2025年2月28日 (金)

映画ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-感想ネタバレ

ヒプマイの映画を観に行ってきました。
なんかいろいろとすごい体験だった…。

ヒプマイは過去二回ディビジョンラップバトル(以下DRB)を開催してるのですが、それはCDに封入されてる投票券で推しディビに投票するというCD爆買い地獄待ったなし!のシステムでした。
私はどついたれ本舗(以下オオサカ)が加入してからハマったので第一回は参戦してないのですが、まあ…なかなかのヘルみです。
爆買いまではしませんでしたが、複数枚CD買って投票して、推しディビが一回戦で敗退したときの虚しさたるや…。
私は大した数ではなかったですが、なかには何十枚レベルで買ってる人もいて、それで負けたら血涙もいいとこです。

で、今回の映画ですが、上映中のスマホ投票により展開が変わり、各ディビジョンの勝利のENDが7通り用意されてるとのこと。
ええやん!!
客の投票で決まるので自分の観る回で推しが勝つかわからないリスキーさはありますが、少なくとも推しの勝利が確実に用意されているというのは嬉しいです。
そして映画封切後に評判をXでサーチしていたら「大阪の映画館で2回観たけど2回ともオオサカの勝利だった。もしかして大阪の映画館で観ているかぎりずっとオオサカの勝利なのか?」といった内容のポストを見かけ、あっ…お膝元はそういうことがあるのかと気づきました。
ほどなくして公式から各映画館の勝率データサイトが作られ、さらにそれを有志が一目でわかるようにグラフ化してくれました。

お膝元でない地域は勝率もそこそこ均等ですが…。
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お膝元はこのとおり!
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そしていまだ勝率100%を誇るT・ジョイ横浜…。神奈川県民の地元愛を感じる。
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じゃあオオサカの勝利を確実に観たかったら大阪まで行かなくてはならないのか…?と思いましたが、ここからがすごい。
東京でオオサカ、ナゴヤ、中央区の勝率の高い映画館が固定化されたのです。
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別に公式が誘導したわけでもなく自然にそうなった…。
この秩序すごくない??!!
そんなわけで初回はオオサカの勝利を観たかった私はTOHOシネマズ日本橋まで行ったのでした。
あいかわらず前置きが長い!!

で、スマホ投票をするにはCtrlMovie Appというアプリをダウンロードする必要があります。(完全無料)
私はこういうのに不慣れなのでまごつかないよう事前にダウンロードしてたのですが、映画が始まるとすぐに合歓ちゃんが出てきて、アプリのQRコードを画面に映し、アプリの説明をし、登録するまでの時間をけっこう長めに設けてくれます。
そしてスマホは電源を切ったり機内モードにはせず、たちあげっぱなしにしておくこと。(ただしマナーモードにはしておく)
ここらへんをどうするのかが一番の謎だったのでホッとしました。しかし充電は余裕のある状態でないといけませんね。

準備の時間も終わり、いよいよ本編の始まり。
まあ正直、ストーリーはフレーバーテキスト程度で、それぞれのディビションの関係性とファイナルバトルに向けての決意表明をしただけでサクサクと大会シーンに突入しました。
あ、テレビアニメのヒプマイは、ラップシーンだけ3Dで通常のシーンは2Dという仕様でしたが、この映画では全編3Dです。
基本私は2D作画のほうが好きですが、これは…かなり…すごい。
セルルックCGの世界は日進月歩で、年単位で格段の進歩を続けていますが、テレビアニメと比べてまさにレベチ!
まあ予算も違うんでしょうけど…。
なので気が散ることもなく、全編楽しめました。
バトルは初戦は3組ずつがガチンコ対決、勝ち上がった3組がそれぞれ渾身の楽曲を披露。最後に選ばれた一組が中央区との最終決戦という流れです。

このラップバトル、原作であるCDの、音声のみの世界だと
片方のチームがラップで煽り散らかす、ドカーン(衝撃波的な音)「ぐわぁっ!」って感じで正直初めて聴いたときは「…は?…」となりましたが、そのへんをすごく上手く映像に落とし込んでて、私はトンチキ成分もヒプマイの味と思ってはいるんですが、今回トンチキ成分がほぼなかった!
すべてにおいてかっこよかった!!!

マイクがヴィン…って独自形態に変化して、それぞれのスピーカーが顕現するとこは、テレビのときより10倍ぐらいかっこよくなってて魔女っ子の変身シーンのように高まるし。

そして投票のターンですが、投票時間はたったの10秒!事前に合歓ちゃんが「いかなる理由があろうと投票の修正はできません!」と毅然と言い放ってたので、失敗はできない…と緊張しましたが、スマホの画面いっぱいに各チームのチームロゴが表示されて、色味でもわかりやすいし、手がブルブル震えてるようなアル中でもない限り押し間違えることはないでしょう。
イケブクロVSナゴヤはナゴヤの勝利!がくっと膝をつく二郎と三郎が可哀そうでああああああああああってなる!
ハマVSオオサカは、本当に緊張した…。
今回リングライト等の応援グッズを持ち込んでもよかったのですが(私は持っていかなかったけど)私の数席離れた右隣りの人はオオサカのリングライト、数席離れた左隣はハマのリングライトを持っていて「オオサカ勢ばかりじゃない…?」と身が硬くなりました。
なんせその時場内の客は30人ほど…。一票の重みが違う…!
なので結果発表のときに手を合わせて祈っていました。
結果オオサカの勝利…!よかった…!
盧笙先生が天を仰ぎながら「芸人時代には見られなかった景色…やっと見れた…」みたいなこと言ったときはこっちも泣きそうになった。
よかったねえ…盧笙先生…。
シブヤVSシンジュクは選ぶの悩ましかった…!私はちょっと判官びいきなとこあるので、どっちかのチームが勝利未経験ならそっちに入れてたんですが、どっちも第一回第二回の優勝チームだし、曲もチームも同じくらい好きなので、本当にギリギリまで迷った。
結果、私はシンジュクに投票しましたが、勝者はシブヤでした。無駄に対戦前に「負けたらボーナス全額、帝統にあげる」などという賭けに乗ってしまった独歩くんは「俺のボーナスがあぁ~」と悲嘆にくれていましたが、たぶんシブヤの他メンが止めてくれるよ…。

でsecondbattleの曲お披露目ですが、これがほんっとうによかった…。
それぞれのチーム、気合いの入ったMVになってて、曲も聴かせるし、映像も一瞬も目が離せないほど魅せてくれるし最高だった。
本当これ観たら、全チームのも観たい!って思うよ。
そして投票…もちろんオオサカに入れましたが、じつはシブヤの曲が一番好みだった…。オオサカ推しだけど何故か曲はシブヤに好きなのが多いんだよなあ…。

いよいよ中央区との最終決戦!!
ラップバトルは対戦前にメンバー同士が軽く煽り合いをするのが流儀らしいのですが、盧笙先生の前には無花果さんのあられもない巨乳の谷間!
盧笙先生はキリッと無花果さんの煽りに煽り返していたのですが、大丈夫?目線うっかり下にいかない?とハラハラしました。
無花果さんのあの谷間に目がいかないわけがないんよ…。眉根を寄せて険しい顔をしている盧笙先生、内心では(胸の谷間に目ぇいかんようにせんと…しっかり顔を見据えとかな!)と思っていたかもしれません。

決戦もすごくアガった!簓がけっこうチラチラ開眼してくれて、開眼すると可愛いがカッコイイになって最高。零の表情もよかった…今回3Dとは思えないほど表情がくるくる変わって、そのへんも目が離せなかった。
そして投票…ここまでくればオオサカの勝ち確…と思ってはいたけどそれでも手を合わせて祈ってしまいました。

オオサカ優勝!!!やった…!とうとうオオサカの勝利を目にすることができた…!!!

