映画ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-感想ネタバレ
ヒプマイの映画を観に行ってきました。
なんかいろいろとすごい体験だった…。
ヒプマイは過去二回ディビジョンラップバトル(以下DRB)を開催してるのですが、それはCDに封入されてる投票券で推しディビに投票するというCD爆買い地獄待ったなし!のシステムでした。
私はどついたれ本舗(以下オオサカ)が加入してからハマったので第一回は参戦してないのですが、まあ…なかなかのヘルみです。
爆買いまではしませんでしたが、複数枚CD買って投票して、推しディビが一回戦で敗退したときの虚しさたるや…。
私は大した数ではなかったですが、なかには何十枚レベルで買ってる人もいて、それで負けたら血涙もいいとこです。
で、今回の映画ですが、上映中のスマホ投票により展開が変わり、各ディビジョンの勝利のENDが7通り用意されてるとのこと。
ええやん!!
客の投票で決まるので自分の観る回で推しが勝つかわからないリスキーさはありますが、少なくとも推しの勝利が確実に用意されているというのは嬉しいです。
そして映画封切後に評判をXでサーチしていたら「大阪の映画館で2回観たけど2回ともオオサカの勝利だった。もしかして大阪の映画館で観ているかぎりずっとオオサカの勝利なのか?」といった内容のポストを見かけ、あっ…お膝元はそういうことがあるのかと気づきました。
ほどなくして公式から各映画館の勝率データサイトが作られ、さらにそれを有志が一目でわかるようにグラフ化してくれました。
お膝元でない地域は勝率もそこそこ均等ですが…。
お膝元はこのとおり!
そしていまだ勝率100%を誇るT・ジョイ横浜…。神奈川県民の地元愛を感じる。
じゃあオオサカの勝利を確実に観たかったら大阪まで行かなくてはならないのか…?と思いましたが、ここからがすごい。
東京でオオサカ、ナゴヤ、中央区の勝率の高い映画館が固定化されたのです。
別に公式が誘導したわけでもなく自然にそうなった…。
この秩序すごくない??!!
そんなわけで初回はオオサカの勝利を観たかった私はTOHOシネマズ日本橋まで行ったのでした。
あいかわらず前置きが長い!!
で、スマホ投票をするにはCtrlMovie Appというアプリをダウンロードする必要があります。(完全無料)
私はこういうのに不慣れなのでまごつかないよう事前にダウンロードしてたのですが、映画が始まるとすぐに合歓ちゃんが出てきて、アプリのQRコードを画面に映し、アプリの説明をし、登録するまでの時間をけっこう長めに設けてくれます。
そしてスマホは電源を切ったり機内モードにはせず、たちあげっぱなしにしておくこと。(ただしマナーモードにはしておく)
ここらへんをどうするのかが一番の謎だったのでホッとしました。しかし充電は余裕のある状態でないといけませんね。
準備の時間も終わり、いよいよ本編の始まり。
まあ正直、ストーリーはフレーバーテキスト程度で、それぞれのディビションの関係性とファイナルバトルに向けての決意表明をしただけでサクサクと大会シーンに突入しました。
あ、テレビアニメのヒプマイは、ラップシーンだけ3Dで通常のシーンは2Dという仕様でしたが、この映画では全編3Dです。
基本私は2D作画のほうが好きですが、これは…かなり…すごい。
セルルックCGの世界は日進月歩で、年単位で格段の進歩を続けていますが、テレビアニメと比べてまさにレベチ!
まあ予算も違うんでしょうけど…。
なので気が散ることもなく、全編楽しめました。
バトルは初戦は3組ずつがガチンコ対決、勝ち上がった3組がそれぞれ渾身の楽曲を披露。最後に選ばれた一組が中央区との最終決戦という流れです。
このラップバトル、原作であるCDの、音声のみの世界だと
片方のチームがラップで煽り散らかす、ドカーン(衝撃波的な音)「ぐわぁっ!」って感じで正直初めて聴いたときは「…は?…」となりましたが、そのへんをすごく上手く映像に落とし込んでて、私はトンチキ成分もヒプマイの味と思ってはいるんですが、今回トンチキ成分がほぼなかった!
すべてにおいてかっこよかった!!!
