間のようにふるまったり考えたりもするんですが、きっちりケダモノのメンタリティも備えていて、亭主猫とは別に惚れた腫れたで一緒になったわけでなく、たんに同じ家で飼われてたからとか、彼氏猫のことも最初は好きじゃなかったけど、エッチされたら好きになってきたとか、生々しいことこのうえないのです。
そして私はそれを読んでいて、なんとなくLamentoを思い出しました。
Lamentoも人間の形態でありつつも、ナチュラルにケダモノしてて、私はそこが好きでたまらなかったのです。
攻略キャラのなかで一番理知的であろうライさんですら、マタタビや発情期で煽られてコノエたんに一発ブチこんだりしていて、本能に忠実な感じが、そしてそういうのが普通に受け入れられている世界観が新鮮だし萌えたのです。
と、いう話を松本さんにしていたら、「バルドもな~~~~~!!!」とヘッドホン越しに叫ぶ松本。
「田舎から出てきた何も知らないコノエたんをペロッといただいて「いい事したった」みたいな感じ出してて、しかも!ライさんが自分のつがいにしたろ思って連れてきた、いわば息子の嫁みたいな立場の子をだよ。それをひょいって食べちゃって、本当にバルドはケダモノだわ」と一気に言い立てる松本。
「でもそこがいい!!!」
私と松本さんとでユニゾンのように意見が一致しました。
そんな感じで久しぶりにLamento話で盛り上がりました。
ていうかきっかけさえあればいつだって盛り上がれる私たちでした。
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