メビウスラインサントラ特典千家SS 感想ネタバレ
後藤羽矢子です。
起きたらすでに、メビウスラインサントラ届いていました。
千家SSのシーガルからです。
じつを言うと時雨SSのステラワースでも購入してしまったのですが、これは申し込んだのが昨日なので、たぶん届くのは明日。
とりあえず光の速さで開封してSSを読みました。
テキスト量は、Cool-BのSSくらい。思っていたより長い。そして…。
……マジ泣きした……!
公式のブログでも「甘くない」と言われていたし、何よりタイトルが「朽ちゆく花」なので、鬱話なんだろうなーと覚悟していましたが…。
でも、確かに鬱な話ではあったけども甘くなくはない。むしろめっちゃ甘いと思った!
以下、隠しもしないでネタバレしまくりますので未読の方はご注意を。
「朽ちゆく花」というタイトルから、京一郎死霊ENDの話かなと勝手に思っていたのですが、意外にも天命の旗ENDの話でした。
お話は出撃前日、横須賀港近くの海岸で交わされる二人の会話メイン。
大きな戦いの前だというのに、ほんのりのほほん風味な千家。京一郎に自分は船酔いするとカミングアウト。
船酔いするのか…千家!カワイイ…。それにしてもたびたび千家が言う「なあ、京一郎」の「なあ」ってすごく萌えるよねえええ。
さらに自分が泳げないことまで暴露する千家!!泳げないのか…。じゃあ左手ENDで崖から落ちたとき、あれが岩だらけの海じゃなく、深い穏やかな海だったとしても溺れ死んでたのかもね…。
そんな和み会話で萌えさせておいて、すぐさま突き落としにかかるローザさんクオリティ…。
戯言を言ったり、ときに声をあげて無邪気に笑ったりする千家の変化を狂気によるものだと感じる京一郎。
術式作戦で欧米に宣戦布告をし、世界中からの帝への呪いを一身で肩代わりする千家。
あああああああ…!!辛そう…!
グランドルートで千家が頭痛でもがき苦しんでいましたが、きっとあれ以上の苦しみなんだろうなあ…。ここでは京一郎がいて多少緩和してくれるけど…。
でも京一郎の力にも限りがあって、千家の狂気も呪いも食い止めることはできない。「力が欲しい」と感じる京一郎、それはどんな手段を用いても国を守りたいという千家の考えと似ています。どこまでも親和していく二人。
それにしても。
千家の「無垢な花が開くような微笑み」が切ないよおおー!
千家の狂気は邪悪というよりは、むしろ子供返りに近くて、ていうか正常なときのほうが邪悪なんですが、つまり呪詛体になる前の千家は、そういうピュアな人だったんだろうなあ…。
グランドルートの呪詛体じゃなくなった千家の顔もあどけなかったし…。
千家が呪詛体にならずに成長してたら、優しくて穏やかで理知的な男の人だったんだろうな…。
ラストは冬の静かな海岸で抱き合いながらキスする二人。穏やかそうなその姿の内面は地獄のようなカオスなのだと思うと、本当に哀しい。
そしてここまできて、まだ千家を「好きだ」と言えない京一郎も哀しい。
そんなわけで特典SSなのに、すごい破壊力でした…。
ていうかこれ千家クラスタなら100%読まないとダメでしょ…。
まったくもう…ラブデリの派生SSときたら…本当に侮れないよ!
もう全複数買いしたくなるから勘弁してくださいよ!
今日の一枚。
チンコとぶっかけの練習用に描いた京一郎さん。
エロ絵なのでサムネ。
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コメント
ようやくメビウスライン終了しました。
素晴らしかったです。
千家エンド、哀しいです。久々に泣ける作品でした(千家ルートのみですが)
終わってみて、後藤様のお言葉が心に染みます。
個人的には千家には穏やかなエンドがあって欲しかったなと思いました。
(スイプーのやるせない感とどっこいかも)
投稿: りりこ | 2013年3月17日 (日) 20時14分
コンプリおめでとうございますー。千家はどちらかというとグランドルートのほうが可哀想でした。呪詛体でなくなって死に場所探してるのがやるせない…。千家ルートはあれで幸せなんだなと納得できるのが切なくもよかったです。
投稿: 後藤羽矢子 | 2013年3月18日 (月) 19時09分