マイクがヴィン…って独自形態に変化して、それぞれのスピーカーが顕現するとこは、テレビのときより10倍ぐらいかっこよくなってて魔女っ子の変身シーンのように高まるし。
そして投票のターンですが、投票時間はたったの10秒!事前に合歓ちゃんが「いかなる理由があろうと投票の修正はできません!」と毅然と言い放ってたので、失敗はできない…と緊張しましたが、スマホの画面いっぱいに各チームのチームロゴが表示されて、色味でもわかりやすいし、手がブルブル震えてるようなアル中でもない限り押し間違えることはないでしょう。
イケブクロVSナゴヤはナゴヤの勝利!がくっと膝をつく二郎と三郎が可哀そうでああああああああああってなる!
ハマVSオオサカは、本当に緊張した…。
今回リングライト等の応援グッズを持ち込んでもよかったのですが(私は持っていかなかったけど)私の数席離れた右隣りの人はオオサカのリングライト、数席離れた左隣はハマのリングライトを持っていて「オオサカ勢ばかりじゃない…?」と身が硬くなりました。
なんせその時場内の客は30人ほど…。一票の重みが違う…!
なので結果発表のときに手を合わせて祈っていました。
結果オオサカの勝利…!よかった…!
盧笙先生が天を仰ぎながら「芸人時代には見られなかった景色…やっと見れた…」みたいなこと言ったときはこっちも泣きそうになった。
よかったねえ…盧笙先生…。
シブヤVSシンジュクは選ぶの悩ましかった…!私はちょっと判官びいきなとこあるので、どっちかのチームが勝利未経験ならそっちに入れてたんですが、どっちも第一回第二回の優勝チームだし、曲もチームも同じくらい好きなので、本当にギリギリまで迷った。
結果、私はシンジュクに投票しましたが、勝者はシブヤでした。無駄に対戦前に「負けたらボーナス全額、帝統にあげる」などという賭けに乗ってしまった独歩くんは「俺のボーナスがあぁ~」と悲嘆にくれていましたが、たぶんシブヤの他メンが止めてくれるよ…。
でsecondbattleの曲お披露目ですが、これがほんっとうによかった…。
それぞれのチーム、気合いの入ったMVになってて、曲も聴かせるし、映像も一瞬も目が離せないほど魅せてくれるし最高だった。
本当これ観たら、全チームのも観たい!って思うよ。
そして投票…もちろんオオサカに入れましたが、じつはシブヤの曲が一番好みだった…。オオサカ推しだけど何故か曲はシブヤに好きなのが多いんだよなあ…。
いよいよ中央区との最終決戦!!
ラップバトルは対戦前にメンバー同士が軽く煽り合いをするのが流儀らしいのですが、盧笙先生の前には無花果さんのあられもない巨乳の谷間!
盧笙先生はキリッと無花果さんの煽りに煽り返していたのですが、大丈夫?目線うっかり下にいかない?とハラハラしました。
無花果さんのあの谷間に目がいかないわけがないんよ…。眉根を寄せて険しい顔をしている盧笙先生、内心では(胸の谷間に目ぇいかんようにせんと…しっかり顔を見据えとかな!)と思っていたかもしれません。
決戦もすごくアガった!簓がけっこうチラチラ開眼してくれて、開眼すると可愛いがカッコイイになって最高。零の表情もよかった…今回3Dとは思えないほど表情がくるくる変わって、そのへんも目が離せなかった。
そして投票…ここまでくればオオサカの勝ち確…と思ってはいたけどそれでも手を合わせて祈ってしまいました。
オオサカ優勝!!!やった…!とうとうオオサカの勝利を目にすることができた…!!!
ウイニングライブは「 」!!この曲が私にとってのヒプマイの入り口だったので感慨もひとしお…。
これがすごい。何がっていうと、カメラワークがリアルライブのような現実的なものだったこと。
初戦はカメラが縦横無尽で、床下から映したり現実ではまず無理なアングルも多かったし、二回戦は完全にMV。
で、このウイニングライブは特殊な演出もいっさい入れずに、本当に現実のライブを撮影してるような感じなのです。
振り付けも声優さんたちがやったライブの時とほぼ同じもので、なんていうかどついたれ本舗が現実にいるかのすごい生々しさを感じた。
しかし、日本の未来を掌握する権利を得たというのに「みんなでがんばろー!」みたいなゆるふわ感だったのは、それでええんか…って感じだけど、まあいい…ゆるふわなのは最初からずっとだし。この大団円感がすべてを包み込んでくれる…。
とにかくほんっとうによかった!!新しい体験だった!
チケットは2500円だし、アプリ入れないといけないし、上映館も限られているけど!
それでもこれは観て損はない!!ヒプマイよく知らなくてもラップが好きなら絶対楽しめると思う!!
私は全ディビの勝利ENDが観たい…。まずはハマの勝利が観たい…次は横浜に行くしかない!
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