おじさんの秘めた恋
松本蜜柑です。
ラキドの一周年記念SS「Round 1 memories」読んだ!
いつもながら、いろいろ仕込まれた濃いSSです。これもSS集に入るのかなあ…。
今までのお誕生日SS以外のアニバーサリーSS同様、ジャンさんが誰のものにもなっていない仮想ニュートラルルートです。
でも、今回驚いたのは、そんな中でベルナルドが明らかにジャンさんに対して恋情を抱いていることをほのめかしていたことでした。
かなりびっくりした!
こういうニュートラルルート系の話だといつも、基本的には全員ジャンさんに「気の迷い」とか「うっかり」とかで欲情こそしても、恋愛っぽさはそれほど出していませんでしたよね。
その点ではジュリオが一番、自分のルート以外でもジャンさんに強い執着を見せていますが、それも自ルート以外ではあくまでも崇拝であって、恋着しているわけではないです。
ましてやルキーノやイヴァンは、パツキン小悪魔かわいこちゃんなジャンさんにうっかり勃起したとしても、そんなの気の迷いで済むし、ルート外ならたぶん一生その気持ちが恋愛に化けることはないカンジです。
ベルナルドもそうだと、今までは思っていました。
もちろんただの弟分というよりはもっとずっと大切な存在であり、ルキーノやイヴァンよりはずっとその気持ちが恋愛に移行するポテンシャル高めだとしても、でもギリギリまだ恋愛じゃないと自分に言い聞かせられる程度かと思っていたのです。
が。
もうあれ完全に恋情でしたね!
肉欲を伴った愛でしたよね!
しかもゲーム本編より前からすでにもう自覚症状ありっぽいですよね!
そうだったのかと考えると、なんかもういろいろせつない。
誰にも言わずに一生押し殺すつもりの恋情をずっと抱えていたのか…とか、それで他のキャラのルートで他の男のものになるジャンさんをバックアップしとったのか…とか、そう思うと、アナとのグダグダに行き詰まった男女関係の息苦しさも倍増です。
たぶんジャンさんへの気持ちは押し隠したまま、アナかもしれないしべつの誰かかもしれないけどいずれにせよ誰かとは結婚もするだろうし、そうしたときに「この女には愛情はない。形だけの夫婦でいい」とか悪い男になって割り切れるような性格でもないから、たぶんずっと引きずって迷っているだろうな…………
などとルート外ベルナルドアナザーストーリーが盛大に脳内に展開する始末です。
やばい。萌えますよ。ルート外のベル萌えますよ。秘めた恋はせつなく美しいですね。
そういうことを考えると、ルートに入ってからのベルの鼻の下デレデレなダメダメすけべおじさんっぷりも、だんぜん許せます。
こういうのって、シナリオ分岐ゲームだけのに許された醍醐味ですね。せつないルートもあって、バカップルみたいなルートもあって、裏表あるから楽しみ倍増です。
めっちゃベルのことで熱くなってしまいました。
ほかの3人のこととか、赤毛の女の写真の謎とか、いろいろ感想もツッコミもあるのですが、とりあえずそれらは後藤さんにバトンタッチします。
赤毛の女はたぶんルキーノかなと思ったんですが違うっぽい…そのへんも後藤さんにバトンタッチしときます。
スプリングチャンスと今回のSSでベルジャン気分が高まったので描いてみたらくがき↓
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コメント
本人のルート以外のベルナルドは悲惨ですよね…男同士だから伝えずずっと秘めてたのに自分より後から知り合った相手(ジュリオは実は違いますがジャンの視点から見て)とくっつかれた日にゃせめて玉砕覚悟で伝えておけば…と後悔すること必至ですよね
投稿: | 2018年5月21日 (月) 17時57分