大正メビウスラインPSP 総評とコンシューマーBLの変遷
後藤羽矢子です。
メビウスラインFDの報きましたねー!
それにしても発売から1年と3ヶ月なのに、その間にドラマCD4枚、関連CD2枚、コンシューマー移植、SSは数え切れないほど…と、破竹の勢いです。
しかしFDはどーも、原画の敷田さんが降板してるっぽい……?
それなら、PSPに絵モノの特典がひとつもないのも、VFBが発表してからまったく音沙汰がないのも合点がいきます。
このへん、たたなさんが退社したばかりの頃のLamentoの展開を思い出してしまって、うあああああ!と胸が苦しくなったりもするんですが。それはおいといて。
アニメのようにキャラデザがいて、作画監督は別にいる、みたいな感じで別の人が原画をやってもいいんじゃないでしょうか。
私は参千世界遊戯の斗目さんがやればいいんじゃないかなーと思ってます。ていうかメビウスラインPSPで多少やってたんじゃないかなと憶測。スタッフロールにも名前があったし。
それでもFDはめっちゃ楽しみです!
ただ発売時の特典攻勢は少し手加減していただきたい…。
それはそうと、メビウスラインPSPの総評です。
今回いままでやったコンシューマーBLのタイトルを出しますが、それは作品の比較ではなく、BL表現の変遷を語るためですのでご了承ください。
以下おりたたみー。
メビウスラインPSPをやって最初に思ったことは
「表現自由になったなあ……」と言うことです。
私が最初にやったコンシューマーBLは「俺の下でAGAKE」で2007年の発売でした。
実質AGAKEは移植というよりは、ほぼ別ゲーにリメイク、といった感じでした。
主人公の壱哉さまがホモだという設定は生きていますが、表現はキスどまり。
男同士がくんずほぐれつするようなエロいシーンは、マッサージ、プロレス、身体検査などに置き換えられ、そこが笑いどころにもなっていました。
唯一吉岡ルートのみ、「やった」という事実を匂わせるテキストが出てきましたが、それも本当に朝チュンもいいとこでした。
しかそんな表現でも当時のファミ通のレビューでは「かなりガチな同性愛を描いた作品」と評されていて、男性レビュワーは若干引きぎみでした。
次にやったのは、咎狗TBでこれは2008年の発売。
咎狗もやったという事実があるのはケイスケルートとシキルートだけで、あとの人たちはキスまでです。
ケイスケは、ドタチュン、シキさんは胸に手を這わすまではしていましたが、下半身はアンタッチャブルでした。
そして数年の空白を経てメビウスライン……。
BL表現はここまでアリになったのか~と胸が熱くなります。というか、咎狗TBはCEROレーティングCでメビウスラインはDなので、基準が違うといえば違うのですが…。
そんなわけで新規のユーザーにとっては、PC版のよさをギリギリまで損ねることなく愉しめる仕様になっています。
移植版としては完璧といっていいほどだと思います。
ただ、PC版からのユーザー的には、変更点がなさすぎて物足りないというところもあります。これはただのわがままなんですけどね。
それでも追加エピソードも多く、サービスは行き届いております。
システムは「次のチャプターまでスキップ」が便利。ボイスセーブはするたびにいちいち「システムセーブしますか?」と出て、それがちょいウザでした。
でも携帯ゲームは場所を選ばずに出来るのが素晴らしい。私はジムで足漕ぎマシンやりながらプレイしていましたが、(人目気にしない)こんなところでBLゲームができるなんていい時代になったもんだと思いました。
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コメント
FD来ましたね。
公式見て度肝を抜かれました。
PSP出たし、これは無理かな、と思っていたもので。
今後の特典情報を待ちたいと思います。
投稿: りりこ | 2014年3月16日 (日) 17時20分
派生いっぱい出しすぎて、FDにするネタあるのかー!とちょっと心配になりましたが、セブ照りならきっと大丈夫…!と思います。
しかし本当にラブデリはやること早い…!
投稿: 後藤羽矢子 | 2014年3月27日 (木) 01時33分