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2012年12月23日 (日)

大正メビウスライン 館林ルート感想ネタバレ

後藤羽矢子です。

ところでメビウスラインにはボイスセーブ機能がついてて、私は地味にこれが好き。

神学校のときはマイケルが「ひっ…ひぃっ」って怯えまくる声や校長の変態台詞などをセーブしまくり、サド仕様なライブラリーになりました。

今回は祝詞ライブラリーになりました。作中たびたび皆さんが唱える祝詞がビンビンに中二心を刺激しまくったので…。時雨が早口で唱えるところとかミサキが棒読みでちょっと気の抜けた感じで唱えるのもカワイイ。館林さんがちょっと固い口調で唱えるのもいい。ラスボス感漂う伊織さんの中二っぽさもたまりません。
私も覚えたい…。

それはともかく館林さんルートの感想です。

以下おりたたみー。

伊織ルートでご丁寧に3回違う死に方をする館林さん…。

館林ルートに入って、館林さんと親密度をあげていくうちに、「こんなふうにプレイヤーが館林さんへの情を移したあとに伊織ルートやったら、さぞかし鬱度があがるだろうなー」と思いました。でもそれってゾクゾクするよね…。

館林さんは伊織と同じく軍人で、やはり術式作戦に関わっています。
伊織さんと違って常に部下を引きつれていて、そのメンツが、片割れが異様に沸点の低い双子、タイトミニからガーターを覗かせた大正にあるまじきエロ軍服着てるけど子持ち未亡人、無口な大男、と個性派ぞろいです。

館林さんは術式作戦を是としていないも、その作戦の有用性も認めていて、自分自身も死霊兵を使役している大変グレーゾーンな方なのですが、その自分のグレーっぷりに悩んでもいる。

伊織さんはまっすぐにひたむきに黒を選んでいて、京一郎はまだひたすら正義に燃える真っ白さです。この対比がいい。

作戦以外にもプライベートで自分の部下たちの迷える魂を探している館林さん。
その魂探しに強力するという名目で、京一郎は館林の部隊に関わっていきます。

真面目で男らしく、また常に相手を思いやる優しい館林さん。伊織やったあとだとこの健やかさが染みるわあ~…。
館林と関わるうちに部下たちとも親しくなっていきます。共通ルートではキチガイにしか見えなかった、双子の片割れ伊勢薫も、いったんATフィールド解除されると、子犬のように子猫のように無邪気でやんちゃな一面を見せます。
しかしそんな彼らも重いものを抱えているんですが…。

一方京一郎はパレードの護衛している館林のりりしさにドキッとしたり、怪我して姫ダッコされたり、一緒に酒を酌み交わしたり、風呂上りに前髪おろした館林にキュンとなったりしてるうちに館林への明確な恋心に気づきます。
もっとウブで鈍いと思ってたので、自覚するのは意外でした。

それにしても、前髪おろした館林萌えるわー。そして童顔設定きました!「ずっとそうしていればいいのに」と京一郎が言って、私も100%同意!と思ったのですが、館林の前髪はそれっきりでした。

ところで館林や伊織の年齢は明かされていませんが、どうも二人とも三十路みたいです。伊織ルートででてきた情報を合わせるとそうとしか思えない…。いや、さすがに軍人であの階級だとそれぐらいでないと不自然なんでしょうけど…。館林はともかく伊織さん、あの中二で三十路…。あ!でも伊織はちゃんと世界のことを知っていますから!知りすぎてああなってしまったんで!(伊織擁護)

その伊織さんが暗躍などして、双子たちが…まあアレなことになってしまい、館林は深く深く自分を責めます。
深酒しても眠れず、自責に苦悩する館林に「私が眠らせてさしあげますから」と自ら体を差し出す京一郎。えーっ!!
そして館林のブツを取り出しフェラ!!おぼこいのに大胆な京一郎。
しかしそのぎこちなさから初めてなのを館林は見抜きます。「気持ちがない相手にしていいことじゃない」とどこまでも誠実な館林。
そこで初めて京一郎は館林に告白します。フェラ中告白…新しい…!
拙いながらも一生懸命奉仕して館林を絶頂に導く京一郎。これで終わりかと思ったら、挿入までしようとする!お、おいやりすぎだろ!
館林の上になって、体を開こうとする京一郎に館林は面くらい、私も面くらいました。
しかし京一郎の情熱に館林は素直になるしかありませんでした。エロスチルにおける京一郎の表情はここのスチルが一番好きです。けなげで色っぽい。

しかしエッチシーンはここしかありませんでした。えええ!
伊織が多すぎたんで物足りなさが否めません。館林のが能動的になるセックスが見たかったのに!
代わりといっちゃなんですが、BADで、双子に犯されるエロがありました。
双子とといっても3Pではなく、弟の薫が犯す一方で、兄の馨は、京一郎を押さえつけるレイプ幇助だけでした。この兄は物静かで一見理性的ですが、弟のすべてを肯定して弟の望むことはどんな無体もたんたんと無表情に叶えてやるのが、より深い狂気を感じさせます。

首絞められながら犯される京一郎の虚ろな表情が嗜虐心を煽ります。

そしていろいろあってハッピーエンド。超はしょりましたが、そのいろいろ部分はとても面白く、またハラハラするものです。
あと、館林の、最後まで伊織を全否定しないところが美しい。自分の義と伊織の義、どちらが国のためによかったのかと思う館林。それは決してグレーなのではなく、広く俯瞰な視野からくるものです。伊織と館林、真逆な軍人二人、作中でもチラッと書いてますが、この二人のありようがメビウスの輪のようなものなのでしょう。

次回は時雨ルートの感想です。

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