ウイニングライブは「あゝオオサカdreamin' night」!!この曲が私にとってのヒプマイの入り口だったので感慨もひとしお…。
これがすごい。何がっていうと、カメラワークがリアルライブのような現実的なものだったこと。
初戦はカメラが縦横無尽で、床下から映したり現実ではまず無理なアングルも多かったし、二回戦は完全にMV。

で、このウイニングライブは特殊な演出もいっさい入れずに、本当に現実のライブを撮影してるような感じなのです。
振り付けも声優さんたちがやったライブの時とほぼ同じもので、なんていうかどついたれ本舗が現実にいるかのすごい生々しさを感じた。

しかし、日本の未来を掌握する権利を得たというのに「みんなでがんばろー!」みたいなゆるふわ感だったのは、それでええんか…って感じだけど、まあいい…ゆるふわなのは最初からずっとだし。この大団円感がすべてを包み込んでくれる…。

とにかくほんっとうによかった!!新しい体験だった!
チケットは2500円だし、アプリ入れないといけないし、上映館も限られているけど!
それでもこれは観て損はない!!ヒプマイよく知らなくてもラップが好きなら絶対楽しめると思う!!

私は全ディビの勝利ENDが観たい…。まずはハマの勝利が観たい…次は横浜に行くしかない!


2025年2月19日 (水)

キュンパスで東北日帰り旅行してきた!

2月18日に友人の松本蜜柑と、東北日帰り弾丸旅行をしてきました。

こんな無茶な旅程も可能にしてくれる…そう、キュンパスならね!
キュンパスはJR東日本の期間限定きっぷで、JR東日本と東北の在来線が乗り放題で、一日券が10000円、2日券が18000円という超超おトクなプランなのです。
たまたま私はYouTubeの鉄道系動画をダラ観してるときキュンパスのことを知り、即座に松本さんに話を持ち掛けました。
キュンパスは2月13日から3月13日の平日のみ適用されるきっぷで、申し込みは乗りたい日の最低二週間前までにはしないといけないのです。
3月に入ったら春休みの学生で混み混みになりそうだし、2月のうちに行かなくては…と思ったのです。

松本さんも超乗り気で、その場で東北旅行プランが固まりました。
東北新幹線で八戸まで行き、そこから八戸線で久慈へ。
久慈から三陸鉄道で宮古まで行き、山田線に乗り換えて盛岡に行き、そこから新幹線で帰路へ…という流れ。
私はキュンパスを使ってありえんほど遠くに行ってみたいという希求だけだったので、三陸鉄道に乗ってみたいという松本さんの希望に沿いました。
そして申し込み…。キュンパスは新幹線の自由席なら乗り放題、指定席は2回まで乗れるとのこと。しかし東北の新幹線はほぼ全席指定なので、実質新幹線は2回までってことですね。
フリーエリアに小田原も入っていたので、小田原東京間の新幹線もタダ?と思ったのですが、そっちの新幹線はJR東海の管轄なのでダメでした。
東北新幹線、始発から2時間ぐらいの便はすべて埋まってしまっていて、なんとか8時48分発の席を確保、帰りは18時50分発の席に。

ものすごく突発的に初めての東北旅行が決まってしまいました。
ちなみに松本さんはオタク仲間とハイキュー聖地巡りで仙台までは行ったことがあるそうです。

わくわくの下調べ時間を経て、2月18日。
初めてのはやぶさ!アガる~!はやぶさは全席にコンセントがついてるので、スマホの充電ができていい。
だんだんと車窓が雪景色に変わっていく。
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最初はうっすら雪化粧だったのが…。
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一面の銀世界に!
こりゃ~八戸あたりはもう一面の雪なんだろうな~!と思っていたら、八戸駅周辺はまったく雪がありませんでした。
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あの数日前の大雪のニュースはなんだったんだ…?
まあでも天気がいいにこしたことはありません。
駅弁やお土産など買って、八戸線へ。
八戸駅から久慈駅までは約1時間半の道のり。最初は学生さんでいっぱいだった車内もだんだんと人が減り、観光客密度があがっていく。
13時ちかくになって駅弁を食べました。
下調べの鬼の私は現地で駅弁選びに迷わないよう、八戸駅で買える駅弁を調べて決めていたのでした。
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こぼれイクラととろサーモンハラス焼き弁当!!
うまーーーーい!!!
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もちろんお酒も呑むぞ!!
松本さんは生の魚介と酢飯がダメな人で(本当はもっといっっぱい食べられないものがある)食べられる駅弁は限られてしまうのですが、イクラはギリいけるとのことで、かにいくら弁当にしました。が、「ちょっとご飯が酢飯っぽかった…」と言っていました。でもなんとか食べられたようです。
それにしても八戸線すごい。
めっちゃ海沿いを走ってる。
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小田原も電車が海沿い走ってる箇所がありますが、そんなものじゃなかった。
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車窓のすぐ向こうが波打ち際!もう海の上走ってるみたい!
海きれええええい!!なんて蒼く澄んでいるんだ…。
14時09分久慈駅到着。乗り換え時間が6分しかないので、駅や電車の写真もそこそこに三陸鉄道へ。
二両編成で、私たちの乗った車輛はこんな普通の感じでしたが、
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一両めがレトロモダンですごかった!
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どの席もテーブルがついてたので、荷物が置けて楽だった。この席だったら駅弁も食べやすそう。
私たちはちょっと出遅れて海側の席は陣取れませんでしたが、席以外の場所にも大きな窓があるし、写真を撮るのに不自由はなかったです。
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映えスポットに来るといったん停車して、撮影タイムを設けてくれる。
この写真、海も綺麗だけど、流れ込んでる川(安家川というらしい)がもうすごく綺麗で、川に目が釘付けになった。
私は川がすごく好きで、今回野趣あふれる川がいっぱい観られてよかった。私たちが座った山側の席は、山間を流れる川がいっぱいあって個人的にはアタリだった。
15時49分宮古駅到着。ここから山田線への乗り換えも6分なので、そそくさとホームへ。
今回の旅、乗り換えがタイトで、しかも乗り過ごしてしまったら次の電車まで2時間待ちみたいな状況なので、遅延や運休、ヒューマンエラーなど出ませんように…と緊張していたのですが、ここまできたらひとまず安心です。
しかしここから盛岡までが一番長く、約2時間半の道程です。
神奈川なんて2時間もあれば端から端まで横断できちゃうのに、なんて広さだ…岩手県。さすがに神奈川の6倍の大きさだけはある。
そしてこの道のりが本当よかった。
延々、山間を抜けていくのですが、ずーーーっと閉伊川という川が寄り添っているのです。
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この川がすごくいい川だった。舗装とかされてなくて、限りなく自然のままな感じで…。
そして2月の東北にきたのに全然雪がない~!と思ってましたが、少しずつ景色に雪が混じってきました。
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川の流れの緩やかなところは凍っていて、すごく侘び錆びを感じる。
この閉伊川、ときに平地を流れ、ときに渓谷を流れ、ときに急流に、ときに緩やかに、深いところはエメラルドグリーン、浅瀬はアイスブルー。
本当に見ていて飽きない川で、私はずっと窓にはりついてこの川を観ていました。
やがて日も陰っていき、積もる雪も分厚くなってきました。
正直、真冬の山はほぼ枝ばかりで、薄茶色の景色だったので、雪はすごいいいコントラストだった。白のなかでは枯れ枝さえも映える。
いよいよ日も暮れ、外との気温差が激しくなり、窓がみるみる曇っていく。電波状態も悪くなってスマホの回線が繋がりにくい。
停車駅の間隔もすごく長くて、ちょっとだけど隔絶された世界にいるような気分になった。

やっと盛岡に着いて、お土産を買って帰りの新幹線に乗りました。
JR東海の新幹線はもう車内販売はやってないのに、ここでは車内販売のワゴン来て、懐かしさに酒とつまみに小岩井農場チーズ&バジルクッキーを買いました。美味しかったです。

そんな感じで東北弾丸日帰り旅は完遂できました!

