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2012年12月 2日 (日)

蝶の毒 華の鎖 幻想夜話 感想ネタバレ

後藤羽矢子です。

蝶毒のFDが出るとは知ってたのですが、情報チェックを怠っていたら、いつの間にかカウントダウンが始まってたので慌ててステラワースで購入。

そして昨日届いたのでさっそくプレイ。そしてフルコンプ。

ボリュームはだいたいちょっと飛ばし気味にやって6時間ぐらいかなー。
各攻略キャラのgoodアフターストーリーとBADアフターストーリーがそれぞれ1本づつ、それを全部クリアすると、さらにおまけシナリオがそれぞれ1本づつ。
goodは本編と同じく、百合子視点の三人称ですが、BADは攻略キャラの一人称です。
それらがだいたい1本15分くらいのボリューム。
でも話は楽しめるし、エロは濃厚で、スチルも短さのわりには多いし、すごく満足のいくものです。

それとミニゲームのクイズがあって、これもショートストーリーとスチルが楽しめ、さらにおまけのシナリオもあり、そっちはギャグ寄りでかなり笑えます。

絵のほうも、かなりイケ度がアップしてて、特に尾崎が素晴らしい…。
あと百合子さんも、可愛さアップしています。正直公式のキャラ紹介のところにある立ち絵、あれは一番可愛くない…。本編のほうはそれよりは全然可愛かったですが、FDではさらに可愛くなっています。
あと前作であった、逆ハメ撮り視点スチル、今回はなかったです。すべてがっちりと百合子と絡んでおります。ユーザーの要望でもあったのでしょうか。やはり、ホモだろうが男女だろうが、女は絡んでる絵が好きだよねー。

そんなわけで大満足です。まさにFDの完成形というか、あるべき形という出来栄えです。

そして簡単にルート別感想を…。

以下おりたたみー。

とりあえず攻略順に書いていきます。

尾崎(軍人)シナリオ。

goodアフターは、結婚してもまだ幼なじみノリの抜けない二人の、ちょっとしたすれ違いバナシ。
夫婦で招かれた夜会、「一緒に踊りたい」と百合子がねだるも「外国の踊りは好かん」とつれない尾崎。
帰りに百合子の実家にお泊り。そこでお兄ちゃんに嫁ぎ先で苦労してないかと労わられ、思わずジンとしてしまったら「そんなにうちが気に入らないか!」とキレる尾崎。気まずくなるも、夜中に広間で一人ダンスの練習をしている尾崎に胸アツになる百合子。
そしてそのまま広間で仲直りエッチ。
まだ子供っぽい二人がだんだん男女として成熟していこうとする、その過程が甘酸っぱくて萌えます。

で、その尾崎の「子供っぽく」「生真面目」な資質がそのままBADにシフトすると…。

BADは当然、百合子は斯波と、尾崎は佐和子と結婚したあとの不倫関係状態です。
銀座の街で偶然バッタリ出会う、斯波夫妻と尾崎夫妻。一週間前に密会したばかりなのに、久しぶりに会ったようにふるまう百合子に苛立ち、赤ん坊を抱いて母親の顔をしている百合子に苛立ち、自分たちの関係を薄々気がついているくせに鷹揚にしている斯波に、尾崎は苛立ちます。

尾崎は佐和子と結婚したものの、「愛している女以外抱かない」と自分に誓っているため、妻は処女のままです。
やってなかったのか…!それじゃテクも向上しないよなー…。
その後の密会セックスで、百合子が上になるのを「自分は乗られるのがあのり好きじゃないが、このほうが百合子が感じるように動けるのだろう」という意味のことを尾崎が思ってて、あー、やっぱりあんまり上手くないんだ…。と悲哀アップ。

その後、酔ってうっかり佐和子さんを抱いてしまい、その一発で妊娠。どんどん逃げ場がなくなって百合子と駆け落ちしようかと思いつめる尾崎。
このドロドロさがたまらん…!!

百合子の保身、女の狡さを知りながらすべて甘受している斯波、どんどん母親の顔になっていく佐和子。
自分だけが子供のままで、周りは自分を置いて成熟していく…。
ラストの鬱っぷりは全シナリオ一番です。
しかし、染みた…。そして丸木さんの上手さに脱帽。下手にぶっ壊れたりするとかじゃなく、あくまで同じ資質のまま、悪いほう悪いほうへと作用していくさまが、じわじわと恐ろしい。

