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2008年9月17日 (水)

紅色天井艶妖綺譚 感想ネタバレ 桜螺ルート

後藤羽矢子です。

スパークの新刊はコピーになりそうです。
予定していたのは、ライコノ女体化小説(しかもライさんが女体化)という地雷度120%ものだったのですが、コピーのほうは、普通にライコノのバカエロ小説になると思います。
女体化のほうも書いてる途中なので、そのうち本にするか別館にアップするかで発表したいと思います。

で、ちょっと間があいてしまいましたが、紅色天井艶妖綺譚の桜螺ルート感想です。
発売から二週間以上経ったので、隠しなしでいきます。未プレイの方はご注意ください。

正直、シナリオは桜螺さんのが一番好きです。全ルートクリアして思ったのですが、メインライターの中条ローザさんは、妖怪と人間のメンタルの違いを描き分けてるなーと感じました。妖怪の人たちのメンタルは、もっとずっとシンプルで、だから一途だし迷いがない。
人間側は小さなことで悩んだり懊悩してます。半妖の藍丸は、そういう意味でちょっと人の機微に疎い子です。そして私は、人間側のシナリオに感情移入してしまったわけです。

桜螺さんは、剥妖刀(はようとう)という、妖怪を斬るためだけの剣を持っており、それで斬れば藍丸は妖の部分が消え人間になってしまう。あるお方から藍丸を人間にするという命を受けたという桜螺は藍丸をつけ狙い追い回す。
で、外見が地味すぎて、最初攻略キャラとも気づかなかった桜螺さんですが、私の好きな受難キャラの匂いがたちのぼってて、だんだんと惹かれていく私…。
藍丸を斬ろうとするものの、妖にバシルーラかけられてどことも知らない遠くへ飛ばされたり、今日丞に会うたびホモ扱いされたり、藍丸に渡した蝶の折り紙を「蛾?」と言われたり、藍丸にキンツバ切り分けてくれと言われたり。

ちょっと話逸れますが、BLの受は生活能力の低い人が多かったりしますが、この藍丸は私の知る限りぶっちぎりの生活能力の低さです。
とにかく日常は、妖怪大家族たちが藍丸の世話をやきまくるので、料理はおろか着替えも一人ではままならず、おやつのキンツバまで、ふだんは雷王や弧白に切り分けてもらってます。(さらに弧白にいたっては「あーん」までやる)
でも江戸時代のいいとこの人ってそんな感じだったかもしれません。
で、桜螺さんの依頼人というのが、じつは藍丸の母親の父、つまり祖父さんなわけで、肉親の情というものを考えたことがあるのかと桜螺さんに問われた藍丸は、そのへんのことを考えるために、三日間だけのプチ一人暮らしなどというぬっる~いことをします。その間に料理と称してゴミを生産したりしつつ、やっぱり自分にとっての家族はあの妖たちだと再確認します。

じつは桜螺さんも小さい頃に家族を亡くし、剥妖刀の憑神、蝶寵(ちょうちょう)に育てられた、ちょっと藍丸に似た生い立ちの人。育てるといっても雷王のように世話をしていたわけではなく、ぶっちゃけそばにいただけ、みたいなんですけど、桜螺に対しての愛情に偽りはないみたいです。
この桜螺と蝶寵の擬似親子関係もちょっと萌えです。しかし「さくらとちょうちょう」ってどんな春めいたコンビですか。
まあそんなわけで、藍丸と桜螺さんもシンパシー感じつつ、どんどん距離が縮まってきます。そして藍丸は桜螺の奥に潜む、人間のぐちゃぐちゃとややこしいものを垣間見てしまい、彼を救いたいと思う。蝶寵いわく「凍る沼のよう」と評する桜螺の心にはいりこもうとする藍丸に桜螺さんは戸惑い、怒り、思い余って藍丸に襲い掛かります。

今日丞に何かと「衆道者」呼ばわりされて、そのたびに違うとブチ切れてた桜螺さんですが、この瞬間、たぶんプレイヤーの100%が「やっぱホモじゃねえか!」とツッこんだと思います。「懲らしめるため」に始めたエッチのわりには意外と優しい桜螺さん。しかしエッチのスチル、挿入前と挿入したときの差分が、ただ桜螺さんがズリッと前に移動しただけなのにはちょっとブボッとなりました。

そうこうしつつ、桜螺さんの心を藍丸は解きほぐして、ラスボスを倒して。ラストは男同士のさっぱりしたやりとりを装いつつ、その内容は「桜螺が死んでも生まれ変わってまた一緒になろう」という濃ゆーーーーい情の契り。ここで不覚にも泣けてしまった私…。

そういえば、全然話変わるんですけど。
前の記事にも書いた、公式特典の全キャラのED後エロSSの載ってる小冊子。
あれにSSごとに、大昔の文芸誌のようなあってもなくてもいいようなカットがはいってるんです。
それの桜螺さんのSSのカットを見て、私は「ん?なにこのちぎれたハートのペンダントは」と思ったのですが、SSのタイトルを見ると「鬼灯市」と書いてある。
ハッ!
こ、これほおずきかーーー!」と愕然となりました。
だってこんなカットなんですよ!

Cocolog_oekaki_2008_09_17_21_02

この上の謎の泡はなんなのか…。
まあカットはアレでも、SSは萌えるのでいいんですけど。
とにかく人間組は、いくらラブラブでも必ず先に死んでしまうという未来が確約されていて、そこが切ない。妖組がねっとりと優しいのに人間組がなんか微妙に焦燥感持ってるのもそのへんが原因かなとも思います。
本当にそのへんの書き分けが上手いなーと思います。

拍手お返事。反転してます。

9日の方 あのライEDのスチルみたら、あの髪はライさんが編んでると妄想しまして…そういう方多いと思いますが、その妄想の発展でSS書きましたー。あとユキヒトルート、チームの仲間との交流シーンがあったら面白かったですよねー。

10日の方 近所の本屋さんにB,sLOGとかCool-Bはいらないと苦しいですよね。いっそ恥を忍んで定期購読を申し込まれては…。アマゾンは微妙に頼りにならないし…。

11日 20時の方 ネタバレ感想楽しんでくださってありがとうございます♪本編の前に読むとシリアスなシーンが変に見えたりしてしまわないか心配ですけど。
22時の方 カリスマはさらに洗濯のあと、乾きもしてない服を平気で来て街に繰り出してますね。本当にカリスマはすごいですよ。

明日あたりB,sLOGの早売りかなー。

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コメント

 桜螺ルートの感想、自分もほぼ同じ事を思ってました。「衆道者」の件に関しては、嘘から出た真っぽいので、本人もあそこまで藍丸に耽溺するとは思ってなかったのかなあ、と。思慮深いようで、ぶっちゃけ行き当たりばったりな感のある桜螺さん。根はいい人ですよね。濡れ場でいたたまれなくて、野っぱらでぽつーんとしていた蝶寵が可愛いやら不憫やら…。何とはなしに、天櫂様との関係がBLっぽい気が…。勘繰り過ぎでしょうかね?

投稿: 八重田正 | 2008年9月21日 (日) 09時00分

あの蝶寵はなんともいえない味わいでしたねー!桜螺は見た目は攻略キャラのなかで一番老けてるのに寄る辺ない子供のようなところが萌えますね。蝶寵といると特に。
天櫂と蝶寵は完全に脇カプの香りです。
はっきり描かれたらちょっと萎えるかもですが、ああいう匂わせる感じがじつにいいですね。

投稿: 後藤羽矢子 | 2008年9月26日 (金) 01時12分

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