運賃はキュンパスを使わない値段だと東京から八戸まで16390円。
八戸から久慈まで1340円。
久慈から宮古まで1890円。
宮古から盛岡まで1980円。
盛岡から東京まで14810円。
で、私は小田原までのJRもフリーなので往復で3040円。
計39450円かかるところが10000円ぽっきりなのです。凄すぎる!!
でもまあさすがにオフシーズンだなというか「この景色、緑の多い季節だったらめちゃくちゃ綺麗だったろうなあ…」と思うところもあったので、観光しようというよりは、乗り鉄を楽しもうという方向をオススメします。

とにかく楽しかったので、来年もキュンパス発売されるならまたチャレンジしたいです!

2024年11月24日 (日)

ミステリーきっぷで船旅してきました 2日め

フッ…と暗闇のなかで目を覚ます私。

いま何時…?と枕元のスマホを見ると…2時。

2時いいいいいいいい!!!

これは私の旅あるあるなんですが、旅先ではすごく眠りが浅くなるのと、最近早寝早起きサイクルなので、異様に早く目が覚めてしまうという…。
しかしごそごそしてたら周りに迷惑なんで、とりあえず目を閉じるだけでもしてよう…と再び就寝態勢。

気づくと船がゆる~~く大きく揺れている。
ゆっくりと右…ゆっくりと左に身体が傾いでいる。
これが本格的な揺れかあ……と目を閉じたまま、身をまかせていたんですが。
なんていうか……慣れると気持ちいいですね。
ゆりかごのなかにいるような……ふわふわするような心地よさ。
おかげで眠気が誘われ、完全な二度寝はできなかったんですが、短い夢をくり返しながらまどろんでました。

突然パッと明るくなる視界!!!
客室の点灯時間になったのです。
さるびあ丸の客室は、23時30分に消灯、4時50分に点灯なのです。
6時には伊豆大島に到着するので、準備も含めてその時間がちょうどいいのでしょう。
私たちの部屋でも準備を始める人がいて、どうやら4人が伊豆大島で降りるようです。
ちなみに同じ部屋の人たちとは「あ、すいません」とかの声掛け以外にまったく会話をしませんでした。
もちろん居合わせた人によっては「どこまで行くんですかー?」みたいに会話がはずんだりもするでしょう。
しかしここにいた人たちは誰もがクールで、電車で乗り合わせた人ぐらいの空気感でした。
でもこれでいい……私も別におしゃべりとかしたくないし……そういう意味では同室メンバーガチャは当たりでした。

伊豆大島が近づいたんで、松本さんとデッキにあがる。

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まだ夜が明ける前の薄闇のなかを降りていく人たち……なんかエモいね。
雨はやんでいて、ホッとしました。

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ゆっくりと明るくなっていく海。神々しい。

せっかくだからと私たちはデッキで朝ごはんを食べました。
松本さんはコンビニで買ったおにぎり、私はターミナルの売店で買ったお弁当。
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めっちゃ美味い!めっちゃ美味い!!
海で食べるご飯ってなんでこんな美味しいのかなー。
乗客のなかには、デッキで朝っぱらからビールを呑んでる人もいて…これも旅の醍醐味ですね。
あ、ところで。
船内にはビールや缶チューハイの自販機があるんですが、なんと免許証を挿入しないと買えない仕組みになっているのです。
これ成人してるけど免許持ってない人はどうするんや…と思いますが、事前に買うなり自分らで対処してね!って感じなんでしょうね。
私もこのことは事前に知ってたので、酒類はコンビニで買いました。まあ松本さんが原付免許持ってるので、彼女の免許使わせてもらう手もありますが、結局自販機で酒は買いませんでした。
大島から神津島までまだ4時間もある……。私たちは部屋でゴロゴロしつつも、停泊のたびにデッキにあがり島の写真を撮りました。

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利島。たぶん伊豆諸島では一番小さな島。富士山をふもとから切り取って海に浮かべたみたいなフォルム。かわいい!

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新島。新島というと私がティーンの頃は夏のナンパのメッカという印象が強く、ティーン誌で「新島で処女を捨てた」みたいなフレーズをよく見かけました。なので幼心にレスボス島のような爛れた島をイメージしていました。とんだ風評被害ですね。

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式根島。釣り客が多い印象、けっこうイケてる海辺の温泉があるらしいですが、たとえ降りられても2時間の滞在時間じゃ入れなかったかも。

そしてとうとう……最後の目的地、神津島に到着!!
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けっこう人降りていくなー。ミステリーきっぷ以外の乗客もいるだろうしね。ちなみに同室で神津島まで行った人は、私たち以外にもうひとかたおりました。
本来10時到着、10時30分出発のところが、ちょっと遅れて10時10分…。
残り滞在時間20分……。
いちおう港を出てすぐの浜のへんに湧き水が出ているところがあって、その湧き水を飲むのが唯一できるアクティビティらしいのですが、なんかもう港を出て戻るだけでも軽く20分は越えそうなのです。
うんと駆け足で行けばできるかもしれませんが、荷物が重い…!結局、港で海だけ眺めよっ!ということになりました。

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海はハチャメチャに綺麗でした。
澄んでいるだけでなく、水に栄養がありそうな感じ。生き物をたくさん育んでいる海って感じで眺めがいがありました。
あっという間に20分は経ち……私たちは再び乗船。
復路は部屋が代わり、今度は14人ぐらいが入れそうな大部屋。まだ私たちしか客がいない貸し切り状態。
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今回は毛布を一枚だけ借りました。本格的に寝るわけじゃないし…と思ってたら、わりと道中寝っぱなしでした。
本を読んだりゲームをしたりしていましたが、気がつくと寝こけている……。
これが船のゆりかご効果でしょうか……。普段あまり寝つきのよくない私でさえこんな有様なので、松本さんはかなり本気で滾々と寝ていました。

しかしサンセットは拝みました!綺麗すぎる!!
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日も暮れ、19時に船は東京湾に戻ってきました。
東京の夜景はキラッッキラで、私と松本さんは口々に「都会~~~!」「都会~~~!」と言い合っていました。
たかが1日陸から離れていただけで、この浦島気分……。

そうして伊豆諸島フルコンプの強行船旅は終わりをつげたのでした……。
結局、まったく船酔いはしませんでした!
驚いたことに松本さんも平気でした!
これは船が大型船だったことや、部屋が4階だったことや(海面から離れてるほど酔いにくいらしい)いろんな要因があると思いますが、松本さんは一皮剥けた自分みたいなキラッとしたオーラを放っていました。
ただ家に帰ってから、頭のなかがゆら~~と揺れ続けていました。これは陸酔いというらしいです。
いまもなんか微妙に揺れてる感じがする…。

