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2006年4月12日 (水)

『斬魔大聖デモンベイン』中間感想(ほぼネタバレなし)

 松本蜜柑です。

 じつはもう一ヶ月くらい前からずっと『斬魔大聖デモンベイン』をプレイしています。長いよ!
 ようやくヒロインふたり(アルとライカさん)を攻略したので、あとヒロイン一人(覇道瑠璃)残っていますが、ここらで中間報告というか感想を書かせてください。

 まあ、こんなに長くかかっているのは、毎日みっちりやっているわけではなく、ヒマをみつけてちびちびと進めているからなのですが、それにしても長いです。アニメっぽく全13話に区切っており、じっくり読んでいたら1話ごとにみっちり30分以上かかります。って、あれ? それだと一周7時間くらいの計算に…? いやしかしもっと長いんです、本当です! してみると、1話1時間以上かかってたのかも…。
 ともかく私は、こういったテキストアドベンチャー系のものは、エロであれ非エロであれ、もうちょっとコンパクトなものが好きで、長いと途中で何度も根性が尽きるのです。しかし世間ではテキストアドベンチャーはボリューム過多こそ正義!という風潮があるので、その点デモベは世間的に正義なのかな。
 もっとも、長いのが苦手な私にとっても、デモベは長いわりにテンポが良く、面白くなるまでに十何時間耐えなければならないとかそーゆーことがないのはポイント高いです。世間の長ーい名作アドベンチャーは、総じていらんとこもいっぱいで冗長な印象なのですが、デモベの、13話に区切って飽きさせないようにするというのはいい手法かもしれません。
 あと、ニトロにしては驚くほど、なにげなコメディっぽい会話がいいテンポです。虚淵シナリオはいつもギャグをはさむ余地のない悲愴感に満ちているし、奈良原氏の刃鳴はギャグの寒さで心が凍えたものです。好きだけど。すごい好きだけど!
 とはいえ、やっぱり戦闘シーンが多すぎかつ長すぎなのは、さすがニトロクオリティと言えましょう…。

 それから、「ニトロにしては」といえば、エロシーンもそうです。驚くほど明るくあっけらかんとあけっぴろげなのは、鋼屋クオリティなのでしょうか。
 私は『竜恋』とこれしか知らないんですが、どっちもそんなカンジでした。もう俺らに明日はないかもしれない、みたいな決戦前のイッパツとかでも、陽気というか前向きというか、そう、生きてるってスバラシイ!みたいな生への讃歌を感じます。
 これまでニトロのエロシーンはみな多かれ少なかれ悲愴感や後ろめたさや秘め事の匂いというか、なんかちょっと悪いことしてるみたいな根が暗い方向性があったのですが、鋼屋エロはすんごくイッパツ決めて晴れ晴れ!ってカンジがします。このあけっぴろげ感(でもバカっぽくはない)は気持ちいいですね。こういうのが真の王道というのかな。暗い展開のときでも、根っこが明るい、みたいな。

 とはいえ、私個人的には、より萌えるのは根が暗いほうなのであります…。

 そうなんです、それはエロに限らずなのです。
 鋼屋ジン氏のシナリオは、パワーがあって熱いし話に厚みもありテンポもよく、その前向きっぷりがスバラシイ、にもかかわらず、私個人的には、あんまりグッと来ないのです。
 明るいと言っても決して明るいばかりの薄い話ではありませんし、そんな中ですごく前向き感にあふれていて、本当に好印象なのですが…。

 で も 萌 え な い 。

 メインヒロインのアルは長い年月生き続けてきた、人外の娘。外見は白ワンピースで貧乳。長い孤独の果てに主人公と出会い、分かちがたく対なる存在になってゆく……って、すんごく萌えそうなのに、なぜか萌えません。
 ライカさんEDなんかも、ハッピーエンドだけどもせつなさを残した終わり方で、涙腺が弱い私は本当だったら泣きそうな話だと思うのに、でも泣けない。
 面白いと思うのに、どうにも、心が震えないのです。
 こればかりは相性というか、肌に合う合わないの問題でしょう。

 えーと、シナリオについてはそんなカンジで、あとは絵……に関してはまた後日。
 まだ覇道瑠璃の攻略がまるまる残っているので、それがクリアできたらまとめてネタバレありで語ります。

 しかし、『竜恋』のときも申しましたが、私がいまひとつ萌えなかったというだけで、面白くなかったわけではないですし、人様におススメはできます。あと、ちょっとベタだけど執事のウィンフィールドさんなどは腐女子ウケしそうです。
 ジャンプの漫画とか好きなかたには、あの燃える王道っぷりはハマるかもしれません。よろしかったら、プレイしてみてください。

 あーでも個人的には、現在の所ニトロのベスト3は『ファントム』『刃鳴散らす』『沙耶の唄』ですので、そっちが未プレイのかたはぜひ、そちらからー!


 拍手レスです。
 9日23時のかた。新刊読んで下さってありがとうございます。すごく嬉しいです。突っ込み漫画に笑っていただけて光栄です。今後もビシビシ激しく突っ込んでいきたいと思いますので、よろしくお願いいたしますね。サイトもまだまだぴちぴちでやっていく所存ですー。
 10日20時のかた。うわっ、踊る時代の読者さまですか! 咎狗は今まで自分がはまってきたものではけっこう異色なジャンルですので、なかなかこういう再会はないように思っておりましたが、またもめぐりあえてこちらこそ感激です。こちらでもよろしくお願いいたしますね。鼓ヶ淵もう一回聴きたいです。

 それから、あいかわらずブログのコメント機能がうちの環境からでは使えないので、コメントおへんじもここで。
 9日「ガキのケンカやあらへんで」へのコメントのヒナタ様。ですよねー、恥ずかしいですよね、ケイスケEDの工場の会話…。後ろからハリセンでどつきたくなります。えーとそれから、新刊読んでくださってありがとうございました。誰のネタを描いてもついついナノたんが出ばってしまうのが私クオリティです。

 とゆーわけで本日の一枚は、デモベから、エルザを。残念ながらこの子は攻略対象ではなく、お笑い担当なんですけど、ドクターウェストとコンビで一番好きです。外見もこの子が一番カワイイと思うロボ!

060412elza


5月のスーパーシティのスペース番号をオフライン情報に更新しておきました。でもまだ新刊案内は詳細が出せませんので、もうしばらくお待ち下さい。

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