厨返り
松本蜜柑です。
自分でも恐ろしいのですが、咎狗にはまって以来、激しく厨返りしています。厨返りとは、後藤さんとの間の造語で、若くイタかったころの自分に戻る、みたいな意味です。
私の場合、らくがきなどして他人に見せるのが嬉しかった時代は、ふつーに漫画を描けるようになるより前の時代で、漫画を描くようになってからは、らくがき自体ほとんどしなくなりました。そう絵が上手いほうでもなし、絵だけ他人に見せても他人は嬉しくもなんともないだろうと気づいたからです。漫画なら、多少絵がヘタでも、読めるし…みたいな。絵だけで他人に感動を与えられるのは、神絵師だけだ、と思ったのでした。
なので、自分のサイトにも、最近になるまで、絵のページがありませんでした。
しかし、後藤さんが、絵は他人に見せることで磨かれるから、下手でも恥ずかしがらずに見せよう、みたいなことを言うてはり、そりゃまたたしかにそのとーりだと思ったのでした。それで今年あたりからは、サイトにも絵のページなどを設けたり、ヒマがあればなんとなくらくがきしたりするように「努力」していたのですが…。
それが、ここに至って今、やくたいもない下手絵をこーやって描き散らかして、ネットにアップして、それがすごく楽しいのです。努力じゃなくて、楽しいのです。単純に絵をかいて他人に見せるこんな楽しさ、何万年ぶりでしょうか。
厨返り。厨返りですよ! くるくる厨返ってますよ! 咎狗にはまってからですよ、こんなの!
もちろん、神絵師からは百万光年遠いので、他人に感動を与えられるとは思いませんが、少なくともいっしょの祭に参加している一体感とかは共有できる。それはそれで意味があることだと感じます。
そんなわけで、今日の一枚はリンたんです。下手でも似てなくてもいいの! それでも意味があるったらあるのですよ!(て、その言い訳をするための長い前振りだったのか…)
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