あと、ごろ寝席、意外とイケるなというのも発見でした。
船旅したい欲にかられて「いっそ小笠原旅行でもするか…?」と考えていたとき、客船のランクを見比べて「ごろ寝席はないな~…。24時間船に乗るのにごろ寝は絶対無理!」と思ったのですが、21時間ごろ寝していて全然快適でした。
まあこれも同室の人ガチャとかあると思いますが…。

ちょこっと旅の補足。

持っていったけど必要なかったもの。
耳栓。
エンジン音がかなり響いてうるさいという情報を得ていたので持参したのですが、まったく効果はありませんでした。
なんというか耳から聴こえる音ではなく、身体から響いてくるみたいな…。これが骨伝導ってやつか!と思いました。
ただ同室の人がワイワイうるさいという局面もあるかもしれないので、念のため持っていくのもアリかもしれません。

持っていったらよかったもの。
ティーバッグとかドリップパックのコーヒー。
船内に給湯コーナーがあるのは知っていて、松本さんが「あったかいスープ飲みたくなると思うからカップスープ持ってくわ」と言い、私も紙コップとカップスープを2個ぐらい持っていったのですが、何故ティーバッグ持っていこうと思わなかった?!と後悔しました。
何故かというと自販機にあったかい飲み物がひとつもなかったからです。なんか温かいお茶ぐらいは売ってるだろうと思い込んでいました。
ここの自販機がまだあったか~いの時期じゃなかったのか、通年つめた~いしかないのかわかりませんが、とにかく途中であったかいお茶orコーヒーがめっちゃ恋しくなりました。食堂でホットコーヒー飲んだときは生き返りました。
ちなみに食堂はいつも開いてるわけではなく、朝、昼、夕方、夜に1時間ずつやってる感じです。

とにかく初めての体験づくしで、すごく新鮮で楽しかった!
もっとちゃんと島に上陸して楽しみたいという気持ちにもなったし、伊豆諸島トライアルとしては最適だったんじゃないかと。
ミステリーきっぷは12月と1月にも発売されるので興味のある方は是非!

2024年11月23日 (土)

ミステリーきっぷで船旅をしてきました。1日め

突発的に船旅をしてきました。

去年、青ヶ島に取材旅行をしてきたんですが、行きはヘリ帰りは船にする予定が、船が8日間欠航したため、ヘリの臨時便に乗って帰りました。

船に乗ることもけっこう重要な取材ポイントだったので、かなりやり残した感。
その思いがじわじわ強くなって、さらには船旅したい欲となっていったのです。
船旅したい…船に乗ってどこかに行くということがしたい……そんな思いを抱えていた私がふと目にした情報。
東海汽船による伊豆諸島ミステリーきっぷ!!!

運賃は往復5800円の超破格!けれど行先は当日のチケット発券までわからない!!
一番近い伊豆大島なら滞在時間8時間ですが、一番遠い神津島に行ったら滞在時間30分というすさまじい船ガチャプランなのです。
料金はどこに行っても一律なので、伊豆大島なら約半額、神津島なら7割引きぐらいのお得さです。ただ本当に行って帰るだけになるという…。
しかしこのプランに乗るような人々は「お得に旅しちゃお♪」なんてヌルい考えではなく、ただただ船に乗りたいという乗り鉄船バージョンみたいな兵ばかりでしょう…。実際私もただ船に乗りたかっただけだし…。

この情報を見て「そうだ…船旅しよう!」と思い立ったのが11月17日。
ひとりでもかまわないけど、ダメ元で友人松本蜜柑に声をかけてみました。
松本さんはいま次の連載の予定が延びて、ちょっと暇していたからです。
ただ……彼女はすごく乗り物酔いする人なので、まあ断られるだろうな…と思ったら意外とあっさり「いいよ」との返事。
いいんかい!!!

そして予約の電話をかけてみると、最終日の21日は予約がいっぱいだったのですが、20日は空いてるとのことで20日に。
それから猛然と下調べをする私。ミステリーきっぷで旅した人の動画を観まくったりブログを漁ったり。
そこから、天候が悪く停泊できそうもない島は割り振られないことがある、伊豆大島行きが一番確率が高いなどの情報を得ました。
果たして天候は悪く、出発日の20日は完全に雨でした。
私はもう完全に伊豆大島に行く心づもりで、プランニングをしていました。

20時ごろ、浜松町駅で松本さんと待ち合わせ。
この日はめっちゃ寒く、1月ぐらいの気温とのこと。
雨は降ってるし、松本さんはすでにおねむな感じでテンションがしょぼしょぼしていました。
ターミナル近くのファミマで飲み物や食料を買い、いざ発券へ──……。

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神津島ああああああーーーーーーーーー??!!!
ほんっとに本気で伊豆大島と思い込んでたので度肝を抜かれました。
松本さんに「神津島だったああー」と伝えると、彼女も驚き、急に覚醒したようにテンションが上がりだしました。

そして島に降りても現地で何か食べることもできないからと、ターミナル内のミニコンビニみたいなとこで食糧を買い足しました。
そこは何故か一部コストコの商品が置いてあって超巨大な袋のポテチとか売ってました。
グループ旅行ならこれを大勢でワイワイ囲みつつ食べるんだろうな…。
そんなこんなでそぼ降る雨のなか乗船──。
ミステリーきっぷの席は問答無用の2等和室で、後からランクアップもできないそうです。
予約時の電話で「男女共用部屋でいいですか?」と聞かれ了承したのですが、行ってみたら女性専用部屋でよかったです。
けっこう固いカーペットの床にごろ寝するので、貸し毛布を2枚ぐらい重ねて敷布団代わりにするのが2等和室の流儀らしいのですが、公式サイトに1000円で高級マットレスレンタルできるよ!とあったので私はそれを借りることにしました。
松本さんも借りようかなと言っていたのですが「吐しゃ物で汚したら別途5000円とるって書いてある…うっかり酔ってゲロったら怖いから私はよすわ…」と賢明な判断。
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私たちの巣。右から二番めが私で三番めが松本さんのスペース。
部屋はソロが3人、デュオが私たち含め3組でした。皆さんすごく旅慣れている風情…。
むしろ船旅バージンな私らがなにかやらかしそうで不安……。

そして出航───
私たちもデッキに上がり離れ行く夜景を眺めることに。
雨が降っていても夜景は裏切らない……。

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レインボーブリッジ、下から眺めるの初めてー!
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船の揺れはこの時点ではほとんど感じず……なんでも本格的な揺れは東京湾を出てからだそうです。
私は全っっっっ然乗り物酔いはしないタチですが、こんな長時間の船旅は未知の世界で、さしもの私も船酔いするかもしれんな…と思い、トラベルミンとゲロ袋を持参していました。まあトラベルミンは睡眠薬代わりにするので旅の常備薬ですが。
松本さんはトラベルミンよりさらに強力なアネロンという薬を持ってきていました。

とにかく船酔いは寝るのが一番とのことなので「湾を出る前にさっさと寝ちまおうぜ!」とふたりで薬を飲み、横になりました。

果たして結果は───
2日めに続く。

2024年4月25日 (木)

沖縄旅行2024 4日め

とうとう最終日。

ホテルの窓から見た景色はこんなです。
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窓は開きません。

風情はありませんが、那覇の街並みを俯瞰で観ることってあまりないから新鮮でした。
この日はまずお土産を国際通りで調達して送ってしまおうということに。
おきなわ屋ならなんでも揃ってるしそこでいいっしょ!とおきなわ屋へ。
私たち、以前ほどいろんな店をまわって沖縄土産を探す気力が減っている…。
沖縄には飽きてないけど、沖縄土産には若干飽きている…。