藤田(執事)シナリオ。

鬱っぷりでは負けていない藤田。
藤田は素が湿ったキャラなので、goodもあまり明るい感じではないです。
お兄ちゃんに渋々結婚の許しをもらったものの、地味に陰湿攻撃される藤田。
藤田と百合子が愛を育む過程で行ったこと(一緒に料理作ったり、アイスクリームを食べに行ったりとか)をお兄ちゃんが百合子と一緒に真似する、そんな本当に地味なことなのですが、じわじわ溜まって、百合子のお尻をスパンキングするお仕置きプレイに発展。
このシナリオ、BADと対になっていて、BADでは男妾状態の藤田が百合子にスパンキングされています。
服着たまま、下だけで裸で四つん這いになった藤田の背に馬乗りになってスパンキングする百合子のスチル…。足の間から金玉が見えてて、ギャグすれすれの際どさです。
それにしても藤田の喘ぎがすごい野獣系で、普段の物静かさのギャップ狙いなのかもしれませんが、私はカアア…ってなって最後まで聴けませんでした…。
ところでこのBADシナリオのタイトルが「うわさ」と言って、二人の関係や周りの状況を女中たちの噂話で進行させています。
藤田の尻を叩いたあとのセックスのことを「奥様の声がすごくてこっちまでムラムラきちゃったよ~」みたいなこと女中が言い合っているんです。
斯波の屋敷、安普請じゃね?と、ちょっと思いました。

それにしても斯波はBADで活躍しすぎ。

瑞人(お兄ちゃん)シナリオ。

お兄ちゃんとは血が繋がってなくても、表向きは兄妹のままなので、goodEND後も秘めた恋です。お話はフランス留学の前の軽いゴタゴタで、爛れキャラのお兄ちゃんがちょっと禁欲してみようかな、でもダメだったよ…。みたいな感じです。
BADは、尾崎を共犯者にするための逆レイプ3P直後から始まります。自分と百合子の関係を脅かすものはどんな手を使っても排除しなくてはと考えるお兄ちゃん。
しかし借金返済のために男娼やってるお兄ちゃんの事情を知ってしまった百合子もまた同じことを考え、斯波、藤田、鏡子、尾崎、そして真島…周りのすべての男たちと関係を持ち、手駒にして真島の正体をつきとめるのでした。

そして血の繋がっていない兄と、実の兄に挟まれての兄妹3P!
これはエロい!

二人して汚れちゃったけど、これで一緒だね。どこまで堕ちても平気だよ。
みたいな諦念と甘さが絡み合ったインモラルエロでした。

真島(庭師)シナリオ。

真島は庭師ですが、ラスボスで、闇の阿片王で、百合子の実の兄で、ワケありキャラすぎるんですが、百合子と二人きりのときは、気さくな好青年です。

駆け落ちして九州で暮らしている二人。あるとき街で遠征中らしい尾崎とバッタリ。
そこで百合子の実家が暗澹たるありさまなことを聞かされ落ち込む百合子。さらには斯波もまだあきらめてなく、百合子を捜索中とのこと。斯波さん…相変わらず粘り強いわー。そして尾崎が飲み物に睡眠薬仕込んでて、気がつくと列車に乗せられ強制連行中。

そこを運行妨害までして百合子を助けに来る真島。
な、なんで…?と思いましたが、そのへんの事情はおまけシナリオでフォローされてます。
それでもすごいけど…。

BADのほうは、「上海愛玩人形」ENDの後というか過程の話。
BADアフターなのにある意味HAPPYEND的お話。
一応、彼がこんな短期間にどうやって闇の阿片王にまで昇りつめたかを簡単にですが説明してたし補完的にもよかったです。

斯波(成金)シナリオ。

そして私の本命の斯波さん…。

goodは親しい人だけを呼んだプライベートお花見でかごめかごめしたり鬼ごっこしたり百合子にクンニしたり、斯波の家の庭の広さをまざまざ見せつけられるお話です。
あいかわらず斯波の自室はひどいですが…。

BADのほうは、座敷牢ENDの続き。百合子を監禁するものの、じわっじわっと無理が生じてきてダヨネー!と思わざるを得ません。監禁ENDって多いけど、そんな何年もできるものじゃないよね。
百合子に着物着せたり髪を結ったりも斯波がしてるけど、男だからぞんざいにしかできない、でも百合子も目が見えないし、俺が楽しいからいっか、みたいなぞんざいさのリアルなこと…。
そんなおり、百合子が妊娠。斯波の繁殖力マジたけぇ~~!
抱いても抱いても百合子の心はここにあらず、一方通行な斯波の想い。
百合子に子供ができたことで、やっと自分たちを繋ぐものができたのだと黒い愉悦を感じる斯波。百合子にとってここは地獄で、自分は鬼で、これから百合子は鬼の子を産むのだと百合子を憐れむ斯波。

純粋な思慕と、男の本能の残酷さが入り混じったやるせないENDです。
丸木さんの描く男は、生々しいっていうか、ヤンデレとかじゃなく、男が本来持っているエゴや支配欲を折り合いつけて同居させているさまが実にリアルです。

やっぱり上手いな~とあちこちで唸った私です。

そんなわけでとっても楽しめました。
次回はクイズやおまけシナリオについて。

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