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2019年8月13日 (火)

天気の子 感想ネタバレ

天気の子を観てきました。

新海誠(敬称略)の作品は「星を追う子ども」以外はほぼ観ていて、好きかと問われれば好きと言える存在なんですが、どっぷり身も心も捧げられるかと言えばそうでもなく、クラスにいる不思議ちゃんを遠巻きに見ながら好意を抱いている……そんな感じなのです。

で、天気の子なんですけど。

めちゃくちゃに期待をしていたわけでも、君の名は。で一気にメジャーになった新海の次のお手並み拝見…みたいな気持ちでもなく、なんというか…夏を満喫するための一環というか、綺麗な花火を観にいくような……そんな心持ちで観に行ったのです。

で、本当に、これ以上に綺麗な花火はない!というくらい映像美でぶん殴ってきて、そのへんはいつも新海誠!って感じではあったのです。

しかしツイッターでやたら「セカイ系エロゲみたい」と感想が流れてきて、なんとなく「そういう感じ」も察してはいたんですが、なんというか、私としてはすごくよかった!

セカイ系によくある世界か彼女かという選択を迫られるような展開で、こういう場合ほぼ彼女を選ぶもんで。
けどなんか謎ミラクルかなんかで世界もなんとかなって大団円みたいなそういう落としどころになるわけで。
私もそうなるだろうな…とぼんやり思っていたら、なんとかならなかった!!!

雨のやまない東京になって東京は半水没の世界。物語前半でカメオ出演していた瀧くんの婆ちゃんは元いた家が水没したんでマンション暮らしに…。

でも「元々東京はあちこち埋め立ててできた都市で200年前はあたり一帯海だった。戻っただけだ」という婆ちゃん。
水没した東京から人が去るわけでもなく、水上バスが交通手段になったり、人々はそれを受け入れ逞しく生きている…。

この、変に物語を「整えようと」しなかったところが私のなかでめっちゃ好感度大!!!

もし、これがエロゲだったら真相ルートとして、龍神の化身の女の子ルートがあって、水没した世界がなんとかなったりするんだろうな…とか思ったりしますが、とにかく雑に適当に大団円にしなかったのが良い!!

先日美容院行ったときに読んだ女性セブンに新海監督と誰かの対談が載ってて、とにかく自然つーのは一介の人間に抗えるもんじゃないんッスよ!!!と力強く訴える新海監督といった内容なんですが、そこを尊重したのは本当によかった。

とにかく10代の男女の、強引でエゴでがむしゃらで、後先などまったく考えていない感じ。

これ大人になったばっかりの20代後半あたりが一番イラッとくるかもなあと思いました。
私などは大人になって子供時代と同じくらいの月日が経ってますので、逆にこういう剥き出しの子供の心にジン…と来てしまったりするのです。

彼女が好き!彼女を助けたい!世界?知るか!みたいな感じ。

この歪さ。一方的な感じ。
そして自然というものは、すごくすごく壮大で人間ごときにどうこうできないという無力感。

セカイ系ではあるけどセカイを自分のいい様にはできなかったところが、人間のできる精一杯って感じで、逆に尊くなる話でした。

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