とりあえず鉄板の泡盛とソーキソバと、母にヤンバルクイナのぬいぐるみキーホルダーと父にTシャツ買って、あとはお菓子などちょこちょこ。
妹夫婦は友人知人がめちゃくちゃ多いのでお土産選びも大変そうです。

ところで、お土産店といえばどこも一万円以上お買い上げで送料無料が相場で、おきなわ屋も以前はそうでした。
ところがシステムが変わってて、一万円以上お買い上げでショッパープレゼント、送料無料にするには、おきなわ屋が指定した品物を買わなきゃならない。
え~~~~…。
とりあえず4900円くらいの泡盛買って、送料無料にしました。泡盛は買うつもりだったし…。
しかし選択肢を狭められたような気持ちで若干もにょる。
でも考えれば1万円以上買わなくても、指定された商品さえ買えば送料無料になるから、余計なもの買いたくない人にはいいのかもしれない。
そしてショッパーが可愛かったのでヨシとします。
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その後、沖縄旅行ではほぼ100%行ってる、いとまんうまんちゅ市場へ。
ここでお野菜などを爆買いするのが恒例となっています。
今回とゴーヤと島らっきょうがめっちゃ安かったので買いました。
あと生の島とうがらし!
これを買って、安い泡盛に漬け込んでコーレーグースー作ることを覚えてしまったら、もうコーレーグースー買えなくなってしまった。
見た目も可愛いし、味も自分好みにカスタマイズできるし…。
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レモングラスと島にんにくを入れてみました。

そしてお昼は隣接のおさかなセンターで、いろんなお刺身をチョイスして、テーブル席で食べました。

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妹の後ろの席に、黒猫がダルーっと寝ていて、隣に人が座ろうが去ろうがまったく気にしてないのびのびぶりが可愛かった。

そのあとは、奥武島へ。
橋で繋がれたほんっとにちんまりした島なのですが、有名天ぷら店があり、沖縄天ぷらの聖地とも呼ばれてるそうです。
妹たちは以前行ったことがあるらしいですが、私は初めてです。
わくわくで島入りしましたが、元祖といわれる中本てんぷら店は休みでした…。私たちこのパータンめっちゃ多いな…。
しかしもうひとつの有名店、大城てんぶら店はやっていました!
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めっちゃ賑わってる…。
注文は完全にシステム化されており、メニューを見て注文票に記入して渡すスタイルです。
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数か国語にも対応しているので外国の方も安心。
私はまだおなかいっぱいだったので、家族のお土産にしようと、数個買いました。
妹たちは揚げたてを食べたいからとイートインで食べていました。
私のこの最近の量の食べられなさが、旅行中の食の楽しみをだいぶ減らしてる気がします。

奥武島は天ぷらだけじゃなく、海の眺めも良いし、外周だけなら十数分で一周できるのでちょっとしたドライブにもいいですね。
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そして空港に戻り、帰路につきました。
今回は薄曇りの日が多く、カラッとした沖縄は最終日ぐらいでしたが、暑すぎず身体にはちょうどいい感じでした。
一棟貸しのコテージは、クセになりそうなほど素敵だったし、初めての海水浴もよかった。
まだまだ行ってないところもあるし、今後も沖縄はリピしていきたいと思いました。





2024年4月22日 (月)

沖縄旅行2024 3日め

3日めにして、ようやくスカッとした天気に。
しかしもうコテージを去らなくてはなりません。
この日最初の予定は瀬底島。
瀬底ブルーと呼ばれる蒼い海が素晴らしいとのこと。
沖縄はあちこちに〇〇ブルーと呼ばれるビーチがあるなあ…。

車で25分ほどで島の架け橋、瀬底大橋へ。
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すばらしブルー。
この端のたもとにあるのはアンチ浜というビーチで、防波堤の先っちょまで行くとかなり深いところも観られます。
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深い場所にはさすがに多少魚の群れがいました。
水面にゆらゆらと木っ端のようなものが浮いてて普通にゴミだと思ってたのですが、妹が「あれイカじゃない?」というのでデジカメでズームしてみると…。
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あっ!ホントにイカだった!!

調べたらコブシメの赤ちゃん…なのかな?思いがけないものが見られてよかった。
その後は島をとりあえずあてもなく車を走らせる。
じつは昼にステーキを食べに行く予定で、開店時間まで瀬底島でほどよく時間をつぶす必要があったのです。
下調べは全然していませんでしたが、私は内心で「こんな島には絶対、眺めの良さを売りにしたカフェがあるはず…!」と思っていました。

ありました。
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Bottle Palm Gardenという野趣あふれるカフェです。
オーシャンビュー!って感じの眺めではないですが、高台にあるので開放的な景色です。
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私たちはガーデンにある石の座席に座りました。店員さんが「ここ虫が出ますよー?」と言いましたが、私たちは全然虫は平気なので…。
虫が怖くて沖縄に行けるか!!
そういえば石垣島のヴィラに泊まったときは、夜にもなると玄関前のあかりに虫がめっちゃ寄ってきて、それを捕まえようと壁にヤモリとカマキリがいっぱい張りついてて、虫嫌いだったらキエーーッ!ってなりそうな光景だったなあ…。

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それはともかくチル!

ほどよい時間になったので、ステーキ&シーフード58へと向かう。
チェーン店でもなく、わりと大衆的な感じなのがいいと思いました。
妹とKさんはリブステーキ。
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私はやわらかサーロイン。
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これが前回ちょっと触れた、牛脂を刺し込んだ加工ステーキなのです。
なんか柔らかいお肉が食べたい…と思ってたのんだのですが、思った以上に牛脂がくどかった…。
美味しかったですけど。
なんか本当にステーキの大衆食堂って感じで、開店直後から地元の人で賑わっていて活気のあるお店でした。
ところで妹は上のステーキもご飯もペロッと食べて「どこ入ったかわかんない」と言ったのでびびった。
その一時間ほど前に車のなかでおにぎり食べてたのに…(昨夜の残りのじゅーしぃを握ったやつ)
私は最近加齢により全然量が食えないので健啖ぶりがうらやましい。

その後は南下しておんなの駅をちょっと流して、やちむんの里へ。
私は友人のお土産にやちむんの小皿をリクエストされていたので、ここで調達しようと思っていました。
ところが…。
私と妹のお気に入りで、やちむんはだいたいここで買うっていうお店がハンパなく値上げりしてる…?
いままでなら3800円ぐらいのお皿が5800円ぐらいになってる…。
正直、内心でかなり戦慄しました。
結局そこは何も買わずに出て、歩きながら妹と「やちむんの価値をあげようとしてるのかなあ…」と言い合いました。
全部のお店こんな値上がりしてんのかなあ…と思いましたが、その次にお気にのお店はいつもと同じくらいだったのでホッとし、ここで小皿を買いました。いろんな事情があると思いますが、やちむんって正直めちゃくちゃ割れやすくて、高いお金だして大事に使うって感じでなく、使い捨て感覚の庶民の器というイメージなので、あんまりお高くなってほしくないなあ…と思いました。

それから那覇へと入り、本日の宿、パームロイヤルホテルへ。ここは国際通りのまんなかにあり、限りなくビジネスホテルに近いけどがんばってリゾートホテルもしようとしてる意気込みが感じられるホテルです。
いちおうプールもある!!
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塀の向こうはもう国際通りの歩道です。
これを撮ったのは朝だったので人はいませんが、昼間はけっこう遊んでるお客さんがいました。
やっぱり街のど真ん中でもプールあったら嬉しいよね。

で、妹たちはこの日、銀杏BOYZのライブを観るのでした。じつは今回の旅行はそのためのものでした。(全国ツアーのチケット申し込みまくったけど沖縄のしか取れなかった)私はそのついでに来たというか。
というか妹がそんなに銀杏BOYZが好きとは知らなかった。

なので夕方から別行動です。私はのんびりひとり呑みでもするか~と国際通り屋台村へ。
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めちゃくちゃ賑わってていい雰囲気!
私は適当に入ったお店で、刺身とかまぐろ南蛮とか食べました。
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まぐろ南蛮美味しかった!

