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2006年2月 8日 (水)

咎狗の血小説版感想(ややネタバレ)

 松本蜜柑です。

 ようやく咎狗小説読みました。
 普通に面白かったです。「普通に」って言うなー!(日塔奈美@絶望先生)

 実際、こんな熱烈なファンの多い作品のノベライズなんてするのは、大変だろうと思うのです。どう書こうが、淵井さんが書いたものでないかぎり、絶対不満は出ますよね。
 小説を面白くするためには、やはり書き手の個性を出していくことが必須だと思うのですが、こういった原作付きの場合、悲しいかなむしろ個性はジャマにもなります。昔、友人がある作品のノベライズをしたことがあり、原作を知らない私から見ればそれは「原作つきなんてのがもったいないくらい面白く書けてるなあ」と思ったものですが、実際のところは熱烈なファンからはかなりの不満の声が上がったようでした。小説としては、本当に面白かったけれども、でも、面白くても、「こんなの私の思う○○じゃない!」と思われたらダメなんだなあ…原作つきの仕事とは、難しいものなんだなあ……としみじみ思ったものでした。

 そういう点で、この咎狗小説は、グッジョブです。

 まず、攻略キャラ全員のショートストーリー集にしたのがよかった。ショートなら、あまりひねらず簡単なワンエピソードのみでそれぞれのキャラ「らしい」会話をさせれば、あまり「こんなの○○じゃないー」というほどの作家の個性が出なくてすみます。一冊まるまる書き下ろしの長篇ストーリーだと、起承転結つけて盛り上げて肉付けして…などとやっているうちにどうしてもオレ節が出てしまいますから。そりゃもうどうしたって避けられません。だから、ショートにしたのはよかったなーと思うのです。
 そのかわりに、こういった、雰囲気で流すショ−トストーリーならネットやオフ同人でいくらでも読めるぶん、ありがたみが少ない…という欠点はありますが、そこはもうしょうがないです。長篇で読みごたえがあって面白く、しかも公式のイメージのまんまでファンひとりひとりの脳内のキャラ感も損なわずニーズにおこたえする!……なんてあり得ません。あったらそんな作家は神。リアル神です。

 とか、なんだかこういう言い方だと、面白くはなかったのか、ととられそうですが、そんなことはなかったです。面白かったです。ありがたみと読みでこそはなかったものの、わたしはかなり萌えました。文章もこなれていてお上手なかたでしたし、雰囲気もいいカンジですし、私としてはどこがとくに萌えたかとゆーと、アキラたんが 濡 れ 場 で 積 極 的 なのがイイ!(そこかい!)
 ケイスケには自分から乗っかっていくし、オイチャンには自分からパクっといくし、リンたんとはいざ尋常に勝負ってカンジの対等なエッチっぷりが清々しいし、シキさん相手にいたっては「シキが欲しいー」ですよ! …まあナノたんには拒否してましたけど。いいんですよ…しょんぼりなんてしてませんよ…してませんったら…。いえ、マジでしょんぼりしてません。アキラたん、拒否こそしてましたが、べつに乙女のよーな恥じらいからの拒否ではなく、どっちかとゆーとナノたんを躾ける意味合いの拒否でしたから、むしろ萌えです。
 いやあ、そのへんはただ私の好みなんですけど。そんなわけなので、積極的なアキラたんに萌えさせていただき、たいへん満足です。

 えーと、あと個々の話について、とくにシキさんの話についてなんやかやと語りたいところなのですが、すでにかなり長っ喋りになってしまいましたので、明日以降につづく!

 あっ、いけません! 拍手お返事忘れてました。それも明日に!


 今日の一枚は、ラフですが大人リン。
060208rin

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