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2006年11月 4日 (土)

想い

後藤羽矢子です。

私が淵井さんを評価してることのひとつに「人の心はそんなにすぐに変わるものじゃない」ということを、きちんと表現しようとしているところがあります。

咎狗でも、ケイスケの一世一代の告白に対し、「俺には恋愛感情とかよくわからない」と平然と返すアキラ。
でも不誠実じゃない。自分のそのときの精一杯の気持ちをまっすぐに伝えようとする。相手を傷つけないためだけに耳障りのいい言葉を選んだりは決してしないアキラは、なんていい子なんだろうと思います。

他者との関わりについて全然わかってない子が、ほんの少しそれを理解する。
ほんの少しだから、恋愛的には物足りないし、もどかしい。
でもそれが正しい。いきなり変わったらそっちのほうが変だと思う。

で、ラメントでは「恋愛」に発展するまでの感情の変化を、小さなエピソードをコツコツ積みながらじっくり描いていったなあと。
じつはあんまり上手いやり方でもないけど、私はとても好きです。
ライルートの「歌、うたおうか?」と言うコノエに、断っておいて次に「歌をうたってくれ」とねだるライさんのエピとか地味に染みるー。

コノエ自身の心の変化と一緒に、攻略キャラの心の変化も描いてるから、結ばれたときのカタルシスも大きいなーと思います。
でもライルートラストの、ライが両親の墓を前にして「なんの感情も湧いてこない」というところは、やっぱり淵井さんだなー。そしてコノエが「ここに来ようと思ったことに意味がある」と言ってくれたのがじつによかった。
想いはすぐには変わらない、けど少しづつ確実に変わっていく。
やっぱり私は淵井さんのシナリオ好きだなあと思います。

あ、ところでパッチ当てたらラストのテキストがちょっと変わってたんですけど。
「正直、割りに合わないと思うときもある」から「生活が安定してるとは言いがたい」になってるんですけど、なんで変えたんだろ。「割りに合わない」ってちょっとせこい響きがあるからかなあ。
これからこういう改変がちょこちょこあるなら、面白いから比較用に複数買いしたやつ、父のパソコンにぶっこもうかな(オイ)

拍手お返事は明日にいたします。

今日の一枚。
ライさんの肩にスリスリするコノエたん。呆然とするライさん。

Raikono061103

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