泡盛2杯ほど呑んで、ハシゴしようか国際通り流そうか…と思ってたら雨が急にバラバラ降ってきたー!
慌ててホテルに戻ると急に疲れてきたので、おとなしく風呂入ってベッドでごろごろしました。
なんとなく妹たちが帰ってくるまで起きてましたが、ふたりが帰ってきたら秒で寝落ちしたらしいです。
妹が「普通に会話してたのに数秒後にもういびきかいてた」と言うのでちょっと恥ずかしかった。

4日めへ続く。



2024年4月20日 (土)

沖縄旅行2024 2日め

朝4時に目が覚める私。

私はここ数年、めっちゃ早寝早起きなのです。
コテージの寝室は二階にあり、二部屋あるので私と妹夫婦は別々の部屋で寝ていました。
普段のホテル泊だと同じ部屋で寝るので、妹たちの睡眠の邪魔にならないよう目覚めてもベッドでじっとしてることが多いのですが、ここぞとばかりに起きだし、リビングでコーヒー淹れたり、今晩の料理の下ごしらえしたりする。キッチンのオシャレさと相まってすごい丁寧な暮らししてる人みたいな気分。
こんな家でずっと暮らしたい…。
でも私が暮らしたらそのうち雑然とした家になるんだろうな…。

歩いてすぐのところにファミマがあるので、朝の散歩ついでに朝食の材料を買いに行く。
つい1.5キロの米を買ってしまう。
旅行先で米を買うな!って感じですが、晩ごはんにじゅーしぃ(沖縄の炊き込みご飯)作りたかったから…。

朝ごはん。
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その後は全員で近所を散歩したり、まったり島時間。
名護に泊まったことはあまりなかったのですが、沖縄のなかでは那覇市うるま市に続く都会なのに、古き良き沖縄の風景もいっぱい残っている。
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ぶらぶら歩いてるだけで安らぐ、そんな場所でした。

この日は海で泳ぐし、素敵コテージでのんびり過ごす予定だったのですが…。
ドゥルルルルルルルルルルルルルル
8時を過ぎると隣からえらい工事音が響き渡る。
隣が元はカフェだったらしいのですが、それの解体工事が行われていたのです。
昨日はチェックインの時間が遅かったので、工事の時間は終わっていたみたいです。
音に過敏な妹は「うぅ~~…」とかなり不快そう。
「えー…ひろちゃん(私)は平気なの?」
私はセミの鳴き声のようなものと思って処理してるから…
「チエはそんなの無理!」
とりあえず騒音から逃れるのと、食材の買い出しは早めにしたほうがいいとのことで、名護市のJA直営はい菜!やんばる市場へ行く。
ここは前回の旅行の時も行ったのですが、野菜が充実していてめっちゃ楽しい。そして安い!
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ツルがめっちゃうねうねしてるスイカ。
それと沖縄は食に対してすごく正直で、この画像とは別のスイカですが
このスイカはあまり甘くないのでシーミー(沖縄のお彼岸的行事)のお供えにどうぞ」という札があったり、加工ステーキには「牛脂注入加工肉」とメニューに記載されてたり。
それはともかく妹が「朝ごはん作ってくれたから昼はチエが作るね」と言ってくれて野菜をあれこれ購入。
さらに肉売り場で試食があったあぐー豚のベーコンがめちゃ美味で、それを買って、ベーコンとバジルとパクチーとフェンネルのパスタを作ってくれました。
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オシャレ~~~!!
妹は野菜とかハーブの使い方がすごく上手いんだよな…。
私はこんなにハーブ戦わせるって怖くてできないけど、妹は大胆にやってのける。そこに痺れる憧れる。
実際とっても美味しかった。

午後になっていよいよ泳ぐことにする。
近年は水着も紫外線を避ける仕様のものも増えてきて、私はこのような恰好でした。
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なんかボンボルド卿みたいだな…。
妹は私よりは可愛いデザインですが、やはり上半身はしっかりガード。Kさんも同じく。
目の前のビーチは、誰もいない。
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朝と夕に散歩する人がたまにいるぐらいで、昼はマジで誰もいない。
そもそも地図で見てもビーチに名前がない。
泳いでいいとこなのか…?とも思うけど遊泳禁止とも書かれてないし、コテージの物置にビーチグッズ山ほど置いてあったから大丈夫だろう。
ザブザブ水にはいって、マスクごしに顔をつけると…。
水中すごくよく見える!!楽しいーーーーーーーーー!!!
魚は全然いないけど!!!
これは以前から言ってるけど、沖縄の浜は綺麗だけど生物感が全然ない!
魚や生きたサンゴがいるようなところはもっと沖に行かないとダメなんですよね…。砂浜にカニはめっちゃいるけど。
妹は持参した浮き輪に乗っかり、ビーチは私たちの貸し切り状態。
この浜、わりとすぐに足がつかなくなるのであまり遠くへは行けませんでしたが、まあ楽しかったです。
1時間くらいはチャポチャポしてたかな。
それでも泳ぎ終わって休んでると身体がふんわ~~とした感じが残る。
子供の頃、海で泳いだり大磯ロングビーチの波のプールで遊んでると、この謎の浮遊感に見舞われたものです。
すごく懐かしい感覚でした。

夕方、また散歩などしつつのんびり過ごし、そして夕飯。
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皮付き豚バラ肉で作ったラフテーは我ながら上手くできた!!
他にもいろいろ感想はあるんですが、これは漫画の取材の一環でもあるので多くは語りません。
とりあえず美味しかったということだけ。

そしてこの日も泡盛を呑みまくりで更けていきました。

3日めへ続く。

 

 

 

2024年4月19日 (金)

沖縄旅行2024 1日め

4月15日に妹夫婦と3泊4日の沖縄旅行に行ってきました。

14回めです。

妹夫婦に至ってはふたりだけで行くこともあったし、別の友達夫婦と行ったりもしてるのでかなりの沖縄好きんちゅです。

それほど沖縄をヘビロテしてるのに、私たちは海で泳いだことが一度もありませんでした。
ホテルのプールで泳いだことは数回あります。
「なんで?!沖縄の良さってほぼ海じゃない?」と思う方もいるでしょう。

泳ぐのってめんどくさいんですよね…。

準備もいるし、泳いだあとに水着洗ったり干したり、女性だったら髪や化粧直したり。
まして海だと砂やら潮やらあるし…。紫外線も気になるし…。

しかし今回の旅はちょっと事情が違いました。
発端は妹んちでマイルが貯まったんで航空券と交換してツアーじゃない旅にしようということになり、私が「ツアーじゃないんなら、ふだんツアーに組み込まれてないような変わった宿に泊まりたい」と言い、妹のダンナKさんがいろいろ探して
Beach front studio -NagoNago-という一棟貸しのコテージに泊まることになりました。
で、ここがマジで目の前が海!歩いて30歩ぐらい!さすがにこんな海をご用意されたら泳がないわけにはいかないんじゃないか…?ということになり、全員で泳ぐ決意を固める。妹は水着を新調し、私もフルフェイスシュノーケルマスクを購入。
Kさんにいたってはシュノーケルマスクとフィンも揃えてやる気マンマンです。

