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2006年2月 3日 (金)

沙耶の唄感想(ネタバレ微弱)

 松本蜜柑です。

 世間ではすでにもう咎狗小説の早売りゲット済みの人々がいらっしゃるモヨウですね。私は金と手間を惜しんでアマゾンで予約してしまいましたので、たぶん発売当日より1〜2日は遅く入手することになるでしょう。このタイムラグにいつもくやし涙を飲むのですが、自力で本屋に走ろうと思ってアマゾンに予約しなかった時にかぎってなんだかんだで本屋に行けず、むしろ予約したほうが早かったという結果に終わる罠。
 ちょっと怖いけど楽しみに待っているところです。

 ところで、いまごろ『沙耶の唄』をプレイ終了しましたので、その感想を少々語らせてください。
 私がWin者ならば本当はもっと早く、発売当初にやっていたと思うのですが、なにしろマカーの悲しさで、ソフトひとつずつ買ってはWin持ちの友人宅でやる機会を待ち、それが終わったらまた次のを買って機会を待ち…などと気の長いことをしていたので、こんな今ごろに…。
 そもそもそのような状態でなんでニトロにハマれたのかというと、それはニトロの最初のソフト『ファントム』がハイブリッド版だったからです。なのにその後ハイブリッド版で出たのは『鬼哭街』のみ。マカーには長く辛い時代でした。
 しかし咎狗のおかげで(「おかげで」というか「せいで」というか…)今では私もマカーでありつつWinユーザー。自らがハイブリッド化しましたよ! もう大手をふってどのようなエロゲもボブゲもし放題です。嬉しいなあ、嬉しいなあ!

 そんなことはどうでもいいですか。

 『沙耶の唄』です。
 今日のところはそれほどネタバレしませんが、気持ちネタバレ風味な部分もあるかと思いますので、軽やかにさりげなくご注意ください。

 『沙耶の唄』は、作中でもセルフツッコミが入っている通り、手塚治虫の火の鳥のあるエピソードと酷似した設定になっています。
 が、それはまあオマージュってことでさらりと許容。
 それを基盤に作り上げたこの、美しくかつ醜い世界観がすばらしいと思いました。

 美しく醜いとゆーのは、べつにかっこつけた比喩とかじゃなく、マジでパっと見にも美しく醜いのです。
 上記の手塚先生と酷似した設定というのは、主人公が、交通事故後の手術の後遺症によって、視覚聴覚味覚などあらゆる感覚で感じる美醜が普通の人間と反転してしまったというもので、彼には普通の人間の姿がうごめく肉塊に見え、清潔な風景は腐臭ただよう腐肉でこねて作られたオブジェに見えます。
 とゆーわけで、主人公視点のときの画面は常にモツ風味。でもご安心! グロ苦手なかたのために、「ソフト肉システム」でグロ味ダウンな画面でのプレイも可能だそうです。私は使ってないのでどのくらいダウンするのか知りませんが。…とはいえ、一番グロMAXな場面でそのシステムをかけ損なったバグがあるらしいですよ。(わざとじゃないのかそれ…)ご注意ください。(どうやって)

 で、気が狂いそうなその世界の中で、唯一の救いのように彼の目の前に現れた美しい少女が、表題の「沙耶」です。
 当然のように彼は沙耶に恋をします。

 それは、世界を侵す恋。

 …というようなあおり文句がついている『沙耶の唄』。
 その通り、そこから始まった彼の狂気と恋が、周囲の「正常な人間」を巻き込み、世界をも壊して行く、とゆーカンジのお話です。

 狂ってゆく主人公の視点だけではなく、普通人である友人の視点も交えて描かれているので、プレイヤーは両方のアプローチでこの話を見ることができます。片方から見ると美しい世界。もう片方から見ると身の毛もよだつような世界。
 主人公は、人としては壊れていきますが、彼の見ている世界の中での彼なりのモラルや情は失っていません。自分が壊れていることを自覚するだけの理解力も判断力も失っていません。ただ、もう普通の人間と住む世界が違うだけ。彼を本気で心配し支えようとする友人の気持ちは本物でありますが、彼を理解することはできません。
 せつないですね。

 そうそう、「沙耶」というキャラですが、ニトロにしては、すごくがんばってますよ、旦那!
 こんなに萌える外見の女子キャラも初めてですし、エロもとってつけた感がなく、しかもわりと濃厚です。と言ってもそこはそれ、ニトロなので他のエロゲと比べたらどうかわかりませんが…。
 清純で淫蕩、優しくて残酷。そして美しくて醜い「沙耶」。萌える白いワンピース…
 「沙耶」についてはもうちょっと語るとネタバレになりそうですので、また次回以降にします。(て、まだ語るつもりなのか)

 とりあえず超おススメです。グロいグロいと言われていますが、私はそうでもないと思いました。(ソフト肉システムを使わなくても)
 白ワンピース萌えの人、美しい終末系の話が好きな人は、ぜひどうぞ!

 ということで、今日の一枚は沙耶です。でも本当の沙耶は見かけ年齢12歳くらいです。私が描くと15〜6みたいに…。こういうのは後藤さんが描くとカワイイんだろうなあ。っていうか今自分の欠点に気づきましたよ。私は細い身体を描くのが苦手なんですよたぶん。淫靡たんを描くときも、いつもついつい充実の太もも具合に描いてしまってミョーに健康的になってしまうのです。あー…もしかして自分がデ(ry
060203saya

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