果たして一日め、沖縄はどっしゃ降りでした。
沖縄は元々天気が変わりやすく、過去の旅行でも日程の一日ぐらいは雨になることが多いです。
しかしここまでのどしゃ降りはなかなかない。
とりあえず最初の予定はチームラボ沖縄という屋内施設で天気は影響しないのでよかった。

チームラボは未来の遊園地と銘打った場所で、起伏の激しい床に不思議映像が投影されて歩いてるだけで三半規管が変になりそうな感じが面白い。
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そして自分たちの塗った絵がスキャンされてあたりを飛び回るのも不思議で楽しい。
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この塗った絵はハンカチやTシャツやトートバッグにもしてくれるらしく、Kさんはハンカチにしてもらってました。
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この青い背景はデフォルトで向こうが入れてくれる。

私と妹は形に残したいほど気に入ってなかったのでスルー。

その後は東南植物楽園に行く予定だったのですが、この大雨のなか植物園を散策してもな…ということで急遽中止に。
そこは12年くらい前に一度行ったんですが、そのときは閉館になっていて周りがめちゃくちゃ寂れていました。
しかしその後別会社が身請けしてくれて再開。それから何回か行こうとしてるんですが、不思議とご縁がないのか行くことができないのです。
次回には行けたらいいと思います。

お昼は前回行った沖縄そばの店すーまぬめぇを再訪したのてすが、雨降りのせいでテラス席が使えなくなっていて、けっこうな混み具合。
少し前に座敷の席に座ったのですが、エアコンが直撃する席で妹が「寒い~~~!」と身もだえていました。(店の人に言って冷房弱めてもらいました)
でも冷えた身体にソーキそばのおだしが染みました。

その後は最終日に行く予定だったDMMかりゆし水族館に行くことに。
規模は美ら海水族館と比べたらダンチですが、手狭なゆえに生き物たちとの距離が近いのがよかったです。
ナマケモノとかめっちゃかぶりつきで観られたし。
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あと下が水槽になってるガラスの床!
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けっこう子供さんたちとか乗って写真を撮っている。
私は高所恐怖症でもないし、平気平気!と思って乗ろうとしたら、足先が床にかかった瞬間ぞわわわわーっ!と背筋を恐怖が駆け抜け、足が竦んでしまいました。
妹もKさんもチャレンジしたけど結果は同じで、大人になると長年の学習による恐怖が染みついてしまうんだなと思いました。

そしていよいよ名護にある宿に着いたのですが…。

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やばい!素敵すぎる!!

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台所もすごい!キッチン家電全部バルミューダーー!!

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お風呂もセレブかよ!!
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でも…お高いんでしょう?と思われるかもしれませんが一棟一泊58000円で、3人で割ればひとり2万円弱です。
もっと大人数ならさらにお得になりますし、この設備でこの値段ならむしろお安いといえる。
ただオンシーズンは倍くらい高くなりますので、オフシーズンに行ける方のみにオススメって感じですね。

とにかく私たちのテンションは上がりまくり、妹は謎の奇声をあげていました。

で、私と妹は今回ある計画をしていました。
それは沖縄食材を使って沖縄料理を作りまくる会です!
台所の設備がすごいのは事前に知っていましたので、これを活用しない手はないなと。
私は小分けにして持っていける調味料はできるだけ持っていきました。
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多めに使いそうなものは現地調達しました。

食材は名護市営市場と近くのスーパーで購入。
市営市場の肉屋で皮つきの豚バラ買ったのはアガった。内地では皮つきの豚肉ってめったに売ってないからなー。
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あと刺身や野菜なども購入。
しかしこの日は宿に着いたのも遅い時間で(そもそもチェックインが16時から)あまり料理に時間をかけられなかったので、ササッとした感じで。
島らっきょうと豚肉の炒め物とにんじんしりしりと刺身とハンダマとトマトのサラダ。
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あとはお惣菜で買ったもずくの天ぷらとミミガー。
泡盛ガンガン飲んで、ブチアガりの夜は更けていくのでした。

1日め終わり。
2日めに続く。

2023年8月24日 (木)

北軽井沢に行ってきました

妹夫婦と、妹んちのフレンチブルドッグのタネくんと北軽井沢に一泊旅行してきました。

タネくんはおでかけ大好き犬なのですが、この猛暑で朝の早い時間ぐらいしか散歩に行けず、ストレスが溜まってるのがわかったので避暑とタネくんを思いきり遊ばせるためにこの旅行を計画したとのこと。

とりあえず犬と泊まれるコテージを探していて、この北軽井沢フォレストペンチュに決定。

以前は同じく犬ちゃんと泊まれてプライベートドッグランもついている山中湖フォレストコテージに行っていたのですが、隣のコテージとの距離が近く、犬みしりなタネくんがピリピリしてしまうとのことで、一棟だけのフォレストペンチュにしてみることに。

22日、9時半ごろ妹夫婦withタネくんが車で迎えに来てくれました。

河口湖あたりでいったんソフトクリーム休憩。

妹はラベンダーソフトクリーム、私は白桃とシャインマスカットのミックスソフトクリーム。

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うんまああああああああああい!!!

桃とマスカットが喧嘩することもなく、互いの爽やかさを引き立てあっている!

でもちょっと食感がジェラート寄りで、妹のラベンダーソフトのほうが滑らかでミルキーではあった。
どっちがいいかはお好みしだいですね。このときはちょっと喉が渇いてたのでこのジェラートっぽさがよかった。

その後車はひた走り、だんだんと変わっていく景色を堪能。
なんというか山の顔が違う。
神奈川というか小田原あたりから見る山というのは二段重ねくらいって感じなんですが、群馬や長野あたりの山々は五段重ねくらいありそうな厚みがある…。山の向こうの向こうの向こうも山、みたいな。

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あのへんの山を見ると、日本の国土の7割が山ということをしみじみと感じ入ります。

軽井沢に入り、そろそろ食糧調達にスーパーに行かねば…となり、妹のダンナKさんの希望でツルヤというスーパーに行くことに。

山中湖近辺だとスーパーはオギノが鉄板ですが、ツルヤは初めて。果たして行ってみると、広大な駐車場に車がギッシリ。建物もでかあい。
どうも別荘客御用達のスーパーらしく、車のナンバーも関東圏多め。
しかしおハイソ値段ではなく、むしろかなりお安く品ぞろえも豊富でした。私と妹でめちゃくちゃテンションあがる。
特にジャムコーナーの広さがハンバなく、たしかに長野へんはジャムがお土産の定番ですが、ツルヤオリジナルのジャムがズラーーーーッと並んで飛ぶように売れていく。妹もピスタチオスプレッドを購入。

そしてさらに林道を走り、閑静もきわまった林のなか、やっとフォレストペンチュに到着。
一棟貸しのログハウス、チェックインもセルフ。どうするのかと思ったら予約時にもらう暗証番号をキーに入力するんだそうです。
外観はまあ普通のログハウスかなって感じだったんですが…。

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中がすごい…!!!

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素敵がすぎる…!!!
置いてあるインテリアもすみずみまでオシャレ!!
私と妹、一期にテンションがぶちあがる!!
貸し別荘なんで、台所用品もひととおり揃ってるんですが、食器やキッチン用品までオシャレ!何もかもオシャレ!!
特にキッチンカウンターの高さに感激していました。
背の高い妹にとって、低いキッチンカウンターは常に前屈みになるしかなく、大変腰にくるらしいのです。
私んちも台所が狭めなので、この広々さがめっちゃ快適。痛快ウキウキキッチン。

しかし。
到着する少し前から雨が降り出していて、雨脚は強くなったり弱くなったりをくり返していました。
このログハウス、外のデッキにバーベキューグリルとテーブルがあるのですが、屋根がないのです。
雨よけの折り畳みパラソルはあるものの、その時点でテーブルも椅子もびっしょりです。
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とりあえずテーブルと椅子をタオルで拭いて、雨もやんできたのでバーベキュー開始。
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酒もいっぱい用意したぜ!!
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あとは私が作りたかったアヒージョなど。
肉焼くのを待つ間のつまみにちょうどいいので…。


ゆっくりと暮れていく森を眺めながらちびちびワインを飲むのは最高でした。
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酔っ払った私は、ドッグランをスキップでぐるぐる回り、そのあとをタネくんが猛スピードで駆けまわるという狂気の光景を繰り広げました。
しかし周りになにもない一軒家なので、気にすることはありません。とても開放的な気分でした。

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くつろぐタネくん。

そして北軽井沢はやはり涼しく、久しぶりにエアコンもかけず、寝汗をかくこともなく、自然な爽やかさで心地よく眠れました。

次の日。
早朝の散歩でもするかとちょっと外に出てみましたが…。

なんもねえな。

いや自然はあるんですけど、区画整理されたような砂利道が森をつっきってるだけというか…。自然はあるけど柵の向こうから観るだけの、こっちから関与できない自然みたいな…。
ここにきて山中湖畔の環境のよさみが浮上してくる。山中湖の早朝散歩、めっちゃ楽しいもんな…。
でもここは設備のよさとオシャレさに全振りして、このログハウスだけで楽しめるようにできていると思います。どっちがいいかと人それぞれということで。

朝食はバーベキューで残った野菜をコマ切れにして余ったソーセージと一緒に炒めたヤツとオムレツにしました。
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妹が買ったビーツも一緒に炒めたらビーツの色ですべての食材が赤く染まって、なかなか映えるビジュアルに。

しばしくつろいた後チェックアウト。本当に最高のログハウスでした。

まずは近くの野菜直売所へ。
北軽井沢といってますが、じつは住所的には嬬恋村なのです。群馬県なのです。
で、嬬恋村といえばキャベツ。
実際、この近辺の野菜直売所はキャベツがめちゃ安で、普通のキャベツで小田原の半額ぐらい。
さらに嬬恋村には、まぼろしのキャベツと呼ばれるキャベツがあり、それが普通のキャベツの倍くらいの値段ですが、それでも200円前後。

やっっす!!
それを求めて羽生田売店に行きました。まぼろしのキャベツの他にもズッキーニや白ナスや生きくらげやらめっちゃ買いました。
ビーツは小田原ではまだ、ちょっと珍しいお野菜なんですよ!私!みたいな顔で売ってたりしますが、嬬恋ではもう普段使いのお野菜!みたいな布風情でゴロゴロしていました。これでまた真っ赤な野菜炒め作るぞ!!

その後は鬼押し出し園へ。
車で10分くらいの近場。
私が行きたいと希望したので行くことになったのですが、その理由はドラクエウォークのおみやげスポットだったからです。
北軽井沢に行くと決まり、Googlemapで近隣を見ていたらそこを見つけ、おみやげスポットということに気づいて気分がアガりました。
たまたま行く場所におみやげスポットがあるとすごく得した気分になるんですよね…。

とまあ、おみやげスポット目当てだったのですが、鬼押し出し園はすごいところでした!

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絶景につぐ絶景!!どこ見ても絶景!そして荒々しく、どこか地獄みのある雰囲気…。
そして入口のへんに若き日のジョンレノンとオノヨーコと息子さんの3ショットが置いてあった。
そんな昔からあるのか…。
確かに入場口のあたりの建物とかすごい昭和感だったけど…。
鬼押し出し園は難易度のちがうルートがありますが、私たちは一番ぬるい30分コースを歩きました。
それでもけっこうハアハアしました。普段の運動不足が堪える…。

その後は途中でお土産買ったり、妹が焼きもろこし食べたりしてのんびりと帰りました。
甲府あたりの、小規模なぶとう農園が連なっているエリアを走るのが楽しかった。

そんなわけで避暑旅行はとても楽しかったです。
いまはまたエアコンつけててもモッファ~とした部屋でこれを書いています…。

2023年1月28日 (土)

すずめの戸締り 感想ネタバレ

友人の松本さんと、すずめの戸締り観に行ってきました。

観終わったあと、ふたりでメシ食いながらめちゃくちゃあーだこーだ言い合った。

それで多少考えも整理できた感じがするんで、ここに感想など書きます。
めちゃくちゃネタバレするので、未見の方はご注意を。

正直言うと世界観の情報が足りな過ぎて、後半は、え?何がどうなってるの?という感じになってしまった…。
ミミズが常世から出てこないように、扉を管理してる閉じ師がいてーと言うのはわかるんだけど、要石のへんがなー。
要石になってる猫ちゃんらはあれは神なんか?でも人間も要石になれるん?
草太は椅子化してたから要石になれたの?
要石になっていたダイジンは、要石になることをどう思ってたん?嫌だったんか?
そのへんがほわ~ん…としていて、腑に落ちる感が足りなかったのが残念ポイントではある。

とはいえ、感情にはめちゃくちゃ訴えてくる…。
以前アシさんが天気の子観たあとに「主人公とヒロインが好き合った理由がわからなかった」と言っていて、確かに本当その通りなんだけど。
これは私の解釈なんですが、ここではないどこかに行きたいと思ってる時に、ここではないどこかに連れてってくれそうだったから、が理由だと思っています。主人公にしろヒロインにしろ。

新海作品の少年少女は誰もが、ここではないどこかに行きたがっている。
なんかよくわからない閉塞感を抱えている。
一番わかりやすいのが、やっぱり天気の子の帆高で、作中で家出の理由ははっきり語られてないけど、たぶん別に何がどうってわけじゃない気がする。
でも、いじめられてるとか虐待されてるわけじゃなくても「なんとなく」ここじゃないどこかに行きたいと思う気持ち、10代で感じたことのない人はいないんじゃないかな。

すずめにしろ、叔母はよくしてくれるし生活に不満はないだろうけど、息苦しさや重さを感じてたのは中盤ではっきりするし。
あの叔母との黒い心情暴露大会は、互いの心の鍵が開けられてしまったということでいいんでしょうか。
その後「心にもないことを言ってしまった」とならずに「そう思ったこともあるけどそれだけじゃない」となったのは、とてもいいなと思った。

話戻りますが、そういう10代のふんわ~とした閉塞感、大人になるとなんやそれ!って感じになるので、いい大人なのにそういう少年少女の不安定な心情に寄り添えるのが新海作品の唯一無二なとこだなあと思います。

個人的には愛媛から神戸のロードムービー感が好きです。
私好みのイケメン草太さんは、早々に椅子になってしまったのがちょっと残念だった。
草太さんがすずめのことをずっと「すずめさん」って呼ぶのが萌えた。
あと芹澤さんがいいヤツすぎる。
岡部さんもいい人なので叔母さんと上手くいってほしい。

今回嫌な人が一人もいなかったのは気持ちよかった。

なんか雑多な感想ですが、観てよかったと思います